【MLB】2025-2026年 FA野手をランキング形式で紹介!契約と移籍先予想を解説

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※本記事にはプロモーションが含まれています

みなさんこんにちは、Chanです。

ワールドシリーズが終わると、いよいよFA市場が解禁。各チームのとの契約交渉が本格化します。

本記事では、2025-26年オフにFAとなる注目野手をランキング形式で紹介。ポスティングを利用してMLBに挑戦する村上宗隆や岡本和真も含めた契約や移籍先の予想を徹底解説します。

なお、本記事の選手のランキングは筆者の独断と偏見により、2025年シーズンのWAR、過去の実績、年齢等を考慮して決めていますので、ご了承の上、お楽しみいただけると幸いです。

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  1. FA外野手ランキング
    1. 1位:カイル・タッカー(シカゴ・カブス)RF/LF 29歳
    2. 2位:コディ・ベリンジャー(ニューヨーク・ヤンキース)RF/CF/LF/1B  30歳
    3. 3位:トレント・グリシャム(ニューヨーク・ヤンキース)CF 29歳
    4. 4位:ハリソン・ベイダー(フィラデルフィア・フィリーズ)CF/LF/RF 31歳
    5.   5位:マイク・ヤストレムスキー(カンザスシティ・ロイヤルズ)OF  35歳
  2. その他の主なFA外野手
    1.   セドリック・マリンズ (ニューヨーク・メッツ)OF 31歳 
    2.   ミゲル・アンドゥハー(シンシナティ・レッズ) OF/3B  31歳
  3. FA内野手ランキング
    1. 1位:ボー・ビシェット(トロント・ブルージェイズ) SS  28歳
    2. 2位:アレックス・ブレグマン(ボストン・レッドソックス)3B  32歳
    3. 3位:ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)1B 31歳
    4. 4位: エウへニオ・スアレス(シアトル・マリナーズ)3B 34歳
    5. 5位:ジョシュ・ネイラー(シアトル・マリナーズ):1B 29歳 
  4. その他の主なFA内野手
    1. マックス・マンシー(ロサンゼルス・ドジャース)3B/1B 35歳
    2.   グレイバー・トーレス(デトロイト・タイガース) 2B  29歳
    3.   ライアン・オハーン(サンディエゴ・パドレス)  1B/DH/OF  32歳
    4. ホルヘ・ポランコ(シアトル・マリナーズ) 2B 32歳
    5.   ルイス・アラエズ(サンディエゴ・パドレス) 1B/2B  29歳
    6.   ポール・ゴールドシュミット(ニューヨーク・ヤンキース)1B 38歳 
    7. ウィリー・カストロ(シカゴ・カブス)2B/3B/SS/OF  29歳 
    8. キム・ハソン(アトランタ・ブレーブス)SS/2B 30歳
    9. ミゲル・ロハス(ロサンゼルス・ドジャース)SS/3B/2B 36歳
    10. キケ・ヘルナンデス(ロサンゼルス・ドジャース)UT 34歳
  5. ポスティングでメジャー挑戦する日本人選手
    1. 村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)3B/1B  25歳
    2. 岡本和真(読売ジャイアンツ)3B/1B/OF  29歳
  6. FAキャッチャーランキング
    1. 1位:JT・リアルミュート(フィラデルフィア・フィリーズ) 35歳 
    2. 2位:サルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)35歳
    3.  3位: ビクター・カラティーニ(ヒューストン・アストロズ)32歳 
    4. 4位:ダニー・ジャンセン(ミルウォーキー・ブルワーズ)30歳
  7.   FA DH選手
    1. カイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ) 33歳 
    2. マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)35歳 
  8. まとめ

FA外野手ランキング

今オフFAとなる外野手をランキング形式でご紹介していきます。

1位:カイル・タッカー(シカゴ・カブス)RF/LF 29歳

今オフのFA市場最大の目玉野手で、走攻守にハイレベルな外野手です。アストロズではワールドシリーズ優勝の経験もあります。

2025年WAR

fWAR4.5/rWAR4.5

契約予想

7-10年、総額3-4億ドル規模の大型契約が予想されます。

移籍が予想されているチーム

  • ドジャース:外野の強化。テオスカー・ヘルナンデスがレフトへシフトし、タッカーをライトで起用するプランが予想される。
  • ヤンキース:ベリンジャーとグリシャムの去就が不確実。左のスラッガーとヤンキースタジアムの相性は○
  • ジャイアンツ:ナ・リーグ西の争いに勝利するためには得点力アップが必須。ライトのアップグレード。
  • カブス:来シーズン以降もポストシーズンを目指すチーム力を維持するために再契約を目指す。
  • フィリーズ:外野の強化。シュワーバーが移籍となった場合、パワーヒッターの確保が急務となる。

2位:コディ・ベリンジャー(ニューヨーク・ヤンキース)RF/CF/LF/1B  30歳

2025年シーズンは打率.272、HR29本、98打点、OPS.813、wRC+125を記録。

2026年シーズンの2,500万ドルのプレイヤーオプションを破棄してFA市場に出ます。

打撃が復活し、外野3ポジションとファーストの守備を平均以上のレベルでこなせるため、タッカーに次ぐ外野手のFA選手2番手となります。

2025年WAR

  fWAR4.9/rWAR5.0

契約予想

5-7年、総額1億5,000万ドル-2億5,000万ドルとなりそうです。

移籍が予想されているチーム

  • ヤンキース:ソト放出の空白を埋め、高いパフォーマンスを発揮。6年1億6,800万ドル程度を提示予想。
  • メッツ:アロンゾが移籍となった場合のファーストの空白とセンターのポジションを埋めるために最適。
  • フィリーズ:タッカーかベリンジャーを外野の強化として獲得に乗り出すとみられる。

3位:トレント・グリシャム(ニューヨーク・ヤンキース)CF 29歳

ソトとのトレードでヤンキースに加入。

ヤンキース加入2年目の今シーズンはホームラン34本、打率.235、出塁率.348、長打率.464、OPS.811と高いパフォーマンスを発揮しました。

ヤンキースはグリシャムにクオリファイングオファーを提示すると見られますが、タッカーの獲得を優先する見込みです。

2025年WAR

fWAR3.2/rWAR3.5

契約予想

4年6,000万ドル程度が予想されています。

移籍が予想されているチーム

  • メッツ:センターの強化に最適。過去にグリシャムのトレード獲得を狙っていたとの報道もあり。
  • レッズ:外野の強化。ヒッターズパークの本拠地グレートアメリカン・ボールパークとの相性も抜群。
  • ロイヤルズ:課題の外野強化に最適。他のFAランキング上位選手と比べて安価なことも獲得参入に可能な理由。
  • アストロズ:課題のセンター強化に最適。タッカーやベリンジャーほど高額にはならないため、ペイロールも抑えられる。

4位:ハリソン・ベイダー(フィラデルフィア・フィリーズ)CF/LF/RF 31歳

メジャー通算9年間で6チームに所属している、渡り鳥選手です。

今シーズンはツインズとフィリーズに在籍し、打率.277、出塁率.347、長打率.449、OPS.796(フィリーズ移籍後.824)、wRC+122をマーク。

守備はセンターを中心にツインズではレフトで70試合、ライトで5試合の出場があり、守備力の高さは折り紙付つきです。

フィリーズとの2026年シーズン1,000万ドルの相互オプションがあり、オプション行使でフィリーズ残留が濃厚とされますが、オプションが破棄となりFA市場に出ると争奪戦となりそうです。

2025年WAR

fWAR3.2/rWAR4.2

契約予想

2年総額2,400万ドルが相場となりそうです。

移籍が予想されているチーム

  • ジャイアンツ:タッカーとの契約は高額が予想されるため、ベイダー獲得にシフトする可能性あり。
  • ブレーブス:アクーニャJr.、ハリスII、プロファーのバックアップ要因。同地区ライバルの戦力を削ぐ狙いも。

  5位:マイク・ヤストレムスキー(カンザスシティ・ロイヤルズ)OF  35歳

2025年シーズンはジャイアンツとロイヤルズに在籍。堅実なバッティングと高い走塁能力を誇ります。

守備は外野全ポジションを守ることができ、すべてのポジションを平均レベルでこなし、肩の強さを持ち合わせています。

 2025年WAR

fWAR2.4/rWAR2.7

契約予想

1-2年総額900万-2,000万ドル程度となりそうです。

移籍が予想されているチーム

  • ロイヤルズ:外野に課題があるロイヤルズとの再契約が有力。
  • ジャイアンツ:ライト、ドリュー・ギルバートとのツープラトン起用で古巣復帰の可能性。

その他の主なFA外野手

その他のFA外野手を2人ほどご紹介します。

  セドリック・マリンズ (ニューヨーク・メッツ)OF 31歳 

トレードデッドラインでオリオールズから、メッツへ移籍。移籍後は打率.182、出塁率.284、長打率.281、OPS.565と打撃のパフォーマンスが低下しています。

しかし、走塁能力と守備力は高く、獲得を狙うチームはありそうです。

2025年WAR

fWAR1.3/rWAR0.4

契約予想

1-4年総額700万ドル-6,000万ドルが予想されます。

  ミゲル・アンドゥハー(シンシナティ・レッズ) OF/3B  31歳

アスレチックスからトレードデッドラインでレッズへ移籍。レッズ移籍後は打率.359、出塁率.400、長打率.544、OPS.944と高いパフォーマンスを見せました。

三振や空振りが少なく四球も少ない早打ちタイプのバッターで、守備はサードと外野複数ポジションをこなせますが、どちらも守備力は平均を下回ります。肩の強さは抜群で、MLBでも上位の強肩です。

2025年WAR

fWAR1.1/rWAR0.8

契約予想

2年総額1,400万ドル程度が見込まれています。

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FA内野手ランキング

ここからはFA内野手をランキング形式でご紹介します。

1位:ボー・ビシェット(トロント・ブルージェイズ) SS  28歳

今オフFA市場の内野手の目玉の1人です。

2024年に大きくパフォーマンスを落としたビシェットですが、2025年はHR18本、打率.311、出塁率.357、長打率.483、OPS.840、wRC+134と見事にバウンスバックを果たします。

懸念点は守備力で、守備範囲の狭さと肩の弱さでマイナスを記録しています。ワールドシリーズではセカンドでも起用されましたので、今後はコンバートも考えられます。

2025年WAR

fWAR3.8/ rWAR3.4

契約予想

7-8年総額1億8,000万-1億9,000万ドルとなっています。

移籍が予想されているチーム

  • ブルージェイズ:6-7年での再契約のオファーをすると見られる。給与の圧迫が問題。
  • レッドソックス:トレバー・ストーリーが健康で今シーズンのようなパフォーマンスが発揮できるか不確実。ブレグマンの去就次第ではサード起用案も。
  • ブレーブス:セカンド・ショートのパワー不足解消に最適。
  • タイガース:セカンドのトーレスが移籍となると二遊間の打撃力が貧弱となりますが、ビシェット獲得で解消。

2位:アレックス・ブレグマン(ボストン・レッドソックス)3B  32歳

ブレグマンはレッドソックスに移籍した今シーズン、打率.273、出塁率.360、長打率.462、OPS.821、wRC+125をマークし、レッドソックスとの残り2年契約をオプトアウトして2年連続でFA市場に出ます。

2025年WAR

fWAR3.5/rWAR3.5

契約予想

契約は6-8年総額1億7,500万-2億ドルが予想されます。

移籍が予想されているチーム

  • レッドソックス:レッドソックスはブレグマンとの再契約を優先事項としていて、再契約の可能性が最も高いと予想。
  • タイガース:サードを強化したいタイガースにフィット。昨年も6年契約でオファーを出していたとの報道あり。

3位:ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)1B 31歳

ここ2年間成績が下降していたアロンゾは2025年シーズン、ホームラン38本、打率.272、出塁率.347、長打率.524、OPS.871、wRC+141をマークし、見事に復活。

メッツとの2026年2,400万ドルのプレイヤーオプションを破棄してFAとなります。

アロンゾの代理人スコット・ボラスは7年1億7,500万-2億1,000万ドルクラスの大型契約を目指していると報じられています。

アロンゾはファーストの守備でマイナスを記録しており、来シーズン32歳ということもり、契約期間は5-6年、総額も抑えられると予想されています。

2025年WAR

fWAR3.6/fWAR3.4

契約予想

5-6年総額1億700万-1億4,400万ドルが予想されています。

移籍が予想されているチーム

  • メッツ:リンドーア、ソトと並ぶチームの顔であり、フランチャイズプレーヤー。2度目の再契約に向けて交渉が行われる見込み。
  • レッドソックス:カサスの長期離脱でロウを獲得しましたが、長距離砲が欲しいところ。ブレグマン、ストーリーの去就次第で獲得に動く可能性あり。
  • ジャイアンツ:デバースがDHとファーストで半々の出場。デバース以外のファーストで最も出場が多かったのはフローレスですが、wRC+95と火力不足。アロンゾ獲得の可能性あり。

4位: エウへニオ・スアレス(シアトル・マリナーズ)3B 34歳

 

今シーズンはキャリアハイに並ぶ49本のホームランを放つなど、OPS.824、wRC+125を記録します。

トレードでマリナーズ移籍後は成績を落としますが、Tモバイル・パークが打者不利なことを考えると契約には大きな影響は出ないかと思われます。

2025年WAR

fWAR3.8/rWAR3.6

契約予想

来シーズン35歳と高年齢なこともあり、3年総額7,200万ドルと予想されています。

移籍が予想されているチーム

  • マリナーズ:来シーズンもコンテンドするために欠かせない戦力として、再契約を優先する見込み。
  • タイガース:サードを強化したいタイガース。ブレグマン獲得が優先とされていますが、高年齢ながらブレグマンより安価なスアレスの長打力は魅力的。

5位:ジョシュ・ネイラー(シアトル・マリナーズ):1B 29歳 

1年契約を結んだダイヤモンドバックスがトレードデッドラインで売り手にまわり、マリナーズに移籍。

ホームラン20本、打率.295、出塁率.353、長打率.462、OPS.816、wRC+128と高いパフォーマンスを見せました。

ネイラーは今シーズン、キャリアハイの30盗塁を記録。スプリントスピードはMLB最下位クラスながら、盗塁は上手いというユニークな選手でもあり、平均以上の守備力も持ち合わせています。

2025年WAR

fWAR3.1/rWAR3.1

契約予想

3-6年総額4,400万-9,500万ドルと予想されています。

移籍が予想されているチーム

  • マリナーズ:スアレスとともにマリナーズが再契約を優先する見込み。
  • ヤンキース:ファースト・DHのローテーションで起用との報道も。ヤンキースタジアムと左のパワーヒッターの相性も◯
  • メッツ:アロンゾ放出となった場合、アロンゾより3歳若く、より安価なネイラー獲得に動く可能性も。
  • ナショナルズ:トレードで獲得したロウがwRC+86と大不振。ジョシュ・ベルがwRC+107と平均程度。ファーストのアップグレードには最適。

その他の主なFA内野手

その他の主なFA内野手をご紹介します。

マックス・マンシー(ロサンゼルス・ドジャース)3B/1B 35歳

ホームラン30本以上を4回達成している長距離で、フィールディング能力もある三塁手です。

今シーズンは2年2,400万ドル契約の最終年。

2026年シーズンはクラブオプションがあり、ドジャースがオプションを行使する可能性が高いと見られていますが、仮にドジャースが村上獲得に動くとなった場合はオプションが行使されず、FAとなる可能性が高くなります。

2025年WAR

fWAR2.9/rWAR3.6

契約予想

マンシーが市場に出た場合の契約予想は、来シーズン36歳となるため、1-2年総額で1,100万-2,400万ドル程度となりそうです。

  グレイバー・トーレス(デトロイト・タイガース) 2B  29歳

1年1,500万ドルで契約を結んだトーレス。2025年シーズンは145試合に出場し、打率.256、出塁率.358、長打率.387、OPS.745、wRC+113と堅実な成績を残しました。

トーレスはゾーン管理能力が優秀でボール球を追いかけるChase%が17.1%とMLBトップの少なさ、四球率も上位5%に入る選球眼の良さがあります。

一方で守備・走塁は平均を下回っています。

2025年WAR

fWAR3.1/rWAR3.1

契約予想

契約は4-5年総額5,200万-7,000万ドルが相場となりそうです。

  ライアン・オハーン(サンディエゴ・パドレス)  1B/DH/OF  32歳

トレードデッドラインでオリオールズからパドレスへ移籍。

2023年以降はwRC+118以上を継続し、今シーズンはwRC+127と安定したパフォーマンスを見せています。

DHでの出場が多く守備での出場はファーストかライト、レフトです。守備範囲は悪くないですが、肩が強くないため、守備につく場合はファーストでの出場が無難でしょう。

2025年WAR

fWAR3.0/rWAR2.4

契約予想

2年2,300万ドル程度の予想のため、ミドルマーケットやスモールマーケットのチームも獲得に参戦できそうです。

ホルヘ・ポランコ(シアトル・マリナーズ) 2B 32歳

今シーズンはホームラン26本、打率.265、出塁率.326、長打率.495、OPS.821、wRC+132とキャリアでトップ3に入るパフォーマンスを発揮し、マリナーズを25年ぶりの地区優勝に導きました。

ポランコは2026年に600万ドルのプレイヤーオプションがありますが、オプションを破棄してFAとなることは間違いなさそうです。

2025年WAR

fWAR2.6/rWAR2.6

契約予想

契約は2-3年2,400万-3,600万ドルと予想されています。

  ルイス・アラエズ(サンディエゴ・パドレス) 1B/2B  29歳

通算打率.317という近年のMLBでは珍しいハイアベレージヒッターです。

2023年にツインズで、2024年にはパドレスで、異なるリーグでの2年連続の首位打者のタイトルを獲得しています。

三振も四球も少ない早打ちタイプで、コンタクト能力に優れる選手ですが、守備・走塁に難があり、WARが低いため、評価が分かれる選手の1人です。

2025年WAR

fWAR0.9/rWAR1.3

契約予想

3-5年総額4,500万-9,000万ドルが予想されています。

  ポール・ゴールドシュミット(ニューヨーク・ヤンキース)1B 38歳 

今シーズンでヤンキースとの1年1,250万ドルの契約が終了となりました。

38歳という年齢から、パワーは減少してきていますが、堅実なコンタクト能力とリーダーシップを備えた実績のあるベテラン一塁手です。

2025年WAR

fWAR0.8/rWAR1.2

契約予想

契約は1年900万ドルで、キャリアをスタートさせたダイヤモンドバックス復帰との予想があります。

ウィリー・カストロ(シカゴ・カブス)2B/3B/SS/OF  29歳 

メジャーではファーストとキャッチャー以外全て経験したことがあるユーティリティープレーヤーで、どのポジションも平均程度こなせる器用な選手です。

今シーズン、前半戦は打率.265、出塁率.356、長打率.435、OPS.791、wRC+123と素晴らしいパフォーマンスを見せていましたが、後半戦・カブス移籍後は打率.170出塁率.245、長打率.240、OPS.485、wRC+40と大きく調子を落としてしまい、FA前に評価を落とすことになりました。

2025年WAR

fWAR0.5/rWAR-0.1

契約予想

3年総額2,400万-2,700万ドルでAAVは800万ドル程度が予想されています。

キム・ハソン(アトランタ・ブレーブス)SS/2B 30歳

プレイヤーオプション破棄でFAとなりました。

今シーズンは故障で出遅れ、シーズン途中にブレーブスへ移籍。wRC+82と不本意なシーズンでしたが、本来であれば堅実な打撃も期待できます。

ショート、セカンドを平均レベル以上で守れる守備力があり、需要が高そうです。

ミゲル・ロハス(ロサンゼルス・ドジャース)SS/3B/2B 36歳

ベテランの内野ユーティリティー。ロハスは2026年限りでドジャースで現役引退する意向を表明しています。

本人がドジャース残留を希望しており、ドジャースも精神的支柱のベテラン と再契約を結ぶ可能性が高いと見られています。

キケ・ヘルナンデス(ロサンゼルス・ドジャース)UT 34歳

大差がついた試合のピッチャーもつとめ、キャッチャー以外のポジションをすべて守れることからユーティリティー表記としました。

ポストシーズンに強いことも魅力の一つです。

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ポスティングでメジャー挑戦する日本人選手

今シーズンは2人の内野手がメジャーリーグ挑戦を表明しています。

村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)3B/1B  25歳

ポスティングによりMLBに挑戦する村上。2025年は56試合224打席ながらホームラン22本を記録。wRC+は208とNPBトップのパフォーマンス。

課題はNPBでもワーストクラスの三振の多さと守備の不安ですが、メジャーでどれほどパフォーマンスを発揮できるか期待もあります。

村上をサード、ファーストどちらで起用するか獲得を目指すチームによってプランはかわりそうです。

契約予想

6-10年総額1億6,000万-2億5,000万と、日本トップの若きスラッガーへの期待は高まっています。

移籍が予想されているチーム

  • ヤンキース:サードはマクマーンを獲得しているため、ファーストでの起用の可能性が有力。
  • メッツ:編成部長のデイビッド・スターンズが直接、神宮球場に視察に行っており、ファーストで起用される可能性大。
  • フィリーズ:サード・DHで起用される可能性あり。シュワーバーの去就とボームのトレード話の動向に注目。
  • マリナーズ:スアレス、ネイラーの去就次第では積極的に獲得に動く可能性大。

岡本和真(読売ジャイアンツ)3B/1B/OF  29歳

NPB通算ホームラン277本のスラッガーがポスティングにてメジャー挑戦を表明。

今シーズンは怪我の影響により69試合293打席ながら15本のホームランを放ち、OPS1.014、wRC+224と高いパフォーマンスを見せ、パワーに加えて、コンタクト能力も持ち合わせており、高いレベルで安定した打撃力を持っています。

契約予想

村上に比べて年齢が高い分、契約予想は4-6年総額9,000万-1億8,000万となっています。

移籍が予想されているチーム

  • パドレス:ファーストで獲得か。ダルビッシュや松井と日本人選手も在籍していることから有力候補の一つと見られる。
  • ダイヤモンドバックス:ファースト、レフトで起用される可能性。

FAキャッチャーランキング

ここからはキャッチャーの FAランキングです。

1位:JT・リアルミュート(フィラデルフィア・フィリーズ) 35歳 

2025年シーズンの打撃成績は打率.257、出塁率.315、長打率.384、OPS.700、wRC+94とバッティング面ではダウンイヤーとなりました。

捕手能力ではブロッキングとフレーミングの指標は悪いものの、盗塁阻止能力の高さはメジャートップクラスです。またスプリントスピードも速く、走塁能力の高いキャッチャーです。

2025年WAR

fWAR2.1/rWAR2.6

契約予想

1-3年総額2,100万-6,300万ドル

移籍が予想されているチーム

  • フィリーズ:3年6,300万ドル、4年目クラブオプションで再契約が有力。
  • ナショナルズ:ウイークポイントのキャッチャー強化のため、獲得に動く可能性あり。

2位:サルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)35歳

ロイヤルズ一筋14年の強打のベテランキャッチャーです。

今シーズンの打撃成績は打率.236、出塁率.284、長打率.446、OPS.729で4年ぶりにホームラン30本に到達しましたが、wRC+95とリーグ平均を下回る得点貢献となってしまいました。

キャッチャーとしてはブロックとフレーミングの指標が低めですが、盗塁阻止とスローイングは最高レベルです。

2025年WAR

fWAR0.5/rWAR0.4

契約予想

2026年はロイヤルズの球団オプションがあり、オプション行使が有力とされています。仮にFAとなった場合は2年総額2,400万-2,800万ドル規模の契約が予想されます。

 3位: ビクター・カラティーニ(ヒューストン・アストロズ)32歳 

2025年はホームラン12本、打率.259、出塁率.321、長打率.404、OPS.728、wRC+104とまずまずの成績を残しました。

リードとブロッキング技術に優れたキャッチャーで、リアルミュートの去就次第では人気となりそうです。

2025年WAR

fWAR0.8/rWAR0.9

契約予想

2-3年総額1,400万-2,100万ドル

移籍が予想されているチーム

  • アストロズ:再契約の可能性が有力。
  • パドレス:ファーミンに次ぐ二番手キャッチャーとして、獲得の可能性あり。

4位:ダニー・ジャンセン(ミルウォーキー・ブルワーズ)30歳

今シーズンはトレードデッドラインでレイズからブルワーズへ移籍。

打撃成績はホームラン14本、打率.215、出塁率.321、長打率.399、OPS.726、wRC+103と堅実なバッティング能力があり、ブロッキングの技術はメジャーでもトップクラスです。

2025年WAR

fWAR1.3/rWAR2.6

契約予想

1年800万ドル

移籍が予想されているチーム

  • ブルワーズ:1年800万ドル程度で再契約が有力。
  • ヤンキース:ウェルズのバックアップキャッチャーとして獲得の可能性あり。

  FA DH選手

最後はDHの2人をご紹介します。

カイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ) 33歳 

今シーズンのシュワーバーはホームラン56本、132打点をマークし、ナ・リーグ打撃タイトル二冠を獲得。

打球速度、Barrel%、Hard-hit%はMLBトップクラスを誇り、wRC+152と圧倒的なパフォーマンスを残しています。

2025年のWAR

fWAR4.9/rWAR4.7

契約予想

ほぼフルタイムのDHで、32歳という年齢から契約は4-5年総額1億2,000万-1億5,000万ドルが予想されています。

移籍が予想されているチーム

  • フィリーズ:シュワーバーの残留は優先事項とされており、再契約の可能性が最も有力。
  • レッドソックス:左のパワーヒッターとフェンウェイ・パークの相性は抜群。
  • ブレーブス:オズーナ放出で獲得の可能性。同地区のライバルの戦力を削ぐ意味も。

マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)35歳 

リーグ屈指の強打者ですが、今シーズンはホームラン21本、打率.232、出塁率.355、長打率.400、OPS.756とオズーナとしては物足りないパフォーマンスとなりました。

ホームラン、打率、長打率は大幅に減少した一方で、四球率が15.9%と大幅に向上しました。

2025年WAR

fWAR1.2/rWAR1.6

契約予想

来シーズンは36歳、フルタイムのDHということで、契約は1-2年1,000万-1,500万程度とされています。

移籍が予想されているチーム

  • メッツ:スターリング・マルテがチームを去り、DHのポストが空くため、候補として可能性あり。
  • パイレーツ:マカッチェン引退の場合はポストが空き、安価で契約可能なため候補となるか。
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まとめ

単年契約やプレイヤーオプション、オプトアウトなどで2年連続でFA市場に出る選手も多く、今オフもFA市場は盛り上がりそうです。

次回はFA投手編を公開する予定ですので、そちらもぜひご覧いただけると幸いです。

あなたのFA選手の契約予想・移籍先チームの予想をコメントで教えてください。

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