こんにちは、Chanです。
近年、多くの日本人メジャーリーガーの活躍によりMLBを観る方が増えていると思います。
当ブログでは、MLB初心者の方向けにMLBの全30チームを紹介しています。
MLBを見始めたけど、色々なチームのことを知りたい!と言う方。MLBに贔屓チームを作りたい方。是非記事を読んでいただきその一助になれば幸いです。
今回はアメリカン・リーグ中地区からシカゴ・ホワイトソックスをご紹介します!
シカゴ・ホワイトソックスとは

球団概要
- 創設: 1900年
- 本拠地: イリノイ州シカゴ
- ホーム球場: ギャランティード・レート・フィールド
- 所属リーグ: アメリカン・リーグ(American League)
- 地区: ア・リーグ中地区(AL MIDDLE )
- オーナー: ジェリー・ラインズドルフ
- ワールドシリーズ優勝3回(1906年、1917年、2005年)
- リーグ優勝6回(1901年、1906年、1917年、1919年、1959年、2005年)
- 地区優勝6回(1983年、1993年、2000年、2005年、2008年、2021年)
- ワイルドカード1回(2020年)
参考: Wikipedia
球団の歴史
創設〜初期
シカゴ・ホワイトソックスは、1900年にアメリカン・リーグ(AL)の創設とともに誕生し、1901年からメジャーリーグに所属しています。※1900年時点ではア・リーグはマイナーリーグ扱いだった。
1906年には「ヒットレス・ワンダーズ(Hitless Wonders)」と呼ばれた貧打のチームながら、ワールドシリーズでシカゴ・カブスを破り、初優勝を果たしました。
ブラックソックス・スキャンダル(1919年)
1919年のワールドシリーズでは、シンシナティ・レッズを相手に戦いましたが、賭博スキャンダル(ブラックソックス事件)が発覚し、8名の主力選手が永久追放されるという大スキャンダルに見舞われました。この影響で、チームはしばらく低迷することになります。
ワールドシリーズ制覇(2005年)
1959年、50年ぶりにワールドシリーズに進出しましたが、ロサンゼルス・ドジャースに敗退。
2005年、オジー・ギーエン監督のもと、強力な投手陣とバランスの取れた打線で快進撃を続け、88年ぶりのワールドシリーズ優勝を果たしました。特にプレーオフでは11勝1敗という圧倒的な成績を残しています。
現在
2021年に地区優勝を果たして以降、徐々にチームは低迷し主力選手を放出。23年シーズンはは61勝101敗。
24年も開幕前にディラン・シースを放出。
5月24日から6月6日にかけて14連敗。7月13日から8月5日にかけてア・リーグタイ記録の21連敗を喫し、さらにトレードで主力選手を放出。
最終的にチームは41勝121敗 勝率.253で、メッツが1962年に記録したシーズン120敗のメジャー記録を更新しました。
主な所属選手
- ネリー・フォックス(2B)
長期間にわたってチームの要として活躍した2塁手。安定した守備と確実な打撃で1960年代を代表する選手となり1997年にアメリカ野球殿堂入りを果たしました。
- ミニー・ミノーソ(OF)
Mr.White Sox として愛された外野手。キューバ出身。ラテン系選手に大きな影響を与えました。
- フランク・トーマス(OF)
1990年代から2000年代初頭にかけて活躍した通算521本塁打を記録したパワーヒッター。2014年にアメリカ野球殿堂入り。
過去に所属した日本人選手
パイレーツには過去3人の日本人選手が所属していました。
- 高津臣吾(2004-2005年)
登板 | 勝利 | 敗戦 | イニング | 三振 | 防御率 |
90 | 7 | 6 | 91.0 | 82 | 3.46 |
- 井口資仁(2005-2007年)
試合 | 打席 | 打率 | ホームラン | 打点 | 盗塁 |
363 | 1586 | .273 | 39 | 169 | 34 |
- 福留孝介(2012年)
試合 | 打席 | 打率 | ホームラン | 打点 | 盗塁 |
24 | 51 | .171 | 0 | 4 | 0 |
2024年シーズンの成績

チーム戦績
勝利 | 敗戦 | 勝率 | 順位 | 最終戦績 |
41 | 121 | .253 | 地区5位 | 地区5位 |
打撃成績
試合数 | 得点 | 平均得点 | HR | 盗塁 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
162 | 507 | 3.13 | 133 | 90 | .221 | .278 | .340 | .618 |
投手成績
イニング数 | 平均失点 | 防御率 | 四球 | 失点 | 自責点 |
1420 | 5.02 | 4.68 | 643 | 813 | 738 |
野手成績
名前(ポジション) | 年齢 | 試合 | 打席 | HR | 盗塁 | 打率 | OPS | wRC+ | rWAR |
コーリー・リー(C) | 25 | 125 | 394 | 12 | 6 | .210 | .591 | 64 | 0.1 |
アンドリュー・ボーン(1B) | 26 | 149 | 619 | 19 | 2 | .246 | .699 | 97 | 0.2 |
ニッキー・ロペス(2B) | 29 | 124 | 445 | 1 | 5 | .241 | .606 | 77 | 0.2 |
ポール・デヨング(SS) | 30 | 102 | 363 | 18 | 2 | .228 | .706 | 97 | 0.2 |
レニン・ソーサ(3B) | 24 | 100 | 369 | 8 | 3 | .254 | .642 | 80 | -0.4 |
アンドリュー・ベニンテンディ(LF) | 29 | 135 | 522 | 20 | 3 | .229 | .685 | 93 | -0.8 |
ルイス・ロバートJr.(CF) | 26 | 100 | 425 | 14 | 23 | .224 | .657 | 84 | 1.4 |
ドミニク・フレッチャー(RF) | 26 | 72 | 241 | 1 | 0 | .206 | .508 | 43 | -0.3 |
エロイー・ヒメネス(DH) | 27 | 65 | 249 | 5 | 3 | .240 | .642 | 82 | -0.5 |
マーティン・マルドナード(C) | 37 | 48 | 147 | 4 | 0 | .119 | .403 | 11 | -1.3 |
ギャビン・シーツ(UT) | 28 | 139 | 501 | 10 | 2 | .233 | .660 | 88 | -1.0 |
トミー・ファム(OF) | 36 | 70 | 297 | 5 | 6 | .266 | .710 | 104 | 0.0 |
低迷した24年シーズンの中で攻撃陣は特に精彩を欠き、打率・出塁率・OPS・得点・HRが全体30位を記録。
70試合以上の出場でwRC +がリーグ平均の100を超えたのはトレードで放出されたファムのみです。
攻撃の中心はベニンテンディと23年にブレイクしたルイス・ロバートJr.ですが、ベニンテンディはシーズン20HRを放ちながら、レフトの守備でDRS-13、OAA-7と大幅な−を記録し、rWARは-0.8。
ロバートJr.は故障にも苦しみ、23年から大幅に成績が下がり、元々三振の多いフリースインガーですが空振率、三振率共にリーグワーストに近いシーズンとなってしまいました。
投手成績
名前(役割) | 年齢 | 登板 | 投球回 | 勝 | 敗戦 | 奪三振 | WHIP | 防御率 | FIP | rWAR |
クリス・フレクセン(SP) | 29 | 33 | 160.0 | 3 | 15 | 123 | 1.519 | 4.95 | 4.80 | 1.6 |
ギャレット・クロシェ(SP) | 25 | 32 | 146.0 | 6 | 12 | 209 | 1.068 | 3.58 | 2.69 | 4.1 |
ジョナサン・キャノン(SP) | 23 | 23 | 124.1 | 5 | 10 | 91 | 1.327 | 4.49 | 4.65 | 1.9 |
エリック・ファディ(SP) | 31 | 21 | 121.2 | 7 | 4 | 108 | 1.142 | 3.11 | 3.77 | 4.7 |
マイケル・ソロカ(SP) | 26 | 25 | 79.2 | 0 | 10 | 84 | 1.381 | 4.74 | 4.95 | 0.6 |
名前(役割) | 年齢 | 登板 | イニング | 勝 | 敗 | セーブ | 奪三振 | 防御率 | FIP | WHIP | rWAR |
マイケル・コーペック(CL) | 28 | 43 | 43.2 | 2 | 8 | 9 | 59 | 4.74 | 4.84 | 1.351 | 0.3 |
ジャスティン・アンダーソン(RP) | 31 | 56 | 53.1 | 1 | 2 | 1 | 57 | 4.39 | 4.22 | 1.500 | 0.5 |
ジョン・ブラビア(RP) | 34 | 54 | 48.2 | 0 | 6 | 2 | 58 | 6.29 | 4.42 | 1.418 | -0.6 |
タナー・バンクス(RP) | 32 | 41 | 48.0 | 2 | 2 | 3 | 55 | 4.13 | 3.29 | 1.292 | -0.1 |
ジャレッド・シュースター(RP) | 25 | 39 | 73.1 | 2 | 5 | 0 | 56 | 4.30 | 4.58 | 1.459 | 1.0 |
ギャレット・クロシェが先発に転向し大ブレイク。平均97.1マイルの4シームと平均91.5マイルのカッターを軸に打者から多くの空振りを奪い。ボール球を多く振らせました。K% 35.1%はMLBトップクラスを誇ります。
先発ではクロシェとフレクセン。23歳のジョナサン・キャノンがイニングを稼げる先発投手としてローテーションを回しています。
2025シーズンに向けて

来季の予想ラインナップ
ポジション | 名前 | 年齢 | 打席 |
ライト | マイク・タッチマン | 34 | 左 |
センター | ルイス・ロバートJr. | 27 | 右 |
セカンド | ジョシュ・ロハス | 30 | 左 |
ファースト | アンドリュー・ボーン | 26 | 右 |
DH | レニン・ソーサ | 25 | 右 |
レフト | ジョーイ・ギャロ | 31 | 左 |
サード | ミゲル・バルガス | 25 | 右 |
ショート | コルソン・モンゴメリー | 23 | 左 |
キャッチャー | コーリー・リー | 26 | 右 |
ベンチメンバー
ポジション | 名前 | 年齢 | 打席 |
キャッチャー | マット・タイス | 29 | 左 |
内野 | ブランドン・ドゥルーリー | 32 | 右 |
外野 | オースティン・スレイター | 32 | 右 |
外野 | マイケル・A・テイラー | 33 | 右 |
先発ローテーション
役割 | 名前 | 年齢 | 投 |
先発1 | マーティン・ペレス | 33 | 左 |
先発2 | ジョナサン・キャノン | 24 | 右 |
先発3 | デービス・マーティン | 28 | 右 |
先発4 | ショーン・バーク | 25 | 右 |
先発5 | ブライス・ウィルソン | 27 | 右 |
役割 | 名前 | 年齢 | 投 |
クローザー | ジャスティン・アンダーソン | 32 | 右 |
クローザー | フレイジャー・イーランド | 27 | 左 |
クローザー | ガス・バーランド | 28 | 右 |
リリーフ | キャム・ブーザー | 32 | 左 |
リリーフ | ジョナサン・リージャー | 26 | 右 |
リリーフ | タイラー・ギルバート | 31 | 左 |
リリーフ | シェーン・スミス | 24 | 右 |
予想ラインナップ・ベンチメンバー・先発ローテーションの引用:FanGraphs
今季の攻撃陣
昨季大不振だった攻撃陣ですが、先ずは打撃の中心となるロバートJr.が23年ほどとは言わずとも成績を戻せるか。
19年のドラフト全体3位のアンドリュー・ボーンは今季で26歳。成績自体はそこまで悪くはないですが、アプローチを改善してもう一皮剥けると攻撃陣を引っ張る存在になれそうです。
ショートのコルソン・モンゴメリーはプロスペクトランキング39位、ホワイトソックスのNo.4プロスペクトです。
今季メジャー定着なるか期待がかかります。
今季の投手陣
オフにギャレット・クロシェをトレードで放出。
先発には経験豊富なベテラン左腕のマーティン・ペレスを獲得。
昨年デビューしたジョナサン・キャノンやショーン・バーク、デービス・マーティンの生え抜きの若手でローテーションが形成されます。
ショーン・バークは25歳の右腕で24年にデビュー。4登板ながら19イニングで22奪三振、防御率1.42を記録。
平均95.3マイルの4シームとスライダー、カーブのコンビネーションで多くの空振りを奪っており、今季ブレイクなるか注目です。
ブルペン陣は多くの新加入選手がおり、かなり顔ぶれが一新されました。
プロスペクト
ホワイトソックスにはプロスペクトランキング100位以内に入る選手が6人います。
その中から何人かピックアップしてご紹介します。
名前(ポジション) | 年齢 | プロスペクトランク順位 |
ノア・シュルツ(LHP) | 21 | 16 |
カイル・ティール(C) | 23 | 32 |
ヘイゲン・スミス(LHP) | 21 | 34 |
コルソン・モンゴメリー(SS) | 23 | 39 |
ブレイデン・モンゴメリー(OF) | 21 | 54 |
エドガー・クエロ(C) | 21 | 65 |
- ノア・シュルツ
LHP Noah Schultz (0-1, 1.93) in the 2024 All-Star Futures Game. pic.twitter.com/HcWOsx0juA
— Birmingham Barons (@BhamBarons) July 2, 2024
22年のドラフト全体26位指名。
身長約205センチの長身で、小さいテイクバックからサイド気味のスリークウォーターで90マイル後半の4シームと切れ味鋭いスライダーを投げる左腕。
長身とフォームからランディ・ジョンソンやホワイトソックスでも活躍したクリス・セールを彷彿とさせます。
24年はA+とAAで23試合に登板し防御率2.24。88.1イニングで115奪三振。K%32.1%と高い奪三振能力を有し、BB%も6.7%と優秀。
セールやクロシェのようにホワイトソックスの左腕エースの系譜を歩めるか。
- ヘイゲン・スミス
With the No. 5 pick in the 2024 MLB Draft, the @whitesox select Hagen Smith, LHP, @RazorbackBSB pic.twitter.com/mqGjokgDpB
— Baseball America (@BaseballAmerica) July 14, 2024
24年ドラフト全体5位指名。サイド気味のアングルから94-97マイルの速球とスライダーのコンビネーションで打者を翻弄します。
スプリッターとチェンジアップにも磨きをかけて近い将来、シュルツとスミスの大型左腕コンビがローテーションで見られそうです。
- コルソン・モンゴメリー
Huge shout-out to former Kannapolis Cannon Baller, Colson Montgomery, who recently had his contract selected and added to the 40-Man Roster for the Chicago @whitesox!#RoadtotheSouthside pic.twitter.com/i9rdooXlXk
— Kannapolis Cannon Ballers (@Kcannonballers) November 21, 2024
21年のドラフト1巡目指名。
フィジカル型のショートストップで、その体格とパワーからコリー・シーガーと比較されます。
24年はAAAで130試合に出場し18HRを記録。K%が28.6%と上昇しましたが、BB%は12%と四球は選べており、引っ張り方向に高いフライ率も記録しています。
今季はショートとしてメジャーの試合に定着し、低迷するチームの中でチーム再建のキープレイヤーとなれるか。
ランキング引用:MLB.com Prospect Rankings2025
成績引用:Baseball Reference, FanGraphs
まとめ
シカゴ・ホワイトソックスは1900年のアメリカン・リーグ創設と同年に創設された長い歴史を持つチームです。
同じシカゴに本拠地を持つカブスに人気が集まりがちですが、南シカゴエリアではホワイトソックスも人気があり、長い歴史と3度のワールドシリーズ制覇の実績があります。
ホワイトソックスは今最もMLBで苦しんでいるチームの一つですが、マイナーにはトッププロスペクトも多く抱えており、若手の育成とチームの再建を図っているところです。
筆者はホワイトソックスの若手選手には個人的に注目している選手が何人かいて、今後ブレイクしそうな選手もいますので、ホワイトソックスの再建に注目してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の記事が参考になれば、幸いです。
チーム・選手成績参考:FanGraphs, Baseball Reference

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