皆さん、こんにちは!Chanです。
今回は12月最終週と1月第1週にあった主なFA移籍やトレード情報についてまとめました。
興味のある方は是非最後までご覧ください。
FA制度について知りたい方や今オフシーズン注目のFA選手に関する記事はMLBのFA制度の仕組みと2024-2025年のFA選手ランキングを、契約用語について知りたい方はMLBの契約用語と契約に重要なオプションの意味をご覧ください。
主なFA移籍
※選手名の横の表記はポジション SP: 先発投手、RP:リリーフ投手、RF:ライト、OF:外野、2B:セカンド、1B:ファースト
※AAV: Average annual value(平均年俸)選手の契約総額からボーナスを引いた額を契約年数で割ったもの。
- ジョシュ・ベル(DH)
チーム | 年数 | 総額 | AAV | オプション等 |
ワシントン・ナショナルズ | 1 | 600万ドル | 600万ドル |
- トレバー・ウィリアムス(SP)
チーム | 年数 | 総額 | AAV | オプション等 |
ワシントン・ナショナルズ | 2 | 1400万ドル | 700万ドル |
- ケラブ・シルバー(RP)
チーム | 年数 | 総額 | AAV | オプション等 |
テキサス・レンジャーズ | 1 | 322万5000ドル | 323万ドル |
- キム・ヘソン(2B )
チーム | 年数 | 総額 | AAV | オプション等 |
ロサンジェルス・ドジャース | 3 | 1250万ドル | 416万ドル | 2028,2029クラブオプション |
- チャーリー・モートン(SP)
チーム | 年数 | 総額 | AAV | オプション等 |
ボルティモア・オリオールズ | 1 | 1500万ドル | 1500万ドル |
先週の主なFA移籍情報です。
ポスティングシステムにてメジャーリーグを目指していた韓国の逸材、キム・ヘソンがドジャースと契約。
ベテラン、チャーリー・モートンはオリオールズと1年契約で合意しました。
キム・ヘソンがドジャースと契約合意
KBO、キウム・ヒーローズからポスティングにてメジャー挑戦を目指していた、キム・ヘソンはロサンジェルス・ドジャースと契約合意しました。
獲得候補としてマリナーズやエンジェルスの名前が挙がっていましたが、契約期限間近の現地1月3日にドジャースと契約合意したと発表がありました。
キム・ヘソンの契約内容は3年1250万で、2028年と2029年はクラブオプションとなっています。
ドジャースがクラブオプションを行使した場合の契約総額は2200万ドルとなりますので、ヒーローズへの譲渡金は下記の表の通り、契約総額の20%にあたる400万ドルとなります。
契約金額 | 譲渡金のパーセンテージ |
2500万ドル以下 | 20% |
2500万〜5000万ドル | 17.5% |
5000万ドル以上 | 15% |
キム・ヘソンはキャリア8年の中で最もポジションについたのがセカンドの657試合、次いでショートの287試合、レフト44試合、サード19試合、ライト1試合と複数のポジションをこなすユーティリティプレイヤーです。
来季のドジャースはショートにベッツ、セカンドはラックスがメインとなり、外野はライトにテオスカー・ヘルナンデス、センターにエドマン、レフトにコンフォートが予想ラインナップとなるため、あくまでもキム・ヘソンはデプス要因という位置付けになります。
キム・ヘソンの加入により、2023年のトッププロスペクト・ランキングで全体14位だったディエゴ・カルタヤがDFAとなるなど、ロースターに空きがない状態ですが、現在FAとなっているキケ・ヘルナンデスとの再契約はあるのでしょうか。
チャーリー・モートンはオリオールズと1年契約
ブレーブスからFAとなっていた40歳のベテラン右腕、チャーリー・モートンがオリオールズと1年1500万ドルで契約したと発表がありました。
モートンは2018年以降、短縮シーズンとなった2020年を除くと毎年30試合に登板する耐久性の高さを見せており、1試合9イニングあたりの奪三振率であるk/9は9.09、全対戦打席に占める奪三振率であるK%は23.8%と奪三振能力の高さは健在です。
投球の42.4%を占めるカーブでバリューは+5をマークしており、モートンの代名詞の一つと言えます。
オリオールズはモートンの加入により、先発ローテーションの3番手を確保。
バーンズとの再契約はなりませんでしたが、菅野、モートンが来季のローテションに加わることになりました。
主なトレード情報
- シカゴ・カブス⇔マイアミ・マーリンズ
チーム | トレード内容 |
カブス | IN: ビダル・ブルハン (2B) |
マーリンズ | IN: マット・マービス(1B) |
- シカゴ・ホワイトソックス⇔フィラデルフィア・フィリーズ
チーム | トレード内容 |
ホワイトソックス | IN: タイラー・ギルバート(RP) |
フィリーズ | IN: アーロン・カムズ(P) |
- テキサス・レンジャーズ⇔ミルウォーキー・ブルワーズ
チーム | トレード内容 |
レンジャーズ | IN:メイソン・モリーナ(P) |
ブルワーズ | IN:グラント・アンダーソン(RP) |
まとめ
主なFA移籍
- ジョシュ・ベル→ワシントン・ナショナルズ
- トレバー・ウィリアムス→ワシントン・ナショナルズ
- ケラブ・シルバー→テキサス・レンジャーズ
- キム・ヘソン→ロサンジェルス・ドジャース
- チャーリー・モートン→ボルティモア・オリオールズ
主なトレード
- ビダル・ブルハン⇔マット・マービス
- タイラー・ギルバート⇔アーロン・カムズ
- メイソン・モリーナ⇔グラント・アンダーソン
年末年始は大きく市場が動くことはありませんでしたが、KBOからキム・ヘソンのドジャース契約のニュースがありました。
また新たな契約が決まるのか引き続き注目です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
選手の契約情報の参考:Spotrac
各スタッツの参考: FanGraphs, Baseball Reference, Baseball Savant
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