【MLB】FA・トレード移籍情報【2月第3〜第4週】

MLB

皆さん、こんにちは!Chanです。

ついに各チーム、スプリング・トレーニングが始まり、球春の到来を感じさせる時期がやってきました。

FA市場ではFA野手最後の大物、アレックス・ブレグマン。ピッチャーではニック・ピベッタなどの契約が決まりました。

今回は2月3週〜4週目にあった主なFA移籍やトレード情報についてまとめましたので、興味のある方は是非最後までご覧ください。

主なFA移籍

※選手名の横の表記はポジション SP: 先発投手、RP:リリーフ投手、RF:ライト、CF:センター、LF:レフト、OF:外野、2B:セカンド、1B:ファースト、SS:ショート、3B:サード、IF:内野手、C:キャッチャー

※AAV: Average annual value(平均年俸)選手の契約総額からボーナスを引いた額を契約年数で割ったもの。

  • アレックス・ブレグマン(3B)
チーム
年数総額AAVオプション等
ボストン・レッドソックス
3
1億2,000万ドル3,187万ドル2025年・2026年終了後、オプトアウト付き
  • タイ・フランス(1B)
チーム
年数総額AAVオプション等
ミネソタ・ツインズ
1
100万ドル100万ドル


  • ニック・ピベッタ(SP)
チーム
年数総額AAVオプション等
サンディエゴ・パドレス
4
5,500万ドル1,375万ドル2026年・2027年オプトアウト付き
  • クレイトン・カーショー(SP)
チーム
年数総額AAVオプション等
ロサンジェルス・ドジャース
1
750万ドル750万ドルインセンティブ・ボーナスあり
  • ケンリー・ジャンセン(RP)
チーム
年数総額AAVオプション等
ロサンジェルス・エンジェルス1
1,000万ドル1,000万ドル
  • マイケル・A・テイラー(CF)
チーム
年数総額AAVオプション等
シカゴ・ホワイトソックス
1
195万ドル195万ドル
  • スコット・バーロウ(RP)
チーム
年数総額AAVオプション等
シンシナティ・レッズ
1
250万ドル250万ドル
  • ドリュー・スミス(RP)
チーム
年数総額AAVオプション等
ニューヨーク・メッツ
1
100万ドル100万ドル2026年:クラブオプション
  • カル・クアントリル(SP)
チーム
年数総額AAVオプション等
マイアミ・マーリンズ
1
350ドル350万ドル
  • タイラー・アレクサンダー(RP)
チーム
年数総額AAVオプション等
ミルウォーキー・ブルワーズ
1
100万ドル100万ドル
  • カイル・ハート(P)
チーム
年数総額AAVオプション等
サンディエゴ・パドレス1150万ドル150万ドル2026年:クラブオプション
  • ジョン・ブレビア(RP)
チーム
年数総額AAVオプション等
デトロイト・タイガース1275万ドル275万ドル2026年:クラブオプション
  • ジョーイ・ギャロ(1B)
チーム
年数総額AAVオプション等
シカゴ・ホワイトソックス1不明マイナー契約
  • ジェイク・ジュニス(RP)
チーム
年数総額AAVオプション等
クリーブランド・ガーディアンズ1450万ドル450万ドル
  • ケンドール・グレイブマン(RP)
チーム
年数総額AAVオプション等
アリゾナ・ダイヤモンドバックス1135万ドル135万ドル2026年:相互オプション
  • ポール・デヨング(3B)
チーム
年数総額AAVオプション等
ワシントン・ナショナルズ1100万ドル100万ドル
  • ルイス・ウリアス(3B)
チーム
年数総額AAVオプション等
アスレチックス1110万ドル110万ドル
  • ジョン・ミーンズ(SP)
チーム
年数総額AAVオプション等
クリーブランド・ガーディアンズ1100万ドル100万ドル
  • ジェイク・ジャクソン(RP)
チーム
年数総額AAVオプション等
テキサス・レンジャーズ1150万ドル150万ドル
  • ジャスティン・ターナー(DH)
チーム
年数総額AAVオプション等
シカゴ・カブス1600万ドル600万ドルインセンティブあり

契約用語やオプションついて知りたい方はMLBの契約用語と契約に重要なオプションの意味をご覧ください。

先週の主なFA移籍情報です。

アレックス・ブレグマン、レッドソックスと3年1億2,000万ドルで契約

交渉が長引いていたブレグマンはレッドソックスと3年1億2,000万ドルで契約に合意しました。

そのうち6,000万ドルは後払いとなりますので、AAVは4,000万ドルですが、贅沢税の課税対象は3,170万5,000ドルとなります。

契約には毎シーズン終了後にオプトアウトが付与されています。

2024年のブレグマンは145試合に出場し、打率.260、ホームラン26本、OPS.768、wRC+118、rWAR4.1を記録しています。

打撃で気になるところは元々選球眼が良く、打席に占める四球の割合、BB%が高く23年は12.7%でしたが、24年は6.9%とかなり低下しました。

またボール球のスイング率O-Swing%が23.6%と23年の18.6%から上昇したのは気になるところですが、それでもリーグ平均を下回る数値で、K%も13.6%と依然トップクラスの三振の少なさを誇っています。

Hard-Hit%は23年の33%から24年は51%まで上昇していて、Barrel%も増加していますので、急激に打撃成績が落ち込むような心配はなさそうです。

ブレグマンの守備を見てみると24年はサードで1234.2イニング守備につき、DRS 、OAA共に6を記録していて、守備力は健在です。

レッドソックスにはサードにラファエル・デバースがいますので、ブレグマンは主にセカンドの守備につくと見られます。

契約延長

  • コール・レイガンズ(SP)
チーム
年数総額AAVオプション等
カンザスシティ・ロイヤルズ31,325万ドル442万ドルインセンティブあり
  • ヘラルド・ペルドモ(SS)
チーム
年数総額AAVオプション等
アリゾナ・ダイヤモンドバックス44,500万ドル1,125万ドル2030年: クラブオプション

コール・レイガンズ、ロイヤルズと3年1,325万ドルで契約延長

レイガンズがロイヤルズと3年1,325万ドルで契約延長に合意しました。

レイガンズは23年の途中にレンジャーズからロイヤルズに移籍し、24年シーズンは32先発186.1イニングを投げ、11勝9敗、防御率3.14、223奪三振、FIP2.99、WHIP1.143、rWAR4.9をマークし、ア・リーグのサイヤング投票4位と素晴らしい実績を残しました。

レイガンズはまだサービスタイムが2.029ですので、トレード等がなければ3年後もまだロイヤルズの所属になりますが、球団側としてはこの契約延長により、年俸調停による給料が跳ね上がることが抑えられます。

一方のレイガンズとしては故障等による稼動率の低下や成績の悪化があっても一定の年俸が保証されます。

さらに25年か26年にサイヤング賞を受賞すると27年シーズンの年俸は800万ドルになる契約となっていて、双方にメリットがある契約延長となりました。

ヘラルド・ペルドモ、ダイヤモンドバックスと4年4,500万ドルで契約延長

ダイヤモンドバックスのペルドモは4年4,500万ドルで契約延長です。

24年シーズンは怪我の影響で98試合の出場にとどまりましたが、388打席で打率.273、HR3本、9盗塁、OPS.718、wRC +101、rWAR3.5を記録。

守備ではショートとして849.1イニング守り、OAAは-1ですが、DRS 10を記録していて、平均以上の守備力もあります。

ペルドモの延長された契約内容は26年からスタートし、26年は625万ドル、27年 925万ドル、28年1,225万ドル、29年1,425万ドルと上がっていき、30年はクラブオプションとなり、オプション行使で1,500万ドルとなります。

ペルドモは現在25歳で、サービスタイムが3.015ですので、順調に試合に出場していくと28歳でFAとなります。

ダイヤモンドバックスとしてはペルドモを30歳まで保有できることで、野球選手としてのピーク期間に自チームでプレーしてもらえることになります。

主なトレード情報

  • タンパベイ・レイズ⇔デトロイト・タイガース
チームトレード内容
レイズIN:メイソン・イングラート(RP)
タイガースIN:ドリュー・サマーズ(P)

まとめ

主なFA移籍

  • アレックス・ブレグマン⇨ボストン・レッドソックス
  • タイ・フランス⇨ミネソタ・ツインズ
  • クレイトン・カーショー⇨ロサンジェルス・ドジャース
  • ケインリー・ジャンセン⇨ロサンジェルス・エンジェルス
  • マイケル・A・テイラー⇨シカゴ・ホワイトソックス
  • スコット・バーロウ⇨シンシナティ・レッズ
  • ドリュー・スミス⇨ニューヨーク・メッツ
  • カル・クアントリル⇨マイアミ・マーリンズ
  • ニック・ピベッタ⇨サンディエゴ・パドレス
  • タイラー・アレクサンダー⇨ミルウォーキー・ブルワーズ
  • カイル・ハート⇨サンディエゴ・パドレス
  • ジョン・ブレビア⇨デトロイト・タイガース
  • ジョーイ・ギャロ⇨シカゴ・ホワイトソックス
  • ジェイク・ジュニス⇨クリーブランド・ガーディアンズ
  • ケンドール・グライブマン⇨アリゾナ・ダイヤモンドバックス
  • ポール・デヨング⇨ワシントン・ナショナルズ
  • ジョン・ミーンズ⇨クリーブランド・ガーディアンズ
  • ルイス・ウリアス⇨アスレチックス
  • ルーク・ジャクソン⇨テキサス・レンジャーズ
  • ジャスティン・ターナー⇨シカゴ・カブス

主な契約延長

  • コール・レイガンズ:3年1,325万ドル
  • ヘラルド・ペルドモ:4年1,600万ドル

主なトレード

  • メイソン・イングラート⇔ドリュー・サマー

ブレグマンの契約も決まり。オフのFA注目選手の動向が決まりました。

筆者は以前、今オフのFA選手の移籍先の予想をしていたので、どの程度予想当たっていたかを今後記事にしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

選手の契約情報の参考:Spotrac

各スタッツの参考: FanGraphs, Baseball Reference, Baseball Savant

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