今回は9月2週目にあったメジャーリーグのニュースから3つをピックアップしました。
またレギュラーシーズンも残すところ15試合を切り、熾烈な地区優勝争い・ワイルドカード争いが繰り広げられています。
また個人成績とタイトル争いも佳境となりました。
本記事をお読みいただくと先週1週間のメジャーリーグのニュースと順位表・個人成績がわかります。
日本人選手4人が同時出場!山本由伸、復帰登板 今永は13 勝目
現地時間9月10日、ドジャースタジアムで行われたドジャース対カブスにて、ドジャース山本が怪我から復帰登板を果たし、カブスの今永との投げ合いとなった。
試合にはドジャース大谷とカブス鈴木もスタメン試合出場をした為、史上2度目の日本人選手4人が同時出場した試合となった。
前回の日本人4選手の当時試合出場は2007年5月4日のヤンキース対マリナーズ戦で、ヤンキース松井・井川、マリナーズ イチロー・城島が同時出場して以来となる。
試合の内容に話を戻すと、山本は1点を失ったものの、4回を8奪三振と復帰登板で好投を見せた。
一方の今永は3本のホームランを許すも7回を3失点と力投を見せた。
試合は3-1とドジャースの2点リードで迎えた8回表に鈴木の2点適時打でカブスは3-3の同点に追いつき、その後も追加点によって一挙5得点と試合をひっくり返し、今永は13勝目をあげた。
大谷はこの日、4打数無安打だった。
デグロム復帰登板
現地時間9月13日、Tモバイルパークで行われたマリナーズ対レンジャーズ戦にてレンジャーズのジェイコム・デグロムが2023年4月28日以来、約1年5ヶ月ぶりの先発登板を果たした。
トミー・ジョン手術からの復帰登板となったデグロムはマリナーズ打線に対して最速98.7マイル(158.8km/h)の4シームを軸に3回2/3を4奪三振、無失点と好投。
デグロムは2022年12月にレンジャーズと5年総額1億8500万ドルの契約を結び、2023年は6試合に登板していたが、右肘の張りで15日間の故障者リスト入りすると、その後60日間の故障者リストに移行し、自身2度目のトミー・ジョン手術を受け、2023年シーズンは全休となっていた。
ジャッジ、17試合ぶりの52号ホームランはグランドスラム
現地13日、ヤンキースタジアムで行われたヤンキース対レッドソックス戦に先発出場したジャッジは1-4とヤンキース、3点ビハインドの7回裏にノーアウト満塁で回ってきた第4打席でレフトへ逆転満塁ホームランを放った。
ジャッジのホームランは8月25日のロッキーズ戦で50号・51号を放って以来、17試合振りとなった。
ジャッジは15日のレッドソックス戦で53号を放ち、再び量産体勢となるか注目される。
ア・リーグ順位表
・東部地区
- ニューヨーク・ヤンキース 87勝 63敗 勝率.580
- ボルティモア・オリオールズ 84勝 66敗 勝率.560 ゲーム差3
- ボストン・レッドソックス 75勝 75敗 勝率.500 ゲーム差12
- タンパベイ・レイズ 73勝 77敗 勝率.487 ゲーム差14
- トロント・ブルージェイズ 72勝 78敗 ゲーム差15
・中部地区
- クリーブランド・ガーディアンズ 86勝 64敗 勝率.573
- カンザスシティ・ロイヤルズ 82勝 68敗 勝率.547 ゲーム差4
- ミネソタ・ツインズ 79勝 70敗 勝率.530 ゲーム差6.5
- デトロイト・タイガース 77勝 73敗 勝率.513 ゲーム差9
- シカゴ・ホワイトソックス 35勝 115敗 勝率.233 ゲーム差44.5
・西部地区
- ヒューストン・アストロズ 81勝 68敗 勝率.544
- シアトル・マリナーズ 77勝 73敗 勝率.513 ゲーム差4.5
- テキサス・レンジャーズ 71勝 79敗 勝率.473 ゲーム差10.5
- オークランド・アスレッチクス 65勝 85敗 勝率.433 ゲーム差16.5
- ロサンゼルス・エンゼルス 60勝 89敗 勝率.403 ゲーム差21
・ワイルドカード順位
- ボルティモア・オリオールズ 84勝 66敗 勝率.560 ワイルドカードゲーム差+4.5
- カンザスシティ・ロイヤルズ 82勝 68敗 勝率.547 ワイルドカードゲーム差+2.5
- ミネソタ・ツインズ 79勝 70敗 勝率.530 ワイルドカードゲーム差0
- デトロイト・タイガース 77勝 73敗 勝率.513 ワイルドカードゲーム差2.5
- シアトル・マリナーズ 77勝 73敗 勝率.513 ワイルドカードゲーム差2.5
- ボストン・レッドソックス 75勝 75敗 勝率.500 ワイルドカードゲーム差4.5
ナ・リーグ順位表
・東部地区
- フィラデルフィア・フィリーズ 90勝 59敗 勝率.604
- アトランタ・ブレーブス 81勝 68敗 勝率.544 ゲーム差9
- ニューヨーク・メッツ 81勝 68敗 勝率.544 ゲーム差9
- ワシントン・ナショナルズ 68勝 81敗 勝率.456 ゲーム差22
- マイアミ・マーリンズ 55勝 95敗 勝率.367 ゲーム差35.5
・中部地区
- ミルウォーキー・ブルワーズ 86勝 63敗 勝率.577
- シカゴ・カブス 76勝 73敗 勝率.510 ゲーム差10
- セントルイス・カージナルス 74勝 75敗 勝率.497 ゲーム差12
- シンシナティ・レッズ 73勝 78敗 勝率.483 ゲーム差14
- ピッツバーグ・パイレーツ 71勝 78敗 勝率.477 ゲーム差15
・西部地区
- ロサンゼルス・ドジャース 88勝 61敗 勝率.591
- サンディエゴ・パドレス 85勝 65敗 勝率.567 ゲーム差3.5
- アリゾナ・ダイヤモンドバックス 83勝 66敗 勝率.557 ゲーム差5
- サンフランシスコ・ジャイアンツ 72勝 78敗 勝率.480 ゲーム差16.5
- コロラド・ロッキーズ 57勝 93敗 勝率.380 ゲーム差24.5
・ワイルドカード順位
- サンディエゴ・パドレス 85勝 65敗 勝率.567 ワイルドカードゲーム差+3.5
- アリゾナ・ダイヤモンドバックス 83勝 66敗 勝率.557 ワイルドカードゲーム差+2
- アトランタ・ブレーブス 81勝 68敗 勝率.544 ワイルドカードゲーム差0
- ニューヨーク・メッツ 81勝 68敗 勝率.544 ワイルドカードゲーム差0
- シカゴ・カブス 76勝 73敗 勝率.510 ワイルドカードゲーム差5
個人成績
★ア・リーグ打撃部門
○打率
- ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ).331
- ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース).321
- ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ).319
○ホームラン
- ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)53本
- サンタンデール(ボリティモア・オリオールズ)41本
- ソト(ニューヨーク・ヤンキース)39本
○打点
- ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)132打点
- ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)107打点
- ルッカー(オークランド・アスレチックス)107打点
○盗塁
- カバイェロ(タンパベイ・レイズ)41盗塁
- ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)39盗塁
- チザム(ニューヨーク・ヤンキース)36盗塁
★ナ・リーグ打撃部門
○打率
- アラエズ(サンディエゴ・パドレス).322
- オズーナ(アトランタ・ブレーブス).304
- ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース).299
○ホームラン
- 大谷(ロサンゼルス・ドジャース)47本
- オズーナ(アトランタ・ブレーブス)37本
- シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)35本
○打点
- アダメス(ミルウォーキー・ブルワーズ)109打点
- 大谷(ロサンゼルス・ドジャース)106打点
- マチャド(サンディエゴ・パドレス)98打点
○盗塁
- デ・ラ・クルーズ(シンシナティ・レッズ)64盗塁
- 大谷(ロサンゼルス・ドジャース)48盗塁
- タラング(ミルウォーキー・ブルワーズ)43盗塁
★ア・リーグ投手部門
○防御率
- スクーバル(デトロイド・タイガース)2.50
- ブランコ(ヒューストン・アストロズ)2.88
- バルデス(ヒューストン・アストロズ)2.91
○勝利数
- スクーバル(デトロイド・タイガース)16勝
- ベリオス(トロント・ブルージェイズ)16勝
- ルーゴ(カンザスシティ・ロイヤルズ)16勝
○奪三振
- スクーバル(デトロイト・タイガース)214
- レイガンズ(カンザスシティ・ロイヤルズ)211
- ギルバート(シアトル・マリナーズ)198
★ナ・リーグ投手部門
○防御率
- セール(アトランタ・ブレーブス)2.35
- ウィーラー(フィラデルフィア・フィリーズ)2.60
- 今永(シカゴ・カブス)3.03
○勝利数
- セール(アトランタ・ブレーブス)17勝
- ウィーラー(フィラデルフィア・フィリーズ)15勝
- シース(サンディエゴ・パドレス)13勝
○奪三振
- セール(アトランタ・ブレーブス)219
- シース(サンディエゴ・パドレス)215
- ウィーラー(フィラデルフィア・フィリーズ)199
まとめ
2007年以来の日本人選手4人が同時出場を果たしたドジャース対カブス戦では山本由伸が復帰登板。
今永と投げ合い両投手とも好投を見せました。
デグロムは2度目のトミー・ジョン手術からの復帰登板を果たし3回途中4奪三振、無失点と好投。
ジャッジは17試合ぶりとなる52号満塁ホームランを放つ。
レギュラーシーズンは残り2週間程度となり、地区優勝チームもそろそろ出てくるでしょう。
ナ・リーグ西地区では来週、首位ドジャースと地区首位以外のチームで最高勝率。現在4ゲーム差で追う2位パドレスとの直接対決3連戦が予定されています。
また、ワイルドカード争いも激化しており、現在ナ・リーグのワイルドカード3枠目を同地区のライバルであるメッツとブレーブスが争っています。
この2チームも来週直接対決3連戦を控えており、最後まで目が離せない展開となっています。