【MLB】年俸調停権制度(Arbitration)の仕組みを解説!2025-2026年の年俸調停権保有選手も紹介

MLB

みなさん、こんにちは!Chanです。

現地時間2026年1月8日は、年俸調停権資格保有選手と所属球団による希望額提示の締切日でした。

2026年シーズンは216人の選手が年俸調停対象選手となっており、そのうち18人の選手を除いて全ての選手が契約合意となりました。

「MLBの年俸調停制度ってどんな仕組み?」

「どんな選手が年俸調停の対象になるの?」

本記事ではMLBの年俸調停制度の仕組みや日本人選手も適用となるのか、過去の年俸調停資格保有選手の高額契約ランキングや2026年シーズンの年俸調停保有選手を紹介します。

この記事でわかること
  • 年俸調停の仕組み
  • 日本人選手には適用されるか?
  • 規定の例外「スーパー2」の仕組み
  • 調停前ボーナスプールの仕組み
  • 年俸調停の流れ
  • 過去の年俸調停選手高額ランキング
  • 2026年シーズンの年俸調停権資格保有選手一覧
  • 注目のタリク・スクーバルの年俸調停

最後までお読みいただけると幸いです。

年俸調停制度(Arbitration)とは?

メジャーリーグサービスタイム(以下MLS)3年以上6年未満の選手に与えられる、適正年俸の見直し制度です。

メジャーリーグサービスタイム(MLS)の仕組み

MLSはメジャーの試合に出場可能な26人枠のアクティブ・ロスターに1シーズンで172日間登録されると、1年(1.000)とカウントされます。(故障者リスト入り選手も含まれます)

選手はMLS6年に達してFA権を得るまでは、球団側に保留権があります

球団が保留権を持つ選手は、他球団との契約交渉ができません。

選手意思での移籍や、退団して移籍することもできない仕組みとなっています。

MLS年数ごとの契約更改例

FA権を取得すると他球団との交渉が可能になるので、年俸調停権はなくなります

年俸調停権資格はMLS3年以上6年未満の選手に限られます。

一般的なメジャー選手の契約更改例は以下の通りです。

MLS3年未満の選手

年俸調停権なし:球団が年俸を決定。概ね、最低契約額で1年契約で更改。(選手に拒否権なし)

※2026年シーズンの最低年俸は$780K(約1億1千万円)となる予定です。

MLS3-5年の選手

年俸調停権資格あり:年棒調停をするか、年俸調停を回避して1年の契約更改。

MLS6年でオフシーズンを迎えた選手

FA権(自動行使)を獲得:全球団と自由に契約交渉が可能となり、以降のキャリアで保留権に縛られることはありません

日本人選手にも年俸調停権は与えられる?

NPBからMLBに移籍する場合、25歳未満の選手には同様の規則が適用され、デビュー後、3年間は所属球団に保留権があり、年俸が決定されます

MLS3年を経過すると年俸調停権を得て、適正な年俸が設定されます。

この規則は25歳以上の選手には適用されません。

25歳以上の選手はMLBへ移籍する段階で年俸交渉が可能となっています。

年俸調停の流れ

選手と球団の交渉がまとまらない場合、公聴会にて第三者による仲裁が行われます。

公聴会では選手と球団どちらか一方が提示した希望年俸が完全採用されます。双方の希望額の中間をとることはできません。

年俸調停のスケジュール

年俸調停権保有選手のスケジュールは以下の通りです。

  1. 1月の期限までに選手と球団が契約交渉をおこないます。
  2. 期限までに契約がまとまらなかった場合は、選手と球団の双方で希望年俸額を提示した上で2月に行われる公聴会に進みます。(さらに交渉を行い、公聴会前に妥結点で契約が合意されることもあります)
  3. 中立の裁定人により、適正年俸額が決定されます。

年俸調停は回避されることかとがほとんど

基本的に年俸調停は回避される傾向にあります。

年俸調停を申請する選手は、多い年で150人以上。そのうち、公聴会が開かれるケースは年間10-20人前後です。

ほとんどの選手が球団との主張額の中間点で妥結し、単年あるいは複数年契約が結ばれます。

公聴会では双方の主張の折衷案は採用されないことや、球団と選手の対立による、関係悪化を避けるためです。

規定の例外 スーパー2とは?

MLS2年以上3年未満の選手でも年俸調停の対象となる選手がいます

この制度は「スーパー2」と呼ばれ、MLBで年俸調停を通常より早く獲得できる選手の特別枠です。

早い段階で年俸が大きく上がる可能性があり、活躍次第では通常の選手より得られる給与が増えることになります。

スーパー2の資格を得るための条件

スーパー2の資格を得るための条件は以下の通りです。

  • MLS2年以上3年未満の選手をサービスタイムの長い順に並べます。(MLS2.000〜2.171)
  • その中でサービスタイム上位22%の選手が対象となります。
  • この「22%ライン」は毎年変動します。(概ね、2.120〜2.140の間)
  • 前シーズンで最低86日間のサービスタイムを累積していることが追加条件となります。(アクティブ・ロスターで約3ヶ月弱の稼働日数が必要)

若手選手への収入救済制度:調停前ボーナスプール(Pre-arbitration bonus pool)の導入

2022年から調停権を持たない選手の中で、各アワード表彰を受賞した選手や、活躍度の高い100人の選手への分配金制度「調停前ボーナスプール (Pre-arbitration bonus pool)」が導入されました。

調停前ボーナスプールの概要

2022-26 年の労使協定で導入された若手選手への収入救済制度です。

年俸調停権を持たないMLS3年未満の選手がどんなに活躍しても、ほとんどの選手がMLB最低保証年俸に近い金額で契約更改されていたためです。

ボーナスプールは各チームから拠出された合計$50Mが対象の各選手へ分配されます

ボーナスプール分配の基準

配分は各種表彰の最終順位やWARなどの客観的指標に基づいて決定されます。

主な表彰の支給額は以下の通りです。

ボーナスプール支給額
  • MVP、サイ・ヤング賞:$2.5M
  • 新人王:$750K
  • ALL-MLB 1st team:$1M

複数の表彰を受けた場合は、支給額の中で最も高い金額が支払われます。

例えば、サイ・ヤング賞とALL-MLB 1st teamに選出された場合、それぞれがボーナスプールの支給対象となります。

このケースでは$2.5M(サイ・ヤング賞のボーナス)>$1M(ALL MLBのボーナス)のため、$2.5Mのみが支払われることになります。

活躍度で支給額は増加する

表彰で支給された分配金の残額はランキングから算出された金額をWAR上位100人に分配します

サイ・ヤング賞や新人王の投票で上位となった選手は、WARでも上位になることがほとんどです。

例として、2025年シーズンのポール・スキーンズはサイ・ヤング賞を受賞し、WARでもトップ10に入っています。

スキーンズにはサイ・ヤング賞によって支給された$2.5Mと、WAR上位の活躍度によって支給された$936K合計$3.43Mが支給されました

高額年俸調停選手ランキング

年俸調停権資格保有選手で高年俸となった歴代選手のランキングを紹介します。

年俸調停を受けて高額年俸となった選手と、年俸調停を回避して高額年俸となった選手、それぞれのランキングを発表します。

年俸調停をして高額年俸となった選手のランキング(公聴会決定額)

年俸調停公聴会を経て決定された年俸のランキングです。※日本円の記載は本記事投稿時の為替レートでの金額です。

順位名前(年度:所属チーム)年俸採用
1ブラディミール・ゲレーロJr.(2024年:ブルージェイズ)$19,9000,000(約30億円)選手側
2テオスカー・ヘルナンデス(2023年:マリナーズ)$14,000,000(約22億1,101万円)球団側
3ゲリット・コール(2019年:アストロズ)$13,500,000(約21億3205万円)選手側
3マックス・フリード(2023年:ブレーブス)$13,500,000(約21億3205万円)選手側
5トレバー・バウアー(2019年:インディアンス)$13,000,000(約20億5,308万円)球団側

調停を回避して高額年俸となった選手

年俸調停を回避して高額契約を結んだ選手は以下の通りです。年俸調停権を得て、実績を残した選手の年俸は年々高騰しており、単年で$30Mを超える契約もあります。

順位名前(年度:所属チーム)年俸MLS年数
1フアン・ソト(2024年:ヤンキース)$31,000,000 (約48億8,956万円)5年
2大谷翔平(2023年:エンゼルス)$30,000,000 (約47億3,136万円)5年
3ブラディミール・ゲレーロJr.(2025年:ブルージェイズ)$28,500,000 (約44億9,476万円)5年
4ムーキー・ベッツ(2020年:レッドソックス)$27,000,000(約42億6,880万)5年
5ノーラン・アレナド(2019年:ロッキーズ)$26,000,000 (約41億1,005万4,616円)5年
番外デイビッド・プライス(2015年:タイガース)$19,750,000(約31億4,232万円) 
※投手史上最高額
5年

このランキングの中からブラディミール・ゲレーロJr.とノーラン・アレナドは契約更改後に所属球団と長期契約を結んでいます。

またムーキー・ベッツも2020年シーズン中にドジャースへ移籍し、長期契約を結んでいます。

年俸調停権資格保有選手の複数年契約

選手が球団と長期の複数年契約を結ぶ可能性は、どのタイミングでもありえます。(メジャーデビュー前も含む)

長期の複数年契約が結ばれるよくある例としては

「それほど裕福ではない球団が、メジャーデビュー後の早い段階で実績を残した若手有望株に対して、今後数年間にわたる活躍に期待して締結する」

年俸の高騰や活躍した有望株のFA流出を避けて、戦力を確保することが主な狙いです。

長期契約のメリット

球団側

  • 選手としてピークの年齢を保有できる
  • MLS6年でのFA流出を避けることができる
  • ローリスク・ローリターンの長期契約を締結することで、年俸の跳ね上がりを防ぐことができる

選手側のメリット

  • 仮に活躍できなくても、長期契約とそれなりの年俸が担保される

2025-2026年オフシーズンの主な年俸調停選手一覧

エンゼルス

選手名(MLS)契約内容
ジョー・アデル(4.085)$5.2Mで契約合意
レイド・デトマーズ(3.195)合意に至らず、公聴会へ
ホセ・ソリアーノ(3.121)$2.9Mで契約合意
ローガン・オハッピー(3.008)$2.625Mで契約合意
ザック・ネト(2.170)$4.15Mで契約合意

アストロズ

選手名(MLS)契約内容
イサック・パレイデス(4.160)合意に至らず、公聴会へ
ヘスス・サンチェス(4.118)$6.8Mで契約合意
ジェイク・メイヤーズ(4.044)$3.55Mで契約合意
ジェレミー・ペーニャ(4.000)$9.475Mで契約合意
ハンター・ブラウン(3.035)$5.71Mで契約合意
ヤイナー・ディアス(3.035)合意に至らず、公聴会へ

アスレチックス

選手名(MLS)契約内容
シェイ・ランゲリアーズ(3.051)$5.25Mで契約合意

ブルージェイズ

選手名(MLS)契約内容
ドールトン・バーショ(5.128)$10.75Mで契約合意
アーニー・クレメント(3.168)$4.6Mで契約合意
タイラー・ハイネマン(3.066)$1.23Mで契約合意

ブレーブス

選手名(MLS)契約内容
マウリシオ・デュボン(5.162)$6.1Mで契約合意

ブルワーズ

選手名(MLS)契約内容
ジェイク・バウアーズ(5.084)$2.7Mで契約合意
アンドリュー・ボーン(4.142)$7.65Mで契約合意
ウィリアム・コントレラス(4.112)合意に至らず、公聴会へ
トレバー・メギル(4.002)$9.475Mで契約合意
ブライス・トゥラング(2.165)$4.15Mで契約合意

カージナルス

選手名(MLS)契約内容
ジョジョ・ロメロ(5.045)$4.26Mで契約合意
ラーズ・ヌートバー(4.076)$5.25Mで契約合意
ブランドン・ドノバン(4.000)$5.8Mで契約合意
アンドレ・パランテ(3.145)$4Mで契約合意
ノーラン・ゴーマン(3.114)$2.65Mで契約合意
アレク・バールソン(3.029)$3.3Mで契約合意
マシュー・リベラトーレ(2.144)$2.26Mで契約合意

カブス

選手名(MLS)契約内容
ジャスティン・スティール(4.143)$6.775Mで契約合意
エドワード・カブレラ(3.147)$4.45Mで契約合意
ハビアー・アサド(3.027)$1.8Mで契約合意

ダイヤモンドバックス

選手名(MLS)契約内容
ケビン・ギンケル(5.033)$2.72Mで契約合意
ガブリエル・モレノ(3.061)$2.55Mで契約合意
ライン・ネルソン(3.020)$3Mで契約合意

ドジャース

選手名(MLS)契約内容
ブルスダー・グラテロル(5.167)$2.8Mで契約合意
アレックス・べシア(5.078)クラブオプション$3.65Mを行使
アンソニー・バンダ(4.135)$1.625Mで契約合意
ブロック・スチュアート(4.093)$1.3Mで契約合意
アレックス・コール(2.161)$1.6Mで契約合意

ガーディアンズ

選手名(MLS)契約内容
スティーブン・クワン(4.000)$7.72Mで契約合意
デイビッド・フライ(2.154)$1.37Mで契約合意

マーリンズ

選手名(MLS)契約内容
アンソニー・ベンダー(4.153)$2.81Mで契約合意
ライアン・ウェザーズ(3.066)$3.06Mで契約合意
カルビン・フォーシェイ(2.156)合意に至らず、公聴会へ

マリナーズ

選手名(MLS)契約内容
ランディ・アロザレーナ(5.129)$15.65Mで契約合意
ローガン・ギルバート(4.144)$10.92Mで契約合意
ジョージ・カービー(3.151)$6.55Mで契約合意
マット・ブラッシュ(3.121)$1.55Mで契約合意
ブライス・ミラー(2.153)合意に至らず、公聴会へ

メッツ

選手名(MLS)契約内容
ルイス・トレンス(5.105)$2.27Mで契約合意
タイロン・テイラー(5.093)$3.8Mで契約合意
デイビッド・ピーターソン(5.089)$8.1Mで契約合意
タイラー・メギル(4.031)S2.5Mで契約合意
ワスカル・ブラゾバン(2.170)$1.05M
フランシスコ・アルバレス(2.164)$2.4M
リード・ギャレット(2.143)$1.3M

ナショナルズ

選手名(MLS)契約内容
ルイス・ガルシアJr.(4.142)$6.87Mで契約合意
マッケンジー・ゴア(4.000)$5.6Mで契約合意
CJ・エイブラムス(3.130)$4.2Mで契約合意
ジェイク・アービン(2.152)$2.8Mで契約合意
ケイド・カバーリ(2.141)合意に至らず、公聴会へ

オリオールズ

選手名(MLS)契約内容
テイラー・ウォード(5.164)$12.17Mで契約合意
ライアン・マウントキャッスル(5.105)1年$6.78M(2027年のクラブオプション$7.5Mつき)で契約合意
キーガン・エイキン(5.083)合意に至らず、公聴会へ
トレバー・ロジャース(5.047)$6.2Mで契約合意
タイラー・ウェールズ(4.132)$2.44Mで契約合意
ディーン・クレイマー(4.112)$5.75Mで契約合意
アドリー・ラッチマン(4.000)$7.25Mで契約合意
フェリックス・バティースタ(4.000)$2.25Mで契約合意
カイル・ブラディッシュ(3.160)合意に至らず、公聴会へ
シェーン・バズ(3.158)$3.5Mで契約合意
イェニエル・カノ(3.065)$1.6Mで契約合意
ガナー・ヘンダーソン(3.036)$8.5Mで契約合意

パドレス

選手名(MLS)契約内容
エイドリアン・モレホン(5.140)$3.9Mで契約合意
ジェイソン・アダム(5.132)$6.67Mで契約合意
ギャビン・シーツ(4.076)$4.5Mで契約合意
JP・シアーズ(3.065)$2.75Mで契約合意
メイソン・ミラー(2.166)$4Mで契約合意
フレディ・ファーミン(2.165)$2.1M

フィリーズ

選手名(MLS)契約内容
ヘスス・ルザード(5.165)$11Mで契約合意
エドムンド・ソーサ(5.140)$4.4Mで契約合意
アレク・ボーム(5.106)$10.2Mで契約合意
ブランドン・マーシュ(4.078)$5.2Mで契約合意
ジョアン・デュラン(4.000)$7.5Mで契約合意
ブライソン・ストット(4.000)$5.9Mで契約合意
タナー・バンクス(3.092)$1.2Mで契約合意

パイレーツ

選手名(MLS)契約内容
デニス・サンタナ(5.126)$3.5Mで契約合意
ジョーイ・バート(4.020)$2.53Mで契約合意
ジャスティン・ローレンス(3.167)$1.22Mで契約合意
オニール・クルーズ(3.110)$3.3Mで契約合意
ジャック・スウィンスキー(2.170)$1.25Mで契約合意

レンジャーズ

選手名(MLS)契約内容
サム・ハーガティ(5.007)$1.25Mで契約合意
ジョシュ・スミス(3.129)$3.22Mで契約合意
ジェイク・バーガー(3.127)$3.2Mで契約合意
エズキエル・デュラン(3.050)$1.37Mで契約合意
ジョシュ・ヤング(3.023)$2.9Mで契約合意

レイズ

選手名(MLS)契約内容
シェーン・マクラナハン(4.158)$3.6Mで契約合意
コール・サルサー(4.096)$1.05Mで契約合意
テイラー・ウォールズ(4.092)$2.45Mのオプション行使して2027年$3.1Mの契約合意
グリフィン・ジャックス(4.091)$3.56Mで契約合意
ギャレット・クレビンジャー(4.060)$2.4Mで契約合意
スティーブン・ウィルソン(3.166)$1.52Mで契約合意
ニック・フォーテス(3.149)$2.53Mで契約合意
ジョシュ・ロウ(3.093)$2.6Mで契約合意
ブライアン・ベイカー(3.049)$1.27Mで契約合意
ライアン・ペピオ(3.005)$3.02Mで契約合意
エドウィン・ウセタ(2.150)契約合意に至らず、額を変更予定

レッドソックス

選手名(MLS)契約内容
タナー・ハウク(4.100)$4.1Mで契約合意
ジョアン・オビエド(4.078)$1.55Mで契約合意
ジャレン・デュラン(3.155)$7.7Mの契約合意
カッター・クロフォード(3.136)$2.75Mで契約合意
ロミー・ゴンザレス(3.083)$1.6Mで契約合意
コナー・ウォン(3.079)$1.37Mで契約合意
トリストン・カサス(3.032)$1.61Mで契約合意

レッズ

選手名(MLS)契約内容
ブレディ・シンガー(5.156)$12.75Mで契約合意
ギャビン・ラックス(5.114)$5.52Mで契約合意
タイラー・スティーブソン(5.056)契約合意に至らず、公聴会へ
ニック・ロドロ(4.000)$4.72Mで契約合意
ベン・ロートベット(3.135)$1.25Mで契約合意(2025年11月にドジャースと合意済み)
グラハム・アーシュクラフト(3.130)契約合意に至らず、公聴会へ
TJ・フリードル(3.112)$3.8Mで契約合意
トニー・サンティラン(3.099)$1.8Mで契約合意
スペンサー・スティアー(3.035)$4Mで契約合意
ウィル・ベンソン(3.003)$1.725Mで契約合意
マット・マクレーン(2.140)$2.3Mで契約合意

ロッキーズ

選手名(MLS)契約内容
ジミー・ハーゲット(4.069)$1.55Mで契約合意
ミッキー・モニアック(4.027)$4Mで契約合意
ライアン・フェルトナー(3.071)$2.45Mの契約合意
タイラー・フリーマン(3.046)$1.52Mで契約合意
ブレントン・ドイル(2.161)$3.1Mで契約合意

ロイヤルズ

選手名(MLS)契約内容
クリス・ブービッチ(5.135)契約合意に至らず、公聴会へ
ジョン・シュレーバー(5.027)$3.715Mで契約合意
ジョナサン・インディア(5.000)$8Mの契約合意
カイル・イズベル(4.043)$2.7Mで契約合意
ニック・ミアーズ(4.022)$1.9Mで契約合意
ベイリー・フォルター(3.138)$3.6Mで契約合意
ダニエル・リンチ4世(3.136)$1.02Mで契約合意
ビニー・パスカンティーノ(3.101)契約合意に至らず、公聴会へ
マイケル・マッシー(3.068)$1.57Mで契約合意
マイケル・ガルシア(2.168)5年総額$57.5Mで契約延長済み

タイガース

選手名(MLS)契約内容
タリク・スクーバル(5.114)契約合意に至らず、公聴会へ
ケイシー・マイズ(5.111)$6.15Mで契約合意
ジェイク・ロジャース(5.040)$3.05Mの契約合意
ウィル・ベスト(4.100)$3.95Mで契約合意
ザック・マッキンストリー(4.099)$4.2Mで契約合意
マット・バーリング(4.026)$3.22Mで契約合意
ライリー・グリーン(3.110)$5Mで契約合意
スペンサー・トーケルソン(3.076)$4.07Mで契約合意
ケリー・カーペンター(3.057)$3.27Mで契約合意
タイラー・ホートン(3.047)$1.57Mで契約合意

ツインズ

選手名(MLS)契約内容
ライアン・ジェファーズ(5.089)$6.7Mで契約合意
ジャスティン・トパ(5.044)$1.22Mで契約合意
ベイリー・オーバー(4.093)$5.2Mの契約合意
ジョー・ライアン(4.033)契約合意に至らず
トレバー・ラーナック(4.014)$4.47Mで契約合意
ロイス・ルイス(3.142)$2.85Mで契約合意
アレックス・ジャクソン(3.036)$1.35Mで契約合意
コール・サンズ(3.017)$1.1Mで契約合意

ホワイトソックス

選手名(MLS)契約内容
デレク・ヒル(3.040)$900Kで契約合意

ヤンキース

選手名(MLS)契約内容
ジャズ・チザムJr.(5.075)$10.2Mで契約合意
デイビッド・べドナー(5.073)$9Mで契約合意
クラーク・シュミット(4.148)$4.5Mで契約合意
カミロ・ドバル(4.071)$6.1Mで契約合意
ルイス・ヒル(3.073)$2.16Mで契約合意
ジェイク・バード(3.051)$975Kで契約合意
オズワルド・カブレラ(3.050)$1.2Mで契約合意
フェルナンド・クルーズ(3.035)$1.45Mで契約合意
アンソニー・ボルピー(3.000)$3.47Mで契約合意
ホセ・カバレロ(2.170)$2Mで契約合意

注目のタリク・スクーバルの年俸調停の概要

デトロイト・タイガースのエース左腕、タリク・スクーバルは、2026シーズンの年俸について球団と合意に至らず、公聴会に進む見込みとなりました。

スクーバルは2024年と2025年に2連続でア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したトップ投手で、2025年の年俸は$10.15Mドルでした。

スクーバルとタイガース、双方の要求額の差

スクーバル側は$32M要求。一方、タイガース側は$19Mを提示差額は$13Mで、MLBの年俸調停史上最大の開きとなります。

中間値は25.5Mですが、公聴会では中間額を取ることはできず、どちらかの金額をそのまま採用します。

つまり、スクーバル側の希望額が採用されれば$32M、タイガース側の提示額が採用されれば、$19Mとなります。

スクーバルの希望額の背景

スクーバルの要求は、過去の年俸調停権資格保有投手の記録を大幅に上回ります。

これまでの最大の年俸上昇額はジェイコブ・デグロムの$9.6M(2019年)。最高額の記録はデイビッド・プライスの$19.75M(2015年)ですが、スクーバルの希望額はこれらを大幅に上回るものです。

スクーバルの代理人スコット・ボラスは、スクーバルの実績(連続サイ・ヤング賞)を基に、集団交渉協定の特別条項を主張して高額を求めています。

一方、タイガースは伝統的な年俸調停の基準(過去の類似事例)を重視して、年俸を提示。

今後の展望

公聴会前までに両者が交渉を続け、合意するケースもあります。

タイガースはスクーバルをチームの柱として残したい意向があるので、妥協点(22〜23M程度の推定額)で決着するかも知れません。 

ただし、差額が大きいため、公聴会まで行く可能性は高いと見られます。

スクーバルの調停結果は、大きな実績を残した選手の市場価値を見直す重要なモデルケースとなり、今後の年俸調停制度に大きな影響を与える可能性があります。 

まとめ

年俸調停権はMLS3年以上6年未満の選手に与えらる適正年俸の見直し制度です。

  • 25歳未満の日本人選手も対象となる。
  • 期限までに交渉がまとまらなかった場合は公聴会に進み、第三者が適正年俸を裁定する。
  • MLS2-3年の例外規定「スーパー2」になると年俸調停権資格保有期間が4年になる。
  • 調停資格を持たない選手が実績を残した際の収入救済制度、「調停前ボーナスプール」がある。
  • 選手が活躍すると年俸調停資格保有期間に年俸が高騰していくので、長期契約が結ばれる可能性がある。
  • タリク・スクーバルの年俸要求額とタイガースの提示額の乖離は過去最高額、公聴会での裁定に注目が集まる。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が参考になれば幸いです。

出典 

TradeRumors: Arbitration Tracker

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