【2026MLB開幕1ヶ月レビュー】好調4球団・不調7球団をセイバーメトリクスで分析

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みなさん、こんにちは!Chanです。

3月26日に開幕した2026年のMLBも、すでに1ヶ月が経過しようとしています。

勝率.700超えの独走チームがある一方で、二桁連敗の泥沼に沈むチームもあり、早くもコンテンダーと低迷チームがはっきり分かれ始めています。

しかし、勝敗表の数字だけを見ても「なぜ強いのか・なぜ弱いのか」は見えてきません。

この記事では、好調4球団・不調7球団について、セイバーメトリクス指標を軸に、表面的な成績の下で何が起きているかを読み解きます。

この記事でわかること
  • 2026年MLB開幕1ヶ月時点の勢力図とコンテンダー候補
  • 好調4球団(ドジャース・ブレーブス・パドレス・レッズ)の強さの正体
  • 不調7球団(メッツ・ブルージェイズ・レッドソックス・アストロズ・マリナーズ・ロイヤルズ・フィリーズ)の課題
この記事を書いた人
chan-chan

Chanです。妻と子ども2人と暮らす、アラフォーの会社員です。MLB関連を中心に野球の情報と筋トレについても発信しています。私の記事がMLB観戦や筋トレの参考になれば幸いです。

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2026年MLB開幕1ヶ月の勢力図

AL East
#  Team WLPCTGB L10STRK RSRA DIFF
AL Central
#  Team WLPCTGB L10STRK RSRA DIFF
AL West
#  Team WLPCTGB L10STRK RSRA DIFF
NL East
#  Team WLPCTGB L10STRK RSRA DIFF
NL Central
#  Team WLPCTGB L10STRK RSRA DIFF
NL West
#  Team WLPCTGB L10STRK RSRA DIFF

※ 2026年4月22日時点

※順位表は日本時間4月22日の試合前時点での順位表です。勝敗や順位は変動している可能性がありますので、最新の順位表をご確認ください

まずは開幕1ヶ月時点の全体感を整理します。

2026年は3月26日の開幕から約1ヶ月が経過し、各チーム22〜24試合を消化したタイミングです。

ナ・リーグ:西地区はドジャースとパドレス、中地区はレッズ、東地区はブレーブスが好調

ナ・リーグは西地区のドジャース・パドレスが2強として抜け出し、東地区はブレーブスが首位を独走、中地区はレッズが首位という構図になっています。

特筆すべきはレッズで、得失点差はマイナスながら首位に立っており、若手有望株のサル・スチュワートの活躍で新人王レースにも存在感を示しています。

ア・リーグ:混戦の中でALCSを戦ったマリナーズ・ブルージェイズが苦戦

ア・リーグは東・中・西の各地区で混戦が続く中、本命視されていたブルージェイズ・レッドソックス・マリナーズが軒並み沈んでいるのが特徴です。

昨季ア・リーグ王者のブルージェイズは、主力先発4人を含む大量の負傷者に苦しむ「最も不運なチーム」となっています。

POINT
開幕1ヶ月は「ロースターの層の厚さ」と「負傷者への耐性」がそのまま順位に反映される時期。昨年のドジャース、今年のブレーブスのような厚みあるチームが上位を占めるのはその証左。

好調4球団のセイバーメトリクス分析

ここからは好調4球団について、指標をもとに好調な要因を分析します。

ロサンゼルス・ドジャース(16勝6敗・勝率.727)──メジャー屈指の選手層の厚さで好調なスタート

ロサンゼルス・ドジャース 2026成績
LAD

ロサンゼルス・ドジャース

NL West · 2026シーズン

7.7
チームランキング(リーグ順位)
🏏 打撃
AVG
1
OBP
1
OPS
1
R
1
HR
1
SB
22
⚾ 先発投手
ERA
4
WHIP
2
BB/9
3
K/9
25
H/9
2
HR/9
10
🛡️ リリーフ投手
ERA
16
WHIP
9
BB/9
11
K/9
10
H/9
9
HR/9
8
🧤 守備
Def
1
DRS
1
OAA
1
FRV
3
ARM
3
FRM
18
打撃成績リーダー
選手名年齢GPAHRSBBB%K%AVGOBPSLGwOBAwRC+WAR
アンディ・パへス252289546.7%24.7%.370.416.605.4461851.3
マックス・マンシー3521858010.6%29.4%.303.376.632.4341771.2
ダルトン・ラッシング25828700.0%28.6%.444.4641.296.7413801.0
フレディ・フリーマン362089307.9%11.2%.296.360.519.3871450.8
大谷翔平31221035115.5%22.3%.272.402.506.3861450.7
ミゲル・ロハス371439107.7%15.4%.382.421.529.4181660.5
チーム合計2931386342129.7%21.8%.293.366.507.3831427.7
投手成績リーダー
選手名年齢GGSIPK%BB%HR/9LOB%GB%ERAFIPxFIPWAR
タイラー・グラスナウ324425.030.5%6.3%0.7265.9%43.3%3.242.572.850.8
大谷翔平313318.026.1%8.7%0.0085.7%50.0%0.502.303.590.7
ジャスティン・ロブレスキー254324.09.8%5.4%0.0076.2%41.6%1.883.014.780.6
山本由伸274425.222.1%3.2%1.0589.9%42.6%2.103.483.510.5
アレックス・ベシア301008.232.3%9.7%0.00100.0%27.8%0.001.863.450.3
ジャック・ドレイヤー27909.132.4%11.8%0.0075.0%26.3%1.932.063.820.3
チーム合計299122195.023.1%8.4%0.8374.6%41.5%3.423.603.913.3
故障者リスト(IL)
STATUSPOS選手名年齢故障・手術内容日付
10ILSSムーキー・ベッツ33.5腹斜筋肉離れ2026/4/4
10ILINF/OFトミー・エドマン31.0足首手術2025年11月
60ILINF/OFキケ・ヘルナンデス34.7肘手術2025/11/15
15ILSPランドン・ナック28.8腹斜筋肉離れ2026/3/13
15ILSPブレイク・スネル33.4肩疲労2025/11/1
60ILSPギャビン・ストーン27.5肩炎症2026年2月
15ILRPベン・カスペリアス27.2肩炎症2026/4/12
60ILRPジェイク・カズンズ31.8トミー・ジョン手術2025/6/18
15ILRPエドウィン・ディアス32.1肘手術(遊離体除去)2026/4/22
15ILRPブルスダル・グラテロル27.7肩手術2024/11/14
60ILRPボビー・ミラー27.0肩の張り2026年2月
60ILRPエバン・フィリップス31.6トミー・ジョン手術2025/6/4
15ILRPブロック・スチュワート34.5肩デブリードマン手術2025/9/29

ドジャースはメジャー全体1位のチームfWAR(11)という圧倒的な数字で首位に立っています。

勝率.727はメジャー最高で、2位パドレスに1ゲーム差という状況です。(日本時間4月22日の試合前時点)

好調ドジャースを牽引するのはアンディ・パヘス。打率・安打数でメジャー首位に立つという奮闘ぶり。

wRC+185と得点貢献度の高さが際立ちます。

wRC+とは?打者の得点貢献度を表す偏差値。詳しくはこちらの記事で解説しています🔽

また開幕から二刀流を再開した大谷翔平も好調

投手として防御率0.50、打者として52試合連続出塁というペースで、投打両面でチームを牽引しています。

懸念は、守護神エドウィン・ディアスが肘の手術でIL入りとなった点です。

近年クローザーが固定できず苦しんでいるドジャースですが、今シーズンもその悩みは続くこととなりました。

ドジャースの評価

この強さが特定選手の好調だけでなく、ロースター全体の底上げで作られていることを示しています。

投手でスネル、野手でベッツやエドマンなどの主力が離脱しても、ロブレスキー、フリーランドなどがそれぞれ代役としての役割を果たせていることが強みです。

アトランタ・ブレーブス(16勝7敗・勝率.696)──メジャートップの得失点差が物語る総合力

アトランタ・ブレーブス 2026成績
ATL

アトランタ・ブレーブス

NL East · 2026シーズン

チームランキング(リーグ順位)
🏏 打撃
AVG
2
OBP
3
OPS
2
R
2
HR
4
SB
27
⚾ 先発投手
ERA
1
WHIP
3
BB/9
10
K/9
22
H/9
1
HR/9
14
🛡️ リリーフ投手
ERA
2
WHIP
1
BB/9
1
K/9
18
H/9
5
HR/9
3
🧤 守備
Def
5
DRS
9
OAA
1
FRV
1
ARM
21
FRM
10
打撃成績リーダー
選手名年齢GPAHRSBBB%K%AVGOBPSLGwOBAwRC+WAR
マット・オルソン32231046012.5%26.0%.278.365.589.4101591.1
ドレイク・ボールドウィン2523106507.5%17.0%.313.377.510.3951501.0
マウリシオ・ドュボン312182204.9%18.3%.299.341.455.3551230.6
マイケル・ハリスII252178426.4%19.2%.288.333.466.3561240.6
オジー・アルビーズ292398407.1%14.3%.281.337.449.3501200.5
オースティン・ライリー2923993210.1%21.2%.239.323.386.3231020.5
チーム合計3132688830108.7%19.6%.274.342.446.3521215.2
投手成績リーダー
選手名年齢GGSIPK%BB%HR/9LOB%GB%ERAFIPxFIPWAR
ブライス・エルダー275530.024.6%7.6%0.6081.6%44.2%1.503.173.620.7
ライゼル・イグレシアス36808.235.5%3.2%0.00100.0%36.8%0.000.942.360.4
ロベルト・スアレス351009.230.6%2.8%0.0087.5%45.8%0.931.172.020.4
グラント・ホームズ305526.119.6%10.3%1.0376.6%41.3%3.424.274.350.3
ディラン・リー3111010.024.3%5.4%0.0085.7%30.8%0.901.933.850.3
ホセ・スアレス285111.122.6%9.4%0.0063.6%47.2%6.352.343.550.2
チーム合計319423205.022.6%7.8%0.7978.4%40.6%2.683.573.932.8
故障者リスト(IL)
STATUSPOS選手名年齢故障・手術内容日付
10ILCショーン・マーフィー31.5股関節手術(関節唇損傷)2025/9/9
10ILSSキム・ハソン30.5手術(指腱断裂)2026/1/18
60ILSPスペンサー・シュウェレンバック25.9肘関節鏡手術(骨片除去)2026/2/18
60ILSPA.J.スミス=ショーバー23.4トミー・ジョン手術2025/6/9
15ILSPスペンサー・ストライダー27.5腹斜筋肉離れ2026/3/23
15ILSPハーストン・ウォルドレップ24.1肘関節鏡手術(骨片除去)2026/2/23
60ILSPジョーイ・ウェンツ28.5膝靭帯断裂2026/3/8
15ILRPライゼル・イグレシアス36.3肩炎症2026/4/19
60ILRPジョー・ヒメネス31.3膝関節鏡手術2025年10月
60ILRPダニー・ヤング31.9トミー・ジョン手術2025年5月
※ 出場停止リスト:OF ジュリクソン・プロファー(162試合出場停止 2026/3/3)

ナ・リーグ東地区の首位ブレーブスは、チームWAR8.0(MLB2位)、そしてメジャー最高の得点と得失点差+62を誇り、好調をキープしています。

注目はロナルド・アクーニャJr.らがまだスロースタートな中でのこのチーム状態ということ。

主砲マット・オルソンがチーム1位のOPSで6本塁打を放ち打線を牽引しており、アクーニャJr.が状態を上げてくれば、さらに得点力がアップする強力打線になる可能性を秘めています。

守護神ライゼル・イグレシアスが肩の負傷で離脱しましたが、代役のロベルト・スアレスがしっかり穴を埋めており、ここでもロースターの層の厚さが光ります。

ブレーブスの評価

得失点差+62はMLBトップで、これは「運ではなく実力で勝っている」ことを示す指標です。

ピタゴラス勝率(得失点から推定される期待勝率)でも上位に位置しており、この勢いは本物か。

サンディエゴ・パドレス(15勝7敗・勝率.682)──メイソン・ミラーの「連続無失点記録」

サンディエゴ・パドレス 2026成績
SDP

サンディエゴ・パドレス

NL West · 2026シーズン

チームランキング(リーグ順位)
🏏 打撃
AVG
17
OBP
23
OPS
22
R
19
HR
25
SB
8
⚾ 先発投手
ERA
12
WHIP
16
BB/9
17
K/9
8
H/9
15
HR/9
5
🛡️ リリーフ投手
ERA
4
WHIP
4
BB/9
7
K/9
7
H/9
7
HR/9
2
🧤 守備
Def
6
DRS
16
OAA
11
FRV
7
ARM
1
FRM
13
打撃成績リーダー
選手名年齢GPAHRSBBB%K%AVGOBPSLGwOBAwRC+WAR
ラモン・ラウレアーノ312085437.1%24.7%.273.329.506.3661340.8
ジャクソン・メリル232293346.5%21.5%.221.272.395.293860.5
フェルナンド・タティス Jr.2722950611.6%22.1%.253.340.304.300910.5
ザンダー・ボガーツ3321883210.2%9.1%.266.341.405.3381160.4
ルイス・カンプサーノ271235108.6%25.7%.281.343.500.3721380.4
フレディ・ファーミン3117410014.6%22.0%.182.317.242.273730.3
チーム合計3032881717219.5%20.9%.232.310.369.307952.5
投手成績リーダー
選手名年齢GGSIPK%BB%HR/9LOB%GB%ERAFIPxFIPWAR
メイソン・ミラー2711011.171.1%5.3%0.00100.0%55.6%0.00-1.10-0.740.9
ニック・ピベッタ334416.036.4%9.1%0.0055.6%33.3%4.501.263.060.8
ランディ・バスケス274421.227.8%8.9%0.4283.3%44.6%2.492.673.460.6
マイケル・キング315527.223.2%12.5%0.3380.4%43.9%2.283.684.540.4
アドリアン・モレホン279010.220.4%4.1%0.0047.1%62.2%6.751.822.330.4
ウォーカー・ビューラー314417.224.7%8.2%0.5164.8%45.8%4.583.023.220.4
チーム合計299922198.025.7%9.2%0.5974.5%45.8%3.363.193.654.0
故障者リスト(IL)
STATUSPOS選手名年齢故障・手術内容日付
10ILINFウィル・ワグナー27.7腹斜筋肉離れ2026/3/2
15ILSPグリフィン・キャニング29.9アキレス腱断裂2025/6/26
15ILSPジョー・マスグローブ33.4トミー・ジョン手術2024/10/11
15ILSPニック・ピベッタ33.2屈筋腱肉離れ2026/4/12
60ILRPジョニー・ブリト28.2肘手術(内部ブレース)2025年4月
15ILRPジェレマイア・エストラーダ27.5肘腱炎2026/4/9
15ILRPブライアン・ホーイング29.5屈筋腱手術2026年3月
15ILRP松井裕樹30.5股関節肉離れ2026年2月
※ 出場制限リスト:SP ダルビッシュ有(制限リスト入り 2026/3/25)

ドジャースに食らいつくパドレスは、チームWAR6.5(MLB4位)を記録しており、混戦のナ・リーグ西地区で存在感を示しています。

打線は成績上ではMLB中位から下位となっており、決して好調とは言えない状態です。

最も調子がいいのはラモン・ラウレアーノで、OPS.900前後と機能しています。

そして特筆すべきは守護神のメイソン・ミラー。

30.2イニング連続無失点、奪三振率76.7%という、ほぼ異次元の投球を続けています。

奪三振率76.7%とは「打席の4回に3回は三振に打ち取っている」ということで、圧倒的な支配力を見せています。

パドレスの評価

打線の調子が上がらない中で、投手陣の踏ん張り、特にブルペンはミラーまで繋げば勝利が固い状況。

タティスJr.やマチャドの調子が上がってくれば打線も機能してくるでしょう。

シンシナティ・レッズ(15勝8敗・勝率.652)──得失点差マイナスながら首位に立つチームを支えるブルペン

シンシナティ・レッズ 2026成績
CIN

シンシナティ・レッズ

NL Central · 2026シーズン

チームWAR
0.1
チームランキング(リーグ順位)
🏏 打撃
AVG
30
OBP
27
OPS
29
R
25
HR
17
SB
9
⚾ 先発投手
ERA
19
WHIP
23
BB/9
22
K/9
29
H/9
23
HR/9
8
🛡️ リリーフ投手
ERA
1
WHIP
12
BB/9
28
K/9
11
H/9
2
HR/9
5
🧤 守備
Def
12
DRS
25
OAA
7
FRV
11
ARM
28
FRM
30
打撃成績リーダー
選手名年齢GPAHRSBBB%K%AVGOBPSLGwOBAwRC+WAR
サル・スチュワート2223988514.3%18.4%.289.388.639.4381741.2
エリー・デラクルーズ2423102659.8%29.4%.261.333.511.3721301.0
エウヘニオ・スアレス342391309.9%29.7%.256.330.402.3311030.1
P.J.ヒギンズ33590011.1%33.3%.250.333.250.280690.1
デイン・マイヤーズ302132019.4%18.8%.250.344.250.288740.1
マット・マクレイン2623970315.5%24.7%.188.330.238.281700.0
チーム合計28360861222010.8%24.7%.204.296.332.289750.1
投手成績リーダー
選手名年齢GGSIPK%BB%HR/9LOB%GB%ERAFIPxFIPWAR
レット・ラウダー245529.015.3%7.6%0.3169.6%40.7%3.103.274.620.7
チェイス・バーンズ234422.125.0%10.2%1.2190.9%43.9%2.424.123.840.5
アンドリュー・アボット275524.213.2%9.6%0.7364.7%47.1%5.844.314.750.4
グラハム・アッシュクラフト2812012.029.8%12.8%0.0078.6%51.9%1.502.303.210.3
トニー・サンティラン2910010.032.4%16.2%0.00100.0%42.1%0.002.533.770.3
ブロック・バーク2911010.131.0%9.5%0.0066.7%48.0%0.871.782.970.3
チーム合計2911023209.019.6%11.6%0.7376.2%38.8%3.364.144.722.6
故障者リスト(IL)
STATUSPOS選手名年齢故障・手術内容日付
10ILCホセ・トレビーノ33.4背中の張り2026/4/4
60ILSPハンター・グリーン26.7肘関節鏡手術(骨片除去)2026/3/10
15ILSPニック・ロドロ28.2マメ(左人差し指)2026/3/22
15ILRPカレブ・ファーガソン29.8腹斜筋肉離れ2026/3/7

レッズは得失点差がマイナスにもかかわらずナ・リーグ中地区首位に立っています。

原動力は若手有望株のサル・スチュワートで、8本塁打・21打点と打線を牽引するパフォーマンスを見せています。

さらにエリー・デラクルーズも好調で、若い野手陣の勢いがチームを押し上げている形です。

そしてチームを支えているのがMLBトップのブルペン防御率2.31

打線の爆発力には欠けるものの、リードを渡さずに逃げ切る試合運びで勝利を積み上げています。

レッズの評価

接戦を確実に取る力やブルペンの質に依存する勝ち方で、長期シーズンでは平均回帰しやすい傾向があります。レッズがこのまま首位を維持できるかは、打線の上積みにかかっています。


不調7球団の分析

続いて、事前の評価から大きく下振れしている7球団を見ていきます。

各チームの不調の原因は、打撃・投手・負傷者など、まったく異なっています。

ニューヨーク・メッツ(7勝15敗・勝率.318)──先の見えない泥沼の大型連敗で沈む高年俸チーム

NYM
ニューヨーク・メッツ
NL East 5位 / 7勝15敗 / 勝率.318
7
Wins
15
Losses
−25
Run Diff
72
RS
97
RA
L11
Streak
選手IL負傷箇所負傷日
フアン・ソト
Juan Soto — OF 主砲
10日IL ふくらはぎ肉離れ 4/3/26
ホルヘ・ポランコ
Jorge Polanco — 1B
10日IL 手首の打撲 4/14/26
ジャレッド・ヤング
Jared Young — INF/OF
10日IL 膝半月板断裂 4/12/26
選手役割IL負傷箇所負傷日
ジャスティン・ヘーゲマン
Justin Hagenman — SP
SP 60日IL 肋骨骨折 3/5/26
タイラー・メギル
Tylor Megill — SP
SP 60日IL トミー・ジョン手術 9/22/25
リード・ギャレット
Reed Garrett — RP
RP 60日IL トミー・ジョン手術 10/8/25
ジョーイ・ガーバー
Joey Gerber — RP
RP 15日IL 指のマメ 4/13/26
A.J.ミンター
A.J. Minter — RP
RP 15日IL 広背筋手術 5/12/25
デドニエル・ニュネス
Dedniel Núñez — RP
RP 60日IL トミー・ジョン手術 7/14/25

※ 2026年4月22日時点 | RosterResource参照

11連敗を記録し、全く勝ち筋の見えないメッツ。(4月22日の試合前時点)

総得点はナ・リーグワースト2位と、打線がほぼ機能していない状態です。

開幕からスロースタートのフランシスコ・リンドーアに加えて、フアン・ソトの負傷欠場。

大型契約でメッツ入りしたボー・ビシェット、ホルヘ・ポランコは軒並み打撃が上向かず、現在のチーム状況を表しています。

唯一の光は24歳のノーラン・マクリーン

エース級のペースで投げており、若手投手の台頭が数少ない明るい話題となっています。

📊 ノーラン・マクリーン 2026年成績(4月時点)

W-L ERA GS IP K/9 BB/9 FIP xFIP WAR
2026 1-1 2.28 4 23.2 10.65 3.04 2.46 2.89 0.8

K/9=9イニングあたり奪三振 BB/9=9イニングあたり与四球 FIP=守備非依存防御率 xFIP=期待FIP WAR=総合貢献度

🍎 ニューヨーク・メッツ7勝15敗 / ナ・リーグ東地区(11連敗中)
 PAHRBB%K%ISOBABIPAVGOBPSLGwOBAwRC+OffDefWAR
⚾ Batting827167.7%21.5%.111.273.226.288.336.28480-19.30.30.7
 IPK%BB%HR/9BABIPLOB%GB%HR/FBERAFIPxFIPWAR
🎯 Pitching197.122.7%8.9%0.96.28870.6%44.2%11.1%4.063.823.752.1

メッツの評価

チームwRC+が平均を大きく下回っており、個の力に依存した打線の脆さが露呈しています。

チームwRC+80・Off -19.3はナ・リーグワースト水準。ソトの復帰後の変化が最注目。投手陣FIP3.82は悲観的ではなく、打線の底上げが全てです。

開幕10試合時のメッツの解説はこちら🔽

トロント・ブルージェイズ(9勝13敗)──昨季ア・リーグ王者を襲った「不運」

TOR
トロント・ブルージェイズ
AL East 5位(タイ) / 9勝13敗 / 勝率.409
⚡ 先発6人IL離脱
9
Wins
13
Losses
−23
Run Diff
88
RS
111
RA
W2
Streak
選手役割IL負傷箇所負傷日復帰見込み
ホセ・ベリオス
José Berríos
SP 15日IL 肘の疲労骨折 3/6/26長期離脱
シェーン・ビーバー
Shane Bieber
SP 60日IL 肘の炎症 11/1/25長期離脱
ラサロ・エストラーダ
Lazaro Estrada
SP 15日IL 肩関節インピンジメント 4/4/26復帰待ち
ボーデン・フランシス
Bowden Francis
SP 60日IL トミー・ジョン手術 Feb 2026シーズン絶望
コーディ・ポンセ
Cody Ponce
SP 60日IL ACL(膝前十字靱帯)手術 4/16/26シーズン絶望
トレイ・イェサベージ
Trey Yesavage(トッププロスペクト)
SP 15日IL 肩関節インピンジメント Mar 2026未定
ジョージ・スプリンガー
George Springer — OF
OF 10日IL 足の指の骨折 4/11/26復帰未定
アレハンドロ・カーク
Alejandro Kirk — C
C 10日IL 親指の手術 4/7/26復帰未定
アンソニー・サンタンデール
Anthony Santander — OF
OF 60日IL 肩手術(関節唇断裂) Feb 2026シーズン絶望
アディソン・バージャー
Addison Barger — OF/3B
OF 10日IL 足首捻挫 4/5/26復帰未定

※ 2026年4月22日時点 | RosterResource参照

昨季ア・リーグ制覇のブルージェイズは、主力先発4人(ホセ・ベリオス、シェーン・ビーバー等)を含む大量の負傷者に苦しむ「最も不運なチーム」となっています。

ただディラン・シースが1試合12奪三振で移籍後初勝利を挙げるなど、ポジティブな兆しも見え始めています

🦅 トロント・ブルージェイズ9勝13敗 / ア・リーグ東地区
 PAHRBB%K%ISOBABIPAVGOBPSLGwOBAwRC+OffDefWAR
⚾ Batting836197.9%18.2%.129.291.253.316.382.31398-3.63.43.1
 IPK%BB%HR/9BABIPLOB%GB%HR/FBERAFIPxFIPWAR
🎯 Pitching196.226.8%9.0%1.14.30867.0%43.8%13.7%4.443.753.372.8

ブルージェイズの評価

打線wRC+98は平均付近。主力先発4人の負傷離脱でローテが崩壊し、防御率4.44が重くのしかかる。

シースとガウスマンは機能しており、復帰次第で巻き返し可能。

ボストン・レッドソックス(9勝13敗)──負傷者続出で苦しいチーム事情

BOS
ボストン・レッドソックス
AL East 4位(タイ) / 9勝13敗 / 勝率.409
9
Wins
13
Losses
−13
Run Diff
89
RS
102
RA
W1
Streak
選手役割IL負傷箇所負傷日
ソニー・グレイ
Sonny Gray — エース格
SP 15日IL ハムストリング筋損傷 4/21/26
タナー・ハウク
Tanner Houck
SP 60日IL トミー・ジョン手術 8/18/25
ヨハン・オビエド
Johan Oviedo
SP 60日IL 肘屈筋肉離れ 3/30/26
カッター・クロフォード
Kutter Crawford
SP 15日IL 手首の手術 7/2/25
トリストン・カサス
Triston Casas — 1B
1B 10日IL 膝蓋腱断裂手術 5/4/25
ロミー・ゴンザレス
Romy Gonzalez — INF/OF
INF 60日IL 肩関節鏡手術 3/12/26
ジャスティン・スレイテン
Justin Slaten — RP
RP 15日IL 腹斜筋肉離れ 4/4/26
パトリック・サンドバル
Patrick Sandoval — SP
SP 15日IL 肘の手術(内部固定) 6/26/24

※ 2026年4月22日時点 | RosterResource参照

レッドソックスは現在まさかのア・リーグ東地区最下位に低迷。

ソニー・グレイがハムストリング負傷で離脱するなど、投打ともに負傷者が続出している状況です。

打線はトレードで加入したウィルソン・コントレラス、ウィリアー・アブレイユが好調ですが、チーム全体として長打力不足で得点が思うように取れていない状況です。

🧦 ボストン・レッドソックス9勝13敗 / ア・リーグ東地区
 PAHRBB%K%ISOBABIPAVGOBPSLGwOBAwRC+OffDefWAR
⚾ Batting831139.3%23.8%.112.301.233.318.345.30587-9.13.92.6
 IPK%BB%HR/9BABIPLOB%GB%HR/FBERAFIPxFIPWAR
🎯 Pitching193.120.3%9.7%1.30.27372.7%44.8%14.4%4.424.694.180.5

レッドソックスの評価

打線wRC+87と低迷、Off -9.1が深刻。

ソニー・グレイの離脱でFIP4.69と投手陣も苦しい。アブレイユ・吉田ら個人では光っているが、チーム全体の底上げが急務。

シアトル・マリナーズ(10勝14敗)──先発WARリーグ1位だが打線は不調

SEA
シアトル・マリナーズ
AL West 4位 / 10勝14敗 / 勝率.417
10
Wins
14
Losses
+4
Run Diff
94
RS
90
RA
L1
Streak
選手ポジション年齢現状注目ポイント
フリオ・ロドリゲス
Julio Rodríguez — CF / 25歳
CF25.3 ⚠ 深刻不振 wRC+ 100超えが今季の命運
カル・ローリー
Cal Raleigh — C
C29.4 ⚠ 不振中 本塁打復活が必要
ランディ・アロザレーナ
Randy Arozarena — LF
LF31.1 低調 復調余地あり
J.P.クロフォード
J.P. Crawford — SS
SS31.3 低調 出塁率が落ちている
選手役割IL負傷箇所負傷日
ブレンダン・ドノバン
Brendan Donovan — INF/OF
INF 10日IL 鼠径部肉離れ 4/17/26
マイルズ・マストロブオーニ
Miles Mastrobuoni — INF/OF
INF 60日IL ふくらはぎ肉離れ 3/10/26
パトリック・ウィズダム
Patrick Wisdom — INF/OF
INF 10日IL 腹斜筋肉離れ 4/14/26
ビクター・ロブレス
Victor Robles — OF
OF 10日IL 胸筋肉離れ 4/6/26
選手役割IL負傷箇所負傷日
ローガン・エヴァンス
Logan Evans — SP
SP 60日IL トミー・ジョン手術 1/23/26
ブライス・ミラー
Bryce Miller — SP
SP 15日IL 腹斜筋肉離れ 2/26/26
カルロス・バルガス
Carlos Vargas — RP
RP 60日IL 広背筋肉離れ 3/23/26

※ 2026年4月22日時点 | RosterResource参照。チームWAR 6.6(MLB5位)だが打線が壊滅的

マリナーズは特異なチームで、先発陣のWARはMLB1位と投手力は最強クラス。

しかしフリオ・ロドリゲスやカル・ローリーら主力打者の不振で、打線が「ブラックホール」化しているのが実情です。

もともとMLBでも屈指の先発陣と評価されるローテーションの実力は本物ですが、いくら抑えても点が取れなければ勝てません。

🧭 シアトル・マリナーズ10勝14敗 / ア・リーグ西地区
 PAHRBB%K%ISOBABIPAVGOBPSLGwOBAwRC+OffDefWAR
⚾ Batting9062311.1%24.6%.138.273.218.319.356.3101020.3-9.62.4
 IPK%BB%HR/9BABIPLOB%GB%HR/FBERAFIPxFIPWAR
🎯 Pitching213.123.0%6.4%0.72.30872.7%40.7%7.2%3.333.263.744.2

マリナーズの評価

先発WAR4.2はMLBトップクラス、防御率3.33・FIP3.26と投手陣は本物。

しかし打線wRC+102・Off +0.3と平均止まり。フリオ・ロドリゲス・カル・ローリーらが復調すればア・リーグ西地区連覇が見えてくる。

ヒューストン・アストロズ(9勝15敗)──投手陣崩壊(チーム防御率6点代)の中で輝くアルバレス

HOU
ヒューストン・アストロズ
AL West 5位 / 9勝15敗 / 勝率.375
🔥 チームERA 6.11
9
Wins
15
Losses
−12
Run Diff
130
RS
142
RA
W1
Streak
選手ポジション年齢打者WARMLB順位評価
ヨルダン・アルバレス
Yordan Álvarez — DH / 28歳
DH28.8 1.8 🥇 MLB1位 孤軍奮闘の4番
選手役割IL負傷箇所負傷日
ジェレミー・ペーニャ
Jeremy Peña — SS
SS 10日IL ハムストリング肉離れ 4/11/26
ニック・アレン
Nick Allen — INF
INF 10日IL 背部痙攣 4/17/26
ザック・デゼンゾ
Zach Dezenzo — INF/OF
INF 10日IL 肘の捻挫 Mar 2026
ジョーイ・ロペフィードK
Joey Loperfido — OF
OF 10日IL 大腿四頭筋肉離れ 4/17/26
ジェイク・マイヤーズ
Jake Meyers — OF
OF 10日IL 腹斜筋肉離れ 4/8/26
テイラー・トランメル
Taylor Trammell — OF
OF 10日IL 鼠径部肉離れ 4/20/26
選手役割IL負傷箇所負傷日
ロネル・ブランコ
Ronel Blanco
SP 60日IL トミー・ジョン手術6/6/25
コーディ・ボルトン
Cody Bolton
SP 15日IL 背部の炎症4/12/26
ハンター・ブラウン
Hunter Brown
SP 15日IL 肩の筋肉痛3/31/26
今井達也
Tatsuya Imai
SP 15日IL 腕の疲労4/10/26
クリスティアン・ハビエル
Cristian Javier
SP 60日IL 肩の筋肉痛4/8/26
ブランドン・ウォルター
Brandon Walter — SP
SP 60日IL トミー・ジョン手術9/23/25
ヘイデン・ウェスネスキー
Hayden Wesneski — SP
SP 60日IL トミー・ジョン手術5/23/25
ジョシュ・ヘイダー
Josh Hader — CL(守護神)
CL 60日IL 上腕二頭筋腱炎Feb 2026
ネイト・ピアソン
Nate Pearson — RP
RP 15日IL 肘の不快感Feb 2026
ベネット・スーザ
Bennett Sousa — RP
RP 15日IL 腹斜筋肉離れ3/12/26

※ 2026年4月22日時点 | RosterResource参照。チームERA 6.11はML最低水準

長年のコンテンダーだったアストロズが、今季は投手陣が崩壊(チーム防御率6前後)して下位に沈んでいます。

負傷者も絶えず、苦しい台所事情を抱えています。

しかし個人としては、ヨルダン・アルバレスがwRC+222という凄まじいパフォーマンスを維持しており、孤軍奮闘の構図になっています。

🚀 ヒューストン・アストロズ9勝15敗 / ア・リーグ西地区
 PAHRBB%K%ISOBABIPAVGOBPSLGwOBAwRC+OffDefWAR
⚾ Batting9473011.3%19.6%.180.298.259.349.439.35012427.5-6.55.7
 IPK%BB%HR/9BABIPLOB%GB%HR/FBERAFIPxFIPWAR
🎯 Pitching209.123.7%13.4%1.46.32269.8%38.2%13.9%5.935.204.69-0.2

アストロズの評価

打線wRC+124・Off +27.5は優秀。

不調の原因は一点、投手陣ERA5.93・FIP5.20の崩壊。

アルバレスがいくら打っても毎試合6点近く失っては勝てない。投手陣が奮闘しFIP4点台まで戻せるかが復調の必要条件。

カンザスシティ・ロイヤルズ(7勝16敗・勝率.304)──ボビー・ウィットJr.「本塁打ゼロ」の衝撃

KC
カンザスシティ・ロイヤルズ
AL Central 5位 / 7勝16敗 / 勝率.304
7
Wins
16
Losses
−34
Run Diff
76
RS
110
RA
L8
Streak
打順選手ポジション年齢本塁打現状課題
1
マイケル・ガルシア
Maikel García
3B26.1
2
ボビー・ウィットJr.
Bobby Witt Jr.
SS25.9 ⚠ 0本 深刻不振 ISO急落・長打消失が深刻
3
ビニー・パスカンティーノ
Vinnie Pasquantino
1B28.5
4
サルバドール・ペレス
Salvador Pérez — 35歳ベテラン
C35.9 衰え懸念 パワー減少中
5
カーター・ジェンセン
Carter Jensen — DH / 22歳
DH22.8 MLBデビュー 将来の主軸候補
選手役割IL負傷箇所負傷日
スティーブン・コーレク
Stephen Kolek — SP
SP 15日IL 腹斜筋肉離れ2/25/26
アレク・マーシュ
Alec Marsh — SP
SP 60日IL 肩の手術10/10/25
ジョナサン・インディア
Jonathan India — 2B
2B 10日IL 肩関節脱臼4/18/26

※ 2026年4月22日時点 | RosterResource参照

ロイヤルズは8連敗を喫するなど、ア・リーグ中地区最下位(首位から5.5ゲーム差)と完全に出遅れています。

チーム総得点はア・リーグワースト2位で、メッツと並んで打線が冷え切ったチームの代表格となってしまっています。

攻撃陣は長打力不足が否めず、ボビー・ウィットJr.には20試合以上が経過してまだ本塁打が出ていません。

👑 カンザスシティ・ロイヤルズ7勝16敗 / ア・リーグ中地区(勝率.304)
 PAHRBB%K%ISOBABIPAVGOBPSLGwOBAwRC+OffDefWAR
⚾ Batting847189.2%23.7%.119.278.223.302.342.29481-18.21.11.4
 IPK%BB%HR/9BABIPLOB%GB%HR/FBERAFIPxFIPWAR
🎯 Pitching201.123.1%12.1%1.30.27671.3%38.1%12.5%4.564.664.371.0

ロイヤルズの評価

ISO .119・wRC+81・Off -18.2はア・リーグワースト水準。

ウィットJr.の本塁打ゼロ+ISO .069が打線全体を沈める。

ルーゴ(防御率1.15)は光るが打線との噛み合わせが最悪。。

フィラデルフィア・フィリーズ(8勝14敗)──得失点差「MLB最低」が示す深刻さ

PHI
フィラデルフィア・フィリーズ
NL East 4位 / 8勝14敗 / 勝率.364
📉 得失点差 MLB最低
8
Wins
14
Losses
−42
Run Diff
76
RS
118
RA
L6
Streak
選手役割IL負傷箇所復帰影響度
ザック・ウィーラー【最重要】
Zack Wheeler — エース
SP 15日IL 胸郭出口症候群手術 9/23/25〜 復帰時期が命運を分ける
カルロス・エステベス
Carlos Estévez — RP
RP 15日IL 足の挫傷 3/28/26
ベイリー・ファルター
Bailey Falter — RP
RP 15日IL 肘の炎症 4/2/26
ジェームズ・マッカーサー
James McArthur — RP
RP 60日IL 肘の炎症 Feb 2026
ジョナサン・ボウラン
Jonathan Bowlan — RP
RP 15日IL 鼠径部肉離れ 4/12/26
ジョアン・デュラン
Jhoan Duran — RP
RP 15日IL 腹斜筋肉離れ 4/15/26
マックス・レイザー
Max Lazar — RP
RP 15日IL 腹斜筋肉離れ 3/8/26
ザック・ポップ
Zach Pop — RP
RP 15日IL ふくらはぎ肉離れ 4/12/26

※ 2026年4月22日時点 | RosterResource参照。得失点差 −42はMLB最低水準

2025年シーズン、MLB2番目の勝率で地区2連覇を達成したフィリーズがここまでまさかの苦戦。

フィリーズは得失点差-42というMLB最低の数字で、ナ・リーグ東地区4位に沈んでいます。

得点力不足の上、失点が多く、負けが混んでいる状況です。

唯一の救いはクリストファー・サンチェスが、防御率1.59、FIP1.69と好調を維持している点です。

🔔 フィラデルフィア・フィリーズ8勝14敗 / ナ・リーグ東地区(得失点差MLB最低)
 PAHRBB%K%ISOBABIPAVGOBPSLGwOBAwRC+OffDefWAR
⚾ Batting826228.7%22.3%.140.263.220.301.360.30287-13.0-3.90.9
 IPK%BB%HR/9BABIPLOB%GB%HR/FBERAFIPxFIPWAR
🎯 Pitching196.025.5%7.5%0.96.35365.3%47.2%11.5%4.873.383.263.4

フィリーズの評価

FIP3.38(xFIP3.26)は実力より防御率4.87が高く、BABIP.353が悪運の証拠。

打線wRC+87、ターナー、ストット、ガルシアなどが軒並み低調で得失点差MLB最低。

ウィーラー復帰と打撃の改善の両方が浮上の必要条件。


好不調を分けた3つの要素

ここまで11球団を個別に見てきましたが、俯瞰すると「勝っているチーム」と「負けているチーム」を分けている要因は、概ね次の3点に集約できます。

①ロースターの層(=WARの分布)

ドジャース、ブレーブス、パドレスのような好調チームは、WARが特定選手だけでなく複数選手に分散しています。

対して不調チームは、アルバレス(アストロズ)のように「1人で支えている」構図が目立ちます。

長期シーズンを勝ち抜くには、上位WAR選手3人だけでなく、4〜8番手のWARがどれだけ積み上げられるかがカギ。

今年のドジャースはその典型例です。

②ブルペンの質(=救援FIP/ERA)

レッズ(ブルペンERA2.31)、パドレス(ミラーのK% 76.7% )のように、ブルペンの質が高いチームが接戦をものにしているのが今季の特徴です。

一方ドジャースは、守護神ディアスを失ったことで、この点がポストシーズンに向けた最大の課題になっています。

トレード市場での動きも含めて、ブルペン再編の動向は要チェックです。

③負傷者の数と主力への依存度

ブルージェイズ(主力先発4人離脱)、レッドソックス(ソニー・グレイ離脱)、メッツ(ソト・ポランコ離脱)は、いずれも主力1〜2人の離脱でチームが崩れる構造でした。

逆にブレーブスは、守護神イグレシアスを失ってもスアレスが穴を埋めるなど、1枚抜けても代役が機能するロースター設計ができています。

この差が開幕1ヶ月の順位に直結しています。


まとめ:2026年MLB開幕1ヶ月のレビュー

2026年MLB開幕1ヶ月を振り返りました。

要点を整理すると次の通りです。

  • 好調4球団(ドジャース・ブレーブス・パドレス・レッズ)は、WARの分散・ブルペンの質・負傷者への耐性のいずれか複数で優位に立っている
  • 不調7球団(メッツ・ブルージェイズ・レッドソックス・アストロズ・マリナーズ・ロイヤルズ・フィリーズ)はそれぞれ異なる要因(打線沈黙・主力離脱・先発不在・ERA高騰・長打消失・得失点差最低)で苦しんでいる
  • 5月以降は、メッツ(ソト復帰)・レッズ(打線復調)・マリナーズ(ロドリゲス再起)・アストロズ(投手再建)・ロイヤルズ(ウィットJr.長打復活)・フィリーズ(ウィーラー復帰)の6点に注目

長いレギュラーシーズン、各チームの状態は5月・6月とどんどん変わっていきます。

今回紹介した指標を押さえておけば、単なる勝敗表の確認ではなく「なぜそうなっているのか」まで含めて観戦が楽しめるはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が参考になれば幸いです。


FAQ

Q1: 2026年MLB開幕1ヶ月で最も強いチームはどこですか?

A1: 勝率ベースではロサンゼルス・ドジャースが.727で1位です。セイバーメトリクス(チームWAR)で見ても10.9でメジャー全体の1位を記録しており、数字の上でも最強チームと言えます。

2位はアトランタ・ブレーブスで、得失点差+62はMLB最高。この2チームが2026年のコンテンダーの筆頭と見て間違いありません。

Q2: 開幕1ヶ月で最も苦しんでいるチームはどこですか?

A2: 勝率ベースではカンザスシティ・ロイヤルズ(7勝16敗/勝率.304)が最低勝率で、8連敗を喫してア・リーグ中地区最下位。ニューヨーク・メッツ(7勝15敗/勝率.318)も11連敗中で同水準の苦境にあります。

さらに得失点差ベースで見ると、フィラデルフィア・フィリーズの-42がMLB最低で、実力面では最も深刻な状況。「勝率」「得失点差」「連敗数」のどの指標を取るかで答えが変わるのが、2026年序盤の特徴です。

Q3: チームERAやwRC+で2026年シーズンを予測する意味はありますか?

A3: 大いにあります。例えばシンシナティ・レッズは得失点差マイナスで首位に立っていますが、これは長期シーズンでは平均回帰しやすいパターンです。


成績・指標の参考

FanGraphs

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