【MLB】1月4週目のFA・トレード移籍情報

MLB

皆さん、こんにちは!Chanです。

1月も終盤に入り、2月上旬・中旬から始まるスプリングトレーニングが近づいてきました。

先週はFAの目玉外野手、アンソニー・サンタンデールとジュリクソン・プロファーの契約が決まりました。

今回は1月4週目にあった主なFA移籍やトレード情報についてまとめましたので、興味のある方は是非最後までご覧ください。

主なFA移籍

※選手名の横の表記はポジション SP: 先発投手、RP:リリーフ投手、RF:ライト、CF:センター、LF:レフト、OF:外野、2B:セカンド、1B:ファースト、SS:ショート、3B:サード、IF:内野手、C:キャッチャー

※AAV: Average annual value(平均年俸)選手の契約総額からボーナスを引いた額を契約年数で割ったもの。

  • アンソニー・サンタンデール(RF)
チーム
年数総額AAVオプション等
トロント・ブルージェイズ
5
9250万ドル1850万ドル
オプトアウト:2028年
オプトアウト無効条項あり
クラブオプション:2030年
  • カービー・イェーツ(RP)
チーム
年数総額AAVオプション等
ロサンジェルス・ドジャース
  • ポール・シーウォルド(RP)
チーム
年数総額AAVオプション等
クリーブランド・ガーディアンズ1
700万ドル700万ドル相互オプション:2026年
40,45,50,55,60イニング投球ごとに10万ドル
  • ジョン・バーディ(2B)
チーム
年数総額AAVオプション等
シカゴ・カブス1
200万ドル200万ドル
  • ジュリクソン・プロファー(LF)
チーム
年数総額AAVオプション等
アトランタ・ブレーブス3
4200万ドル1400万ドル
  • 小笠原慎之介(SP)
チーム
年数総額AAVオプション等
ワシントン・ナショナルズ
2
350万ドル175万ドル
  • ティム・アンダーソン(SS)
チーム年数総額AAVオプション等
ロサンジェルス・エンジェルス1500万ドル500万ドルマイナー契約

契約用語やオプションついて知りたい方はMLBの契約用語と契約に重要なオプションの意味をご覧ください。

先週の主なFA移籍情報です。

アンソニー・サンタンデールがトロント・ブルージェイズと契約合意

今オフ、FA外野手の目玉の1人、アンソニー・サンタンデールがトロント・ブルージェイズと5年9250万ドルで契約しました。

契約には27年シーズン終了後のオプトアウトがついていますが、30年の年俸1750万ドルを保証することでオプトアウトを無効にすることが可能となっています。

サンタンデールは24年、155試合に出場し、665打席でア・リーグ2位の44本のホームランを放ち、OPS.814、wRC+129、rWAR2.9を記録していました。

また自身初のオールスター出場者を果たし、シルバースラッガー賞も受賞するなど、リーグ屈指のパワーヒッターとして活躍しました。

ブルージェイズはライトにジョージ・スプリンガーがいますので、サンタンデールは今季、レフトメインで守備に就くと見られます。

ブルージェイズとしては待望のFAの大物選手の獲得となりました。

ジュリクソン・プロファーはアトランタ・ブレーブスと契約

もう1人の外野手の目玉、プロファーはブレーブスと3年4200万ドルで契約しました。

プロファーは24年シーズン、158試合に出場。668打席で自己最多の24ホームラン、打率.280、出塁率.380、OPS.839、wOBA.365、wRC+139、rWAR3.6を記録し、自身初のオールスター出場、シルバースラッガー賞を受賞し、キャリアハイのシーズンを送りました。

プロファーは2013年のトッププロスペクトに選出されるほどの有望株でした。

2018年、146試合に出場し、キャリア初の20ホームランを放つと、打率.254、OPS.794、wOBA.341、rWAR1.7を記録しブレイクを果たすと、同年オフにアスレチックスにトレードで移籍。さらに翌年にはFAでパドレスへ移籍。

2022年には打率.243、OPS.723、wOBA.320、rWAR3.0を記録しオフにパドレスとの契約を破棄。FAとなりロッキーズへ移籍しますが、攻守に精彩を欠きDFAとなります。

シーズン終盤はパドレスに復帰し、49打席で.295、OPS.776を記録し、復活を遂げ、24年シーズンは上述のような活躍を見せました。

24年のプロファーはHard-hit%が44.4%とキャリアで最も高く、チェンジアップやカッター、スライダー、スウィーパーなどの各球種に対するアプローチも向上し、好調なシーズンとなりました。

プロファーは成績の浮き沈みが激しいタイプですが、今季に近いパフォーマンスが維持できれば、マイケル・ハリスII、ロナルド・アクーニャJr.と強力な外野陣を形成することになります。

小笠原慎之介 ワシントン・ナショナルズと契約

ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた小笠原慎之介がナショナルズと2年契約で合意したと発表がありました。

契約は交渉期限ギリギリの現地24日にまとまり、チーム公式Xからブザービーター「試合終了ギリギリ」のツイートとともにナショナルズのユニフォームを着た小笠原の画像がアップされました。

ナショナルズがアジア人選手を直接獲得するのは初めてとなり、チームの日本人は2005年の大家友和以来となります。

Fangraphsの予想によると小笠原はロングリリーフでの起用が想定されていますが、結果を残せれば、先発5番手、6番手での起用もあると思いますので、是非頑張って欲しいですね。

主なトレード情報

  • タンパベイ・レイズ⇔トロント・ブルージェイズ
チームトレード内容
レイズIN: ブランドン・アイサート(RP)
ブルージェイズIN: 金銭
  • サンディエゴ・パドレス⇔シカゴ・ホワイトソックス
チームトレード内容
パドレスIN:ロン・マリナシオ(RP)
ホワイトソックスIN:金銭

まとめ

主なFA移籍

  • アンソニー・サンタンデール⇨トロント・ブルージェイズ
  • カービー・イェーツ⇨ロサンジェルス・ドジャース
  • ポール・シーウォルド⇨クリーブランド・ガーディアンズ
  • ジョン・バーディ⇨シカゴ・カブス
  • ジュリクソン・プロファー⇨アトランタ・ブレーブス
  • 小笠原慎之介⇨ワシントン・ナショナルズ
  • ティム・アンダーソン⇨ロサンジェルス・エンジェルス

主なトレード

  • ブランドン・アイサート⇔金銭
  • ロン・マリナシオ⇔金銭

メッツとの再契約の交渉を行っているピート・アロンゾですが、シティー・フィールドで行われたファンイベントにてオーナーのスティーブ・コーエンが交渉について触れる場面がありました。

「ソトとの交渉はかなり厳しいものだった。これ(ピート・アロンゾとの交渉)はもっと酷い。」

メッツ側もアロンゾ側に譲歩する形で契約を提示しているようですが、合意には至っておらず、この発言を聞くとメッツとアロンゾの再契約はおそらくなさそうですね。

また、まだ去就の決まっていないブレグマンはアストロズが再交渉を行なっているとの報道もあります。

アストロズはサードにイサック・パレデスを獲得していましたので、ブレグマンの再契約はなくなったかに思われましたが、アルチューべのレフトコンバートの話が浮上しています。

ブレグマンについては複数球団が獲得に動いているとの情報が出ていますので、契約交渉も大詰めと言ったところでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

選手の契約情報の参考:Spotrac

各スタッツの参考: FanGraphs, Baseball Reference, Baseball Savant

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