【MLB】2月1・2週目のFA・トレード移籍情報まとめ

皆さん、こんにちは！Chanです。

2月1・2週目のFA市場はジャック・フラハティ、ピート・アロンゾなどの契約が決まりました。

今回は2月2週目にあった主なFA移籍やトレード情報についてまとめましたので、興味のある方は是非最後までご覧ください。

主なFA移籍
1. ジャック・フラハティ、タイガースと2年3500万ドルで契約
2. ピート・アロンゾはメッツと2年総額5400万ドルで再契約
主なトレード情報
まとめ
1. 主なFA移籍
2. 主なトレード

主なFA移籍

※選手名の横の表記はポジション　SP: 先発投手、RP:リリーフ投手、RF:ライト、CF:センター、LF:レフト、OF:外野、2B:セカンド、1B:ファースト、SS:ショート、3B:サード、IF:内野手、C:キャッチャー

※AAV: Average annual value(平均年俸）選手の契約総額からボーナスを引いた額を契約年数で割ったもの。

ジャック・フラハティ(SP)

Tigers, RHP Jack Flaherty reportedly agree to 2-year deal with an opt-out after 2025, per multiple reports including https://t.co/Z3s2EpgF39's @Feinsand. pic.twitter.com/deodnOyzNR
— MLB (@MLB) February 3, 2025

チーム	年数	総額	AAV	オプション等
デトロイト・タイガース	2	3500万ドル	1750万ドル	2025年終了後、オプトアウト付き

ダニー・クローム(RP)

チーム	年数	総額	AAV	オプション等
ミネソタ・ツインズ	1	300万ドル	300万ドル

ティム・ヒル(RP)

Yankees, LHP Tim Hill reportedly agree to deal, per multiple reports including @MLBNetwork insider @JonHeyman. pic.twitter.com/S6coyVuPng
— MLB (@MLB) February 4, 2025

チーム	年数	総額	AAV	オプション等
ニューヨーク・ヤンキース	1	285万ドル	285万ドル	2026年：クラブオプション。バイアウト350万ドル

ランダル・グリチック(RF)

D-backs, OF Randal Grichuk reportedly agree to 1-year deal, per https://t.co/Z3s2EpgF39's @Feinsand. pic.twitter.com/lKhxr17IrF
— MLB (@MLB) February 4, 2025

チーム	年数	総額	AAV	オプション等
アリゾナ・ダイヤモンドバックス	1	500万ドル	500万ドル	2026年:相互オプション

ラモン・ローリアーノ(LF)

チーム	年数	総額	AAV	オプション等
ボルティモア・オリオールズ	1	400万ドル	400万ドル	2026年:クラブオプション

ハリソン・ベイダー(CF)

Twins, OF Harrison Bader agree to 1-year deal with mutual option for 2026, per @MLBNetwork insider @JonHeyman. pic.twitter.com/WzrYVRbhXt
— MLB (@MLB) February 5, 2025

チーム	年数	総額	AAV	オプション等
ミネソタ・ツインズ	1	625万ドル	625万ドル	2026年:相互オプション

ベン・ギャメル(LF)

チーム	年数	総額	AAV	オプション等
ヒューストン・アストロズ	1	1200万ドル	1200万ドル

ピート・アロンゾ(1B)

Mets, 1B Pete Alonso reportedly agree to 2-year deal with an opt-out after 2025, per multiple reports including https://t.co/Z3s2EpgF39’s Mark Feinsand. pic.twitter.com/ZCKZU5yHQW
— MLB (@MLB) February 6, 2025

チーム	年数	総額	AAV	オプション等
ニューヨーク・メッツ	2	5400万ドル	2700万ドル	2025年終了後オプトアウト付き

トミー・ファム(RF)

Pirates, OF Tommy Pham reportedly agree to 1-year deal, per multiple reports including https://t.co/Z3s2EpgF39’s Mark Feinsand. pic.twitter.com/gDaVCaOl0E
— MLB (@MLB) February 6, 2025

チーム	年数	総額	AAV	オプション等
ピッツバーグ・パイレーツ	1	402万5000ドル	402万5000ドル	インセンティブあり

ヨアン・モンカダ(3B)

Angels, 3B Yoán Moncada reportedly agree to deal, per @MLBNetwork insider @JonHeyman. pic.twitter.com/7CXUc8hVgx
— MLB (@MLB) February 7, 2025

チーム	年数	総額	AAV	オプション等
ロサンジェルス・エンジェルス	1	500万ドル	500万ドル

ジェイソン・ヘイワード(OF)

Padres, OF Jason Heyward reportedly agree to deal, per multiple reports including https://t.co/Z3s2EpgF39's @AJCassavell. pic.twitter.com/kC2Y333UTB
— MLB (@MLB) February 8, 2025

チーム	年数	総額	AAV	オプション等
サンディエゴ・パドレス	1	不明

コナー・ジョー(LF)

Welcome home, @cojo__18 💛

We have signed outfielder and first baseman Connor Joe to a one-year contract for the 2025 season. pic.twitter.com/35iIPkRs72
— San Diego Padres (@Padres) February 8, 2025

チーム	年数	総額	AAV	オプション等
サンディエゴ・パドレス	1	100万ドル	100万ドル	インセンティブあり

エンリケ・ヘルナンデス(SS)

Dodgers, UTIL Kiké Hernández reportedly agree to deal, per multiple reports including MLB Network insider @JonHeyman. pic.twitter.com/SRkZSUMMxR
— MLB (@MLB) February 9, 2025

チーム	年数	総額	AAV	オプション等
ロサンジェルス・ドジャース	1	不明

契約用語やオプションついて知りたい方はMLBの契約用語と契約に重要なオプションの意味をご覧ください。

先週の主なFA移籍情報です。

ジャック・フラハティ、タイガースと2年3500万ドルで契約

2024年シーズンの成績は2チームで28試合に登板し、162.0イニングを投げて194奪三振、13勝7敗、防御率3.17、FIP3.47、WHIP1.068、rWAR3.1とキャリアの中でもトップクラスの好成績を収めました。

契約内容は25年シーズンが年俸2500万ドルで、シーズン終了後にオプトアウトが可能となっています。

26年はベースの年俸が1000万ドルで、15先発以上でプラス1000万ドルの契約となっています。

フラハティ側からすると25年シーズンに好成績を残し、オフにオプトアウトを行使して再びFA選手として市場に出ることができます。

2年目は年俸が下がりますが、25年に成績を落とした場合や怪我で稼働率が落ちた場合でも最低1000万ドルを確保できる点でフラハティにはメリットがあります。

フラハティは24年シーズンのトレードデットラインまでタイガースに所属していましたので、実質半年間のレンタル移籍という形になります。

タイガース側からするとフラハティの半年間のレンタルでドジャースからトレイ・スウィーニーとタイロン・リランゾのプロスペクト2 人を獲得できましたので、非常に良いトレードとなりました。

フラハティが戻ってきたことで、先発ローテーションにスクーバルに続く強力な2番手が加わり、2年連続のポストシーズン進出に向けて強力な戦力となりそうです。

ピート・アロンゾはメッツと2年総額5400万ドルで再契約

今オフの大物FA野手の1人、ピート・アロンゾがメッツと再契約しました。

契約は1年目3000万ドルで、25年シーズン終了後にオプトアウトが盛り込まれていますので、アロンゾとすると今季終了後に再び市場に出ることが前提の契約と見られます。

アロンゾはルーキーイヤーの2019年にホームラン53本、OPS.941、wRC+144をマークし、ルーキーオブザイヤーに選ばれました。

キャリア6年間での通算ホームラン数は226本と、同期間のホームラン数はアーロン・ジャッジの232本に次ぐホームラン数を記録するMLB有数のホームランバッターです。

24年はホームラン34本、OPS.788とキャリアワーストの成績となり、数字だけ見ると優秀ですが、アロンゾに対する期待値からすると少し物足りなさを感じるシーズンとなりました。

アロンゾがかねてより大型契約を望んでいたことは知られていますが、FA前にメッツが提示した7年1億5800万ドルの契約延長には合意しませんでした。

これはアロンゾの代理人、スコット・ボラスが、かつてタイガースと9年2億1400万ドルで契約した一塁手のプリンス・フィルダーの契約をモデルとしていたためです。

近年のFA市場において一塁手が5年以上、1億ドル超の大型契約を結ぶ例は減少しており、今オフFA市場に出たアロンゾにオファーを出したチームは少なかった模様です。

アロンゾは所謂、打撃特化型の一塁手で、守備・走塁に関しては平均以下の水準です。

現在アロンゾは30歳ですが、この手の選手に大型を結ぶことは、打撃成績が低下した際に一気に不良債権化してしまうため、長期契約には慎重になってしまうのが近年の傾向です。

それでも短縮シーズンの2020年以外はほぼ故障離脱がなく、耐久性に優れ、長打力には魅力がある選手なのは間違いありません。

契約交渉が長期化する中、メッツと再び交渉の場を持ったアロンゾは3年7100万ドルでオプトアウト2回か、2年5400万ドルで1年目の年俸3000万ドル、25年終了後オプトアウト付きの2つの契約を提示され、後者を選択しました。

アロンゾは今シーズン怪我なく好成績を収められれば、オプトアウトを行使して再びFA市場に出ることもできます。

一方メッツ側は長期契約による不良債権化のリスクを負うことなく、今シーズンの長打力と耐久性を兼ね備えた一塁手を確保することができました。

また来季のアロンゾの契約がなくなった場合も、25年シーズン終了後にFAとなる見込みのブラディミール・ゲレーロJr.の争奪戦に参戦することもできますので、メッツの粘り強い交渉が実を結んだ形となりました。

主なトレード情報

シアトル・マリナーズ⇔シンシナティ・レッズ

チーム	トレード内容
マリナーズ	IN: ケイシー・レグミナ(RP)
レッズ	IN: 金銭

タンパベイ・レイズ⇔デトロイト・タイガース

チーム	トレード内容
レイズ	IN:アレックス・フェード(RP)
タイガース	IN:エンダーソン・デルガド(C)

シカゴ・カブス⇔ロサンジェルス・ドジャース

チーム	トレード内容
カブス	IN:ライアン・ブレイジャー(RP)
ドジャース	IN:金銭or選手

Cubs reportedly acquire RHP Ryan Brasier from the Dodgers, per multiple reports including https://t.co/Z3s2EpgF39's @Feinsand. pic.twitter.com/iWLV6vYc1s
— MLB (@MLB) February 5, 2025

サンフランシスコ・ジャイアンツ⇔タンパベイ・レイズ