MLB全30球団紹介!ロサンゼルス・エンゼルス編

MLB

こんにちは、Chanです。

当ブログでは、MLB初心者の方向けにMLBの全30チームを紹介しています。

大盛況に終わったMLB東京シリーズが終わり、いよいよ本土での開幕まであと一週間を切りました。

今回はアメリカン・リーグ西地区のロサンゼルス・エンゼルスをご紹介します。

是非最後までお付き合いください。

ロサンゼルス・エンゼルスとは

球団概要

  • 創設: 1961年
  • 本拠地: カリフォルニア州アナハイム
  • ホーム球場: エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム
  • 所属リーグ: アメリカン・リーグ(American League)
  • 地区: ア・リーグ西地区(AL WEST)
  • 略称: LAA
  • チーム名の由来: Los Angeles(ロサンゼルス)」はスペイン語で「天使たち」という意味。ロサンゼルスの街の名前にちなんでいて、球団創設時のオーナーであるジーン・オートリーがかつてマイナーリーグに存在したエンゼルスのチーム名を継承。
  • オーナー: アルテ・モレノ
  • ワールドシリーズ優勝: 1回(2002年)
  • リーグ優勝: 1回(2002年)
  • 地区優勝: 9回(1979年、1982年、1986年、2004年、2005年、2007年、2008年、2009年、2014年)
  • ワイルドカード進出: 1回(2002年)

球団の歴史

ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)は、MLBのアメリカン・リーグ(AL)西地区に所属する球団で、カリフォルニア州アナハイムを本拠地としていて、冠している都市に本拠地を置いていないチームの一つです。

球団創設初期

ロサンゼルス・エンゼルスは1961年にMLBのエクスパンションチームとして誕生しました。

球団創設者は歌手・俳優としても有名なジーン・オートリーです。

創設当初の本拠地はロサンゼルスのウィグリー・フィールド(カブス傘下のマイナー球団が使用していた球場)でしたが、すぐにドジャー・スタジアムを共有する形となりました。

1966年、エンゼルスはロサンゼルスからオレンジ郡のアナハイムに本拠地を移転。新設のアナハイム・スタジアム(現在のエンゼル・スタジアム)を本拠地としました。 これに伴い、球団名をカリフォルニア・エンゼルスに改称。

低迷期からの台頭

1982年、レジー・ジャクソンの加入などで地区優勝を果たし、初のポストシーズン進出。

1986年には再び地区優勝し、ア・リーグチャンピオンシップシリーズ(ALCS)でボストン・レッドソックスと対戦。あと1勝でワールドシリーズ進出という状況から逆転負けを喫しました。

1990年代に入るとチームは低迷し、優勝争いから遠ざかる時期が続きます。

1997年、ウォルト・ディズニー・カンパニーが球団を買収。球団名をアナハイム・エンゼルスに変更。ディズニーのもとで球団のブランド化が進み、スタジアムも改修されました。

2002年 悲願のワールドシリーズ制覇

2002年、マイク・ソーシア監督のもと、ガーシー・モリス、トロイ・グロース、ティム・サーモンらの活躍でワイルドカードからポストシーズンに進出。
ワールドシリーズではサンフランシスコ・ジャイアンツを4勝3敗で破り、球団史上初の世界一に輝きました。

オーナー交代から現在

2003年、ディズニーは球団を実業家アルテ・モレノに売却。

2005年、球団名をロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(Los Angeles Angels of Anaheim)に変更し、ロサンゼルス市場での知名度向上を図りますが、これには地元アナハイム市との論争も起こりました。

2010年代に入ると、スーパースター マイク・トラウトが台頭。 トラウトは2012年に新人王を獲得し、その後も3度のア・リーグMVP(2014年、2016年、2019年)を受賞するなど、MLBを代表する選手に。

2018年には日本ハムからポスティング制度で大谷翔平が加入。チームは大谷に二刀流としてプレーすることを承諾し、投打で活躍。2018年に新人王を獲得すると、2021年・2023年には満票でのア・リーグMVPを受賞しています。

エンゼルスは2019年のオフにワシントン・ナショナルズから7年2億4,500万ドルの大型契約でアンソニー・レンドンを獲得しますが、エンゼルス移籍後は度重なる故障により5年間で257試合にしか出場できておらず、ファンからは史上最悪の大型契約と揶揄されています。

エンゼルスはトラウト、大谷を抱えながらプレーオフに手が届かない状況が続き、大谷のドジャース移籍後は補強を行いながら若手選手を育成しプレーオフ進出を狙っています。

過去の主な所属選手

  • ノーラン・ライアン(RHP)

MLB史上最多の通算5,714奪三振を誇る伝説の剛腕投手。

エンゼルス在籍中の7年間で2,416奪三振を記録。1973年にはMLB最多の383奪三振を記録(これは現在でもMLBシーズン記録)。

エンゼルス史上初のノーヒッターを達成(エンゼルス在籍時に4回達成)。

1970年代のエンゼルスを支え、球団史上初のプレーオフ進出(1979年)に貢献。

  • ロッド・カルー(1B)

ツインズ時代に7度の首位打者を獲得したヒットメーカー。1983年にはエンゼルスで通算3,000本安打を達成。

エンゼルス史上初のポストシーズン進出(1979年)に貢献。

1991年にアメリカ野球殿堂入り。

  • ティム・サーモン(OF)

エンゼルス一筋14年のフランチャイズプレイヤー。

1993年に打率.283、31本塁打、95打点でルーキーオブザイヤーを受賞。

2002年のワールドシリーズ優勝の立役者。

通算299本塁打を記録し、「Mr. Angel」として球団史上最も愛された選手の一人。

  • マイク・トラウト(CF)

ア・リーグMVP3回受賞(2014年、2016年、2019年)の現役最強選手の一人。

2012年に打率.326、30本塁打、49盗塁でア・リーグ ルーキーオブザイヤーを受賞。2014年に史上最年少でオールスターMVPを受賞。2015年にもオールスターでMVP。通算打率.300以上、400本塁打超え(2024年終了時点)

  • 大谷翔平(TWP)

ご存知、説明不要の二刀流プレイヤー。2018年のルーキーオブザイヤー。2023年にはアジア人初のホームラン王。2021・2023年の2度のア・リーグMVP。2022年にはMLB史上初の投打でのW規定到達の快挙を達成。

過去に所属した日本人選手

エンゼルスには現在まで6人の日本人選手が所属していました。

  • 長谷川滋利(1997-2001年)
  • 松井秀喜(2010年)
  • 高橋尚成(2011-2012年)
  • 大谷翔平(2018-2023年)
  • 田澤純一(2018年)
  • 菊池雄星(2024年-)

2024年シーズンの成績

チーム戦績

勝利敗戦勝率順位最終戦績
6399.389地区5位地区5位

打撃成績

試合数得点平均得点HR盗塁打率出塁率長打率OPS
1626353.92165133.246.301.369.671

投手成績

イニング数平均失点防御率四球失点自責点
1431.04.924.56601797725

攻撃陣は主力のトラウト、レンドンの早期離脱によりチーム打率・OPS・得点数が全体28位と低調に終わりました。

そんな中、ショートのザック・ネトは155試合に出場し、70得点、23HR、30盗塁、OPS.761、rWAR5.1を記録する急成長を遂げ、低迷するチームの希望となっています。

先発陣の成績は防御率・WHIP・BB/9・K/9が28位。H/9・HR/9は26位と全体的に下位。

ブルペン陣は防御率・WHIPは全体で中位ですが、BB/9・K/9がそれぞれ27位と24位と下位になっており、投手陣全般の制球力と奪三振数が少ないことが課題となっています。

主な選手の紹介

野手

太字選手は新加入 成績は2024年シーズン

ポジション名前(年齢)打席試合打率HROPSrWAR
Cローガン・オハッピー(25)136.24420.7122.7
1Bノーラン・サニュエル(23)147.25013.7061.3
2Bルイス・レンヒーフォ(28)78.3006.7631.9
SSザック・ネト(24)155.24923.7615.1
3Bヨアン・モンカダ(29)12.2750.7560.3
LFテイラー・ウォード(31)156.24625.7482.3
CFジョー・アデル(26)130.20720.6820.9
RFマイク・トラウト(33)29.22010.8671.1
DHホルヘ・ソレア(33)142.24121.7801.1
SS/2Bケビン・ニューマン(31)111.2783.6862.2
Cトラビス・ダーノー(36)99.23815.7391.1
INF/OFティム・アンダーソン(31)65.2140.463-1.5
OFミッキー・モニアック(26)124.21914.646-0.1
3Bアンソニー・レンドン(34)57.2180.5740.6

24年シーズンはトラウトが両リーグ最速で二桁ホームランを達成するも4月29日に左膝半月板を裂傷。5月に手術を行い夏頃復帰予定でしたが、別箇所の裂傷が判明し、24年シーズンを終了しています。 

トラウトは短縮シーズンとなった2020年を除く21年以降は怪我によって出場試合数が減っています。

21年はふくらはぎの負傷によりわずか36試合の出場にとどまると、22年には背中を負傷し119試合の出場、23年は左手の骨折により82試合の出場にとどまっていました。

今シーズン中に34歳となるトラウトの年齢的な面も考慮し、守備での負担を減らすため、ライトへコンバートされることになりトラウトも承諾しています。

まだ打撃力は健在ですので、健康にシーズンを送りエンゼルス打線を牽引してもらいたいところです。

24年11月に肩の手術を行い開幕を故障者リスト入りして迎えるザック・ネトに代わるショートとして、今季は新加入のユーティリティー・プレイヤー ケビン・ニューマンがメインで入り、セカンドにはティム・アンダーソン。

サードにはスプリングトレーニング前の2月12日に股関節の手術を受けることになり、既に今季の長期離脱が決まっているアンソニー・レンドンのバックアップとしてヨアン・モンカダを獲得していますが、モンカダも故障により2022年以降は稼働率が落ちており、24年の出場はわずか12試合のみ。

今季も親指の負傷により開幕に間に合うかどうかというところになっていますので、サードにはレンヒーフォが入ることが多くなりそうです。

ファーストには昨季147試合に出場し、打率.250、13HRを記録し着実に成長していっているノーラン・サニュエル。

キャッチャーのオハッピーは24年は20HR、OPS.712を記録し強打のキャッチャーとして正捕手の位置を確固たるものとしています。またブレーブスからベテラン捕手でこちらも強打のトラビス・ダーノーを獲得しています。

外野はレフトにウォード、センターにアデル、ライトにトラウトという布陣にモニアックが控えます。

DHには昨年はジャイアンツ・ブレーブスでプレーしたホルヘ・ソレアが新加入。

今季のチーム状況によっては今オフにFAとなるレンヒーフォ、来季FA予定のウォードがトレードで放出される可能性もあります。

投手

太字選手は新加入 成績は2024年シーズン

役割名前(年齢)試合イニング奪三振防御率rWAR
SP1菊池雄星(33)33175.22064.051.4
SP2ホセ・ソリアーノ(26)22113.0973.421.9
SP3タイラー・アンダーソン(35)31179.11423.813.0
SP4カイル・ヘンドリクス(35)29130.2875.92-1.5
SP5レイド・デトマーズ(25)1787.11096.70-1.1
CLケンリー・ジャンセン(37)5454.2623.291.3
SUベン・ジョイス(24)

3134.2332.081.6
SUブロック・バーク(28)2120.1253.540.3
RPホセ・キハダ(29)2219.1243.260.3
RPライアン・ゼファージャン(27)1217.0182.120.5
RPホセ・スアレス(27)2252.1566.02-0.6

先発には同地区のライバル、アストロズより菊池雄星を、カブスからベテラン右腕のカイル・ヘンドリクスを獲得しています。

昨季はブルペンから先発に転向したホセ・ソリアーノがプチブレイクし、今季も先発2番手として期待されます。

ソリアーノは全投球の46%を占める平均97.7マイルのシンカーでゴロを量産。

MLBでも上位3%に入るグランドボールピッチャーです。次に投球割合の多いカーブを磨いて空振りを取れるボールを増やし、今季はさらなる飛躍を遂げたいところです。

ブルペン陣にはレッドソックスからベテランのクローザー、ケンリー・ジャンセンを獲得。

ジャンセンは37歳とキャリア終盤に差し掛かっていますが、奪三振率の高さは未だ健在です。エンゼルスは9回のジャンセンに繋ぐセットアッパーとして昨シーズン105マイルを計測し話題となったベン・ジョイスが8回を任されます。

ジョイスはデビューイヤーとなった23年はわずか2%しか投げていなかったシンカーの割合を24年は36%に増やし、ゴロアウトの山を築きました。

エンゼルスはイニング終盤に投げる投手はかなり固まってきましたので、先発陣が長いイニングを稼ぎ後ろに繋げるかが鍵となりそうです。

プロスペクト

エンゼルスにはプロスペクトランキング100位以内に入る選手が2人います。

名前(ポジション)年齢プロスペクトランク順位
クリスチャン・ムーア(2B)2267
カーデン・デナ(RHP)2177
  • クリスチャン・ムーア

2024年ドラフト全体8位指名。24年の大学でのシーズンは72試合で34HRを記録する凄まじい成績を残します。

プロ入り後もAAで23試合に出場して打率.322、HR5本、OPS.911、wRC+169を記録。バットスピードが速く、パワーポテンシャルが評価されています。

三振率は高めですが、空振りは減っておりアプローチの改善が見られ、将来的にはメジャーでも年間25〜30本のHRが期待されています。

ランキング引用:MLB.com Prospect Rankings2025

成績引用:Baseball Reference, FanGraphs

まとめ

ロサンゼルス・エンゼルスは1961年にエクスパンションにより創設されました。

チームは2014年に地区優勝をしたのを最後にプレーオフから10年以上遠ざかっています。

エンゼルスも今季積極的に補強に動いていますが、同地区の上位3チームとはまだ力に差があり、再建にはまだ少し時間がかかりそうです。

しかし、若手選手の成長は見られていますので、来季までのレンドンとの契約が終了すればFAで大型補強に乗り出すことも可能になりますので、その時はコンテンダーとしてシーズンを戦えるチームとなりそうです。

23年まで大谷翔平が所属していたこともあり、知っている選手が多いと思いますが、今季からは菊池雄星が加入しますので、動向に注目してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回の記事が参考になれば、幸いです。

チーム・選手成績参考:FanGraphs, Baseball Reference

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