【2026年最新】MLBの新ルールを徹底解説!ABSチャレンジで観戦がもっと楽しくなる

MLB
本記事にはプロモーション・アフィリエイトリンクが含まれています

みなさん、こんにちは!Chanです。

球審のストライク判定後に選手がヘルメットをコンコンと叩く。

するとスタジアムの大型ビジョンに緑や赤のグラフィックが映し出され、判定が覆る。

2026年のMLBを観ていると、こんな場面に出くわしたことがあるのではないでしょうか。

これが今シーズンから導入されたABS(Automated Ball-Strike)チャレンジシステムです。

MLBが2023年のピッチクロック以来最大の変革と位置づける、新しい制度です。

新ルールを理解するだけで、MLBの試合はグッと面白くなります。順番に見ていきましょう。

この記事でわかること

  • 2026年に導入されたMLBの新ルール3つの概要
  • ABSチャレンジの仕組みと使い方(図解つき)
  • Baseball Savantデータによるチーム別チャレンジ成功率ランキング
  • ピッチクロック・シフト禁止など近年のルール変遷まとめ
  • 新ルールを知ると観戦がどう変わるか
この記事を書いた人
chan-chan

Chanです。妻と子ども2人と暮らす、アラフォーの会社員です。MLB関連を中心に野球の情報と筋トレについても発信しています。私の記事がMLB観戦や筋トレの参考になれば幸いです。

chan-chanをフォローする

ABSチャレンジとは?──「ロボット審判」というより「ビデオ判定の進化版」

ABSチャレンジの基本的な構造はシンプルです。

  • 人間の審判が判定
  • 選手がおかしいと思ったらチャレンジ申告
  • コンピュータが検証
  • 正しければ判定覆す

球審は引き続き試合を仕切ります。

ただし、その判定に異議を申し立てる権利が選手に与えられました

それがABSチャレンジの本質です。

テニスのホークアイ・チャレンジを野球のストライクゾーンに応用したイメージが近いでしょう。

⚾ ABSチャレンジの基本ルール

項目内容
チャレンジできる選手打者・投手・捕手のみ(監督・コーチ・他の野手は不可)
申告方法ヘルメットや帽子を叩くジェスチャー
申告期限判定から2秒以内
1試合の持ちチャレンジ数各チーム2回(成功すれば消費しない)
失敗したらチャレンジ権を1つ消費。2回失敗でその試合のチャレンジ権喪失
延長戦チャレンジを使い切っていた場合、各延長イニング開始時に1チャレンジ追加付与

チャレンジに成功した場合、判定は覆り、なおかつそのチャレンジ権は手元に残ります

回数が限られているからこそ、成功する自信があるときだけ使う。

だからこそ駆け引きが生まれます。

🔍 ストライクゾーンの定義

ABSが判定に使うゾーンは以下のように設定されています。

  • :ホームプレートと同じ17インチ(約43cm)
  • 上限:選手の身長(スパイクなし)の53.5%の高さ
  • 下限:身長の27%の高さ
  • 判定位置:プレートの前縁ではなく中心の真上

打者ごとに異なる身長に応じてゾーンが個別設定されている点が、人間の審判による判定との最大の違いです

背の低い選手には低いゾーンが、大柄な選手には広いゾーンが適用されます。

📊 POINT:2025年シーズンの審判の判定精度は約92.8%です。※FanGraphsより

残りの約7%の誤判定が試合の流れを左右する場面もあります。

ABSはその「外れた7%」を選手自身が正せる仕組みです。

実際の試合での使われ方

チャレンジ申告から結果表示まで約数秒。

スタジアムのビジョンにはホークアイが計測したボールの軌道とゾーンの関係がグラフィックで表示され、観客も一目でわかる形で結果が示されます

テレビ・配信中継では、以前は一部の放送で表示されていた「ストライクかどうかを示す色分けマーカー」が2026年から表示されなくなりました。

チャレンジシステムの緊張感を演出する意図があると言われています。

ABSシステムの導入の経緯はこちらの記事で解説しています🔽


📊 チーム別ABSチャレンジランキング(Baseball Savantデータ)

Baseball Savant(MLB公式統計サイト)のABSダッシュボードより、2026年4月13日時点のデータをまとめました。

ランキングは「攻撃側(打者チーム)」と「守備側(フィールディングチーム=投手・捕手)」に分けて見る必要があります。

同じチームでも攻守で戦略がまったく異なるからです。

「Won%(成功率)」はチャレンジしたうち判定が覆った割合を指します。

判定が覆ったらWon(勝利)、判定通りでチャレンジ失敗だったら(Lost)です。

※現地時間4月13日の試合終了時点のデータです。記事の公開時点でランキングの変動の可能性があります。

⚔️ 攻撃側:最もチャレンジを行ったチーム TOP5

打者として、見逃しストライクの判定に積極的に異議を唱えているチームのランキングです。

順位チームChalWonLostWon%Chal. Rate
🥇 1位ミネソタ・ツインズ29141548%8.1%
🥈 2位ニューヨーク・ヤンキース27131448%7.4%
🥉 3位デトロイト・タイガース2091145%5.1%
4位コロラド・ロッキーズ1971237%6.7%
4位ロサンゼルス・エンゼルス1961332%4.9%

ツインズとヤンキースが突出した申告数を誇ります。

ヤンキースはチャレンジ率7.4%。チャレンジできる場面の約13回に1回は申告している計算です。

ただし、数を使えば勝てるわけではなく、両チームとも成功率は48%と五分に近い水準にとどまっています。

🛡️ 守備側:最もチャレンジを行ったチーム TOP5

捕手・投手として、ボール判定に対して積極的にチャレンジを行ったチームです。

順位チームChalWonLostWon%Chal. Rate
🥇 1位マイアミ・マーリンズ34211362%4.0%
🥈 2位ミネソタ・ツインズ2819968%3.4%
🥉 3位コロラド・ロッキーズ2719870%3.6%
4位ミルウォーキー・ブルワーズ2316770%3.0%
4位アスレチックス23121152%2.6%

マーリンズは守備側チャレンジ数でリーグ断トツの34回

Won%は62%と量・質ともに高水準を維持しています。

ツインズは攻守両方でトップ5入りしており、現状はチームとしてABSを最も組織的に活用しているチームといえます。

🎯 攻撃側:成功率ランキング TOP5

打者がチャレンジした際に、判定が覆った回数が多いチームのランキングです。

順位チームChalWonWon%特徴
🥇 1位シンシナティ・レッズ151067%-Kフリップ3回と三振→ボールへの覆りが多い
🥈 2位セントルイス・カージナルス13862%少ない申告数で安定した精度を維持
🥉 3位タンパベイ・レイズ15960%データ重視球団らしい選球眼の高さ
4位アスレチックス171059%申告数も多く量・質ともに高い
5位サンディエゴ・パドレス12758%少数精鋭型の慎重な運用

レッズは67%という高成功率で、覆った判定のうち3回は見逃しストライクをボールに覆す(-K Flip)という、試合の流れを大きく変えるチャレンジ成功となっています。

🏹 守備側:成功率ランキング TOP5

守備側チームの投手・捕手がチャレンジした際に、判定が覆った回数が多いチームのランキングです。

順位チームChalWonWon%特徴
🥇 1位デトロイト・タイガース131292%13回申告して12回成功の驚異的な精度
🥈 2位フィラデルフィア・フィリーズ141179%+BB Flip(四球→三振覆し)4回はリーグ最多
🥉 3位ニューヨーク・メッツ131077%+K Flip 4回。守備側に際立った精度
4位アリゾナ・ダイヤモンドバックス191474%申告数も多く最も安定した守備側運用
5位シンシナティ・レッズ11873%攻守ともに高成功率のリーグ屈指のABS巧者

守備側で最も目を引くのがタイガースの92%という成功率です。

13回申告して12回成功直感とゾーン把握能力がズバ抜けています

🗒️ NOTE:「-K Flip」は見逃しストライクをボールに覆した回数。

「+K Flip」はボール判定をストライクに覆した回数(投手有利)を示します。

三振と四球が一瞬で入れ替わる▶️試合の流れを動かすチャレンジ成功と言えます。


ABSだけじゃない!2026年に厳格化されたもう一つのルール

ABSチャレンジが注目を集めていますが、2026年に厳格化されたルールがあります。

ベースコーチのコーチャーズボックス運用厳格化

1塁・3塁のベースコーチは、投手がマウンド上にいる間はコーチャーズボックス内にとどまる必要があります。

違反があればまず警告、繰り返せば退場となります。

投手の球の握りを読み取るなどの行為を防ぐ狙いがあります。


近年のMLBルール変遷まとめ

MLBは近年毎年のようにルール改正を行ってきました。

流れを整理しておきましょう。

📅 MLBルール変遷タイムライン

改正内容主な効果
2023年延長戦のタイブレーク制度※ルール恒久化(10回以降、2塁走者配置済みからスタート)試合時間短縮
2023年ピッチクロック導入(走者なし15秒・走者あり20秒)、シフト禁止(内野手の守備位置制限)、ベース拡大(15→18インチ)試合時間を導入前より平均26分短縮
2024年ピッチクロックの走者ありを18秒に短縮さらなるペース改善
2026年ABSチャレンジ、コーチャーズボックス厳格化判定精度の向上・戦略要素の付加

ピッチクロックの効果はどれほどか

ピッチクロックによる平均試合時間の短縮は数値に表れています。

  • 2022年シーズン:平均試合時間 3時間4分
  • 2023年シーズン(導入初年度):平均 2時間40分(前年から約26分短縮
  • 2025年シーズン:平均 2時間38分

ピッチクロックの導入により、1試合あたり約26分短くなりました。

「野球は時間がかかる」というイメージが変わりつつあります。


ABSチャレンジで変わる試合観戦

新ルールを知ると、試合の見方が変わります。

とくにABSチャレンジには、観戦をよりドラマチックにする要素が詰まっています。

見どころ① チャレンジを温存する駆け引き

各チーム1試合につきチャレンジは2回しかありません。

序盤に2回使いきってしまうと、終盤の大事な場面で使えなくなります。

「残りチャレンジ1回で9回2アウト・フルカウント・逆転の走者が2塁」

そんな状況で選手がヘルメットを叩く。

その一瞬が生む緊張感は、これまでにはなかったものです。

見どころ② 「見逃しストライク」の判定が変わる

MLBで長年議論されてきた「低めのボール球が見逃しストライクと判定される」問題。

これまでは選手が抗議しようにも即退場のリスクがあり、泣き寝入りするしかありませんでした。

ABSチャレンジにより、選手は冷静に、ルールに則り異議申し立てができるようになりました

フラストレーションの解消手段が与えられたことで、試合の雰囲気も変化しつつあります。

見どころ③ ストライクゾーンの「個人差」を感じる

ABSのゾーンは打者の身長によって上下が変わります。

背が低い打者へのゾーンと、長身の打者へのゾーンは別物です。

大谷翔平(193cm)のストライクゾーンと、小柄な打者のゾーンを比較しながら観ると、チャレンジが発生する場面の違いがよく理解できます。

POINT:ABSチャレンジの成功率はシーズンを通じてデータが蓄積されていきます。Baseball SavantのABSダッシュボード では、チーム別・選手別のリアルタイムランキングが確認できます。観戦前にチェックするのがおすすめです。

MLBをどこで観るか迷っている方には、2026年シーズンの視聴サービスをまとめたこちらの記事がおすすめです🔽


FAQ

Q1. ABSチャレンジ(ABS)とはどんなルールですか?

A1. ABS(Automated Ball-Strike)チャレンジとは、2026年からMLBで導入された制度で、打者・投手・捕手が球審のボール・ストライク判定に異議を申し立てられる仕組みです。

各チームは1試合に2回のチャレンジ権を持ち、ヘルメットを叩くジェスチャーで判定から2秒以内に申告します。

ホークアイのトラッキング技術でボールの位置を検証し、判定が誤りであれば覆ります。チャレンジに成功した場合、権利は消費されません。

Q2. ABSチャレンジの成功率が高いチームはどこですか?

A2. 2026年シーズン序盤のBaseball Savantデータによると、攻撃側ではレッズ(67%)がトップの成功率。守備側はタイガース(92%)がトップの成功率を誇ります。

Q3. 2023年以降、MLBではどんなルール変更がありましたか?

A3. 2023年にピッチクロック(2023年導入時:走者なし15秒・走者あり20秒以内に投球)→(2024年からは走者あり18秒)、シフト禁止(内野手の守備位置制限)、ベース拡大(15→18インチ)の3つが同時導入されました。

ピッチクロックだけで試合時間が平均約26分短縮されています。

2026年にはさらにABSチャレンジ、コーチボックス厳格化、走塁妨害改正の3つが加わりました。

まとめ:2026年のMLBは「ルールを知るほど面白い」

2026年のMLBで導入された新ルール・厳格化されたルールをまとめます。

  1. ABSチャレンジ:各チーム2回、打者・投手・捕手が2秒以内に申告。成功率はチームで差がつきはじめている
  2. コーチャーズボックス厳格化:ベースコーチは投球中はボックス内に待機。2度目の違反で退場

2023年のピッチクロック・シフト禁止・ベース拡大から始まったMLBのルール改革は、2026年のABSチャレンジで新たな段階へ入りました。

「審判に判定の異議を唱えられない」「野球は時間がかかる」

そんなイメージは過去のものになりつつあります。

新ルールを頭に入れて観戦すると、チャレンジの一場面ひとつ取っても、選手がどんな判断をしているかがリアルに伝わってきます。

MLBをもっと楽しみたい方は、ぜひ今シーズンの配信にも注目してみてください。

MLBをリアルタイムで観るならAmazon Prime Videoが最もアクセスしやすい選択肢のひとつです🔽

最後までお読みいただきありがとうございました。

本記事が参考になれば幸いです。

ABSシステム導入の背景や仕組みはこちらの記事で解説しています🔽


コメント