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皆さん、こんにちは!Chanです。
ドジャースの怪我人が、今年も多い。
2026年のドジャースは開幕から故障者が相次ぎ、故障者リスト(IL)へ名を連ねた選手は延べ25名以上。9月18日時点でも12名が離脱中です。
正捕手スミス、グラスナウ、ブービッチらが相次いで戦列に戻った一方で、大谷翔平が9月11日に右上腕二頭筋の炎症でIL入りしました。パヘスの骨折、佐々木朗希のマメによる離脱も重なり、ポストシーズンを目前に再び負傷者が増えています。
この記事では、FanGraphsのILトラッカーをもとに2026年シーズンの最新故障者情報を網羅的にまとめます。
さらに、単なる怪我リストにとどまらず、WAR(Wins Above Replacement)の観点から各選手の離脱がチームにどれだけのダメージを与えるかを数値で示します。
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【最新】2026年ドジャース故障者リスト一覧
MLB公式ロースター(2026年9月18日時点)をもとに、現在故障者リスト(IL)入りしている全選手を掲載します。
野手(Position Players)
| 選手名 | ポジション | IL種別 | 故障内容 | 故障日 |
|---|---|---|---|---|
| 大谷翔平 | DH(二刀流) | 15日IL | 右上腕二頭筋の炎症 | 2026.9.8 |
| アンディ・パヘス | CF | 10日IL | 左手の骨折 | 2026.8.22 |
| ダルトン・ラッシング | C | 10日IL | 右肘の違和感(9/1復帰後に再離脱) | 2026.9.5 |
投手(Pitchers)
| 選手名 | 役割 | IL種別 | 故障内容 | 故障日 |
|---|---|---|---|---|
| 佐々木朗希 | 先発 | 15日IL | 右手中指のマメ | 2026.8.27 |
| エドウィン・ディアス | リリーフ | 15日IL | 首の炎症(9/6よりリハビリ登板中) | 2026.8.18 |
| エドガルド・ヘンリケス | リリーフ | 15日IL | 腰の違和感 | 2026.9.14 |
| エリック・ラウアー | 先発 | 60日IL | 左肘の炎症 | 2026.9.2 |
| ギャビン・ストーン | 先発 | 60日IL | 肩炎症(9/9よりリハビリ登板中) | 2026.2 |
| ベン・カスペリアス | リリーフ | 60日IL | 肩の炎症 | 2026.4.12 |
| ジェイク・カズンズ | リリーフ | 60日IL | トミー・ジョン手術(9/2よりリハビリ登板中) | 2025.6.18 |
| ブルスダー・グラテロル | リリーフ | 60日IL | 背中の手術(肩のリハビリ中に再故障) | 2026.5.31 |
| ウィル・クライン | リリーフ | 60日IL | 右肘の違和感(9/2に60日ILへ移行) | 2026.8.1 |
MLB公式ロースター(2026年9月18日時点)をもとに作成。選手の状況は随時変化します。最新情報はFanGraphsまたはMLB公式サイトをご確認ください。
主力離脱でどれだけ痛い?WAR損失で見る影響度
WAR(Wins Above Replacement)とは、選手がいなかった場合と比べてチームに何勝分貢献したかを示す指標です。
たとえばWAR 4.9のベッツは「1シーズンを通じてチームに約5勝分の価値をもたらす選手」ということになります。
WAR 3.0 ≒ 約3勝分の貢献
WAR 5.0 ≒ オールスター級の実力者
WARの詳しい解説はこちらの記事からどうぞ🔽
ここからは、怪我した選手一人ひとりのrWAR(2025年シーズン参考値)と照らし合わせながら、チームへの影響を掘り下げます。
野手のWAR損失
| 選手名 | 参考rWAR(2025) | 影響度 | コメント |
|---|---|---|---|
| 大谷翔平 | 7.7 | 🔴 大 | 2025年は打6.6+投1.1の二刀流合算。今季は7月3日以降登板がなく打者に専念していましたが、9月8日から右上腕二頭筋の炎症で離脱。打線の中心が抜ける影響は現IL選手の中で最大です |
| アンディ・パヘス | 3.7 | 🔴 大 | 中堅守備の要。8月22日に左手を骨折して離脱し、外野の守備範囲が大きく落ちています |
| ダルトン・ラッシング | 0.2 | 🟢 小 | 9月1日に一度復帰しましたが、9月5日に右肘の違和感で再離脱。正捕手スミスが9月1日に戻ったため、捕手の穴は埋まっています |
投手のWAR損失(主要選手)
| 選手名 | 参考rWAR(2025) | 影響度 | コメント |
|---|---|---|---|
| エドウィン・ディアス | 3.1 | 🔴 大 | 守護神の離脱でブルペン運用に直撃。7月29日に一度復帰したが、8月18日に首の炎症で再びIL入り。9月6日からリハビリ登板中です |
| エリック・ラウアー | 2.3 | 🟡 中 | 5月にブルージェイズから加入し、先発18試合を含む22登板。9月2日に左肘の炎症で離脱し、60日ILへ移行しました |
| 佐々木朗希 | 0.2 | 🟢 小 | 先発ローテの一角。8月27日に右手中指のマメで離脱。故障の性質上、長期化はしにくいと見られます |
主力選手のWAR損失を合算すると推定17以上。
「17勝分の戦力が欠けている」状態です。
このうち大谷翔平の7.7が突出しており、1人で半分近くを占めます。それでもドジャースはナ・リーグ西地区の首位を走っており、選手層の厚さがよく表れています。ただし大谷の離脱はポストシーズンに直結するため、復帰時期が最大の焦点です。
各選手の怪我の詳細と復帰シナリオ
大谷翔平(右上腕二頭筋の炎症・15日IL ⚠️ 9/8〜 NEW)
大谷翔平が9月11日、右上腕二頭筋の炎症で15日ILに登録されました(9月8日にさかのぼっての登録・MLB公式の公示で確認)。最終出場は現地9月7日のレッズ戦です。
大谷は左膝の影響で7月3日を最後に登板がなく、打者に専念していました。今季は134試合で30本塁打・打率.277・OPS.902を記録しており、打線の中心を担っていた中での離脱です。
2025年の参考WARは7.7(打6.6+投1.1)で、現在IL入りしている選手の中では突出しています。15日ILの期限を迎えるのは現地9月23日以降で、レギュラーシーズンは9月27日に終わります。
復帰時期は発表されていません(9月18日時点)。右上腕二頭筋は投球にも関わる部位のため、ポストシーズンに向けて慎重な判断になるのではないでしょうか。大谷の今季の二刀流の成績は、こちらでまとめています。

アンディ・パヘス(左手の骨折・10日IL ⚠️ 8/22〜 NEW)
中堅手のアンディ・パヘスが、8月22日に左手の骨折で10日ILに登録されました(MLB公式の公示で確認)。
今季は128試合で21本塁打・打率.272・OPS.796を記録し、2026年のrWARでもMLB14位(5.6)に入る中堅守備の要でした。2025年の参考WARは3.7です。
骨折という故障の性質上、10日ILとはいえ短期での復帰は見込みにくい状況です。復帰時期は発表されていません(9月18日時点)。
ムーキー・ベッツ(腹斜筋肉離れ・✅復帰済み)
打線のキーであり、遊撃手として貢献度の高いベッツが、4月4日に腹斜筋肉離れでIL入りしましたが、5月11日のジャイアンツ戦で復帰を果たしました。
腹斜筋の故障は全治の見通しが立てにくいことで知られています。
2〜4週間で復帰できるケースもあれば、再発して長期化するケースもあり、焦って復帰を急ぐと悪化するリスクが高い部位です。デーブ・ロバーツ監督も「重症ではないが、軽症でもない」とコメントしています。
2025年の参考WARは4.9。
これは「ベッツが1シーズン通してチームに約5勝をもたらす」水準であり、離脱1ヶ月でおよそ1〜2勝分の損失が見込まれます。
📢 【5/15更新】5月11日のジャイアンツ戦で見事に戦列復帰を果たしました。リハビリ出場(AAAオクラホマシティ)を経て、37日ぶり(約5週間)に実戦復帰。
トミー・エドマン(足首手術から復帰)
昨年11月に右足首の手術を受け、開幕に向けてリハビリを続けてきたエドマン。
当初は10日ILでの登録でしたが、チャーリー・バーンズを40人枠に加えるための枠確保を目的に60日ILへ移行されました。
ロスター上の都合による移行であり、怪我の悪化を示すものではありません。
5月26日からマイナーでのリハビリ出場(rehab assignment)を経て、現地6月17日(日本時間6月18日)の試合からメジャーに復帰しました。
約7か月に及んだ右足首のリハビリを終え、二塁・遊撃・外野を守れるユーティリティとして戦列に戻ります。
2025年参考WAR 1.1を誇る万能内野手であり、二塁・遊撃・外野と複数ポジションをこなせるユーティリティ性は代役が効きません。
レギュラー陣が揃っていてもエドマンが担う「守備の保険」はチームにとって極めて大きく、ゲームプランの自由度に直結します。
キケ・ヘルナンデス(腹斜筋の張り・✅復帰済み)
昨年11月に肘手術を受け開幕から全休していたが、2026年5月25日に60日ILから復帰。
トリプルAで12試合のリハビリを経てアクティベートされ、サンティアゴ・エスピナルとのロスター入れ替えでチームに合流。
しかし5/25の復帰からわずか1日後、5/26に腹斜筋の張りにより10日ILへ再登録。
7月28日に故障者リストから復帰し、約2か月ぶりに戦列へ戻りました。参考WAR 0.2。
守備のユーティリティー性とポストシーズンでの強さはドジャースの大きな武器で、終盤戦に向けてベンチの層が厚くなりました。
テオスカー・ヘルナンデス(左ハムストリングの張り・✅復帰済み)
5月27日のロッキーズ戦、遊撃への内野ゴロで一塁へ全力疾走した際に左ハムストリングを痛め、2回途中で交代しました。
デーブ・ロバーツ監督は「Grade 1(軽度)の肉離れ」と説明しており、離脱期間は1〜3週間程度の見込みです。
5月29日に10日ILへ登録され、入れ替わりでマイナーから外野手のライアン・ウォードが昇格しました。
空いた左翼は、対左投手でアレックス・コール、対右投手でウォードを起用するプラトーンで穴埋めする方針です。参考WAR 1.5。
その後、約1か月の離脱を経て、現地6月29日(日本時間6月30日)のアスレチックス戦で戦列復帰しました(2打数2安打)。打線の中軸を担う長打力が戻ったことは、チームにとって大きなプラスと言えるのではないでしょうか。
ウィル・スミス(首の炎症・✅9月1日復帰)
正捕手のウィル・スミスが首の炎症のため、6月8日付で10日ILに登録されました(負傷日は6月5日)。
その後60日ILへ移行し、長期の離脱となりました。8月25日からマイナーでのリハビリ出場を経て、9月1日に60日ILから復帰しています(MLB公式の公示で確認)。約3か月ぶりに正捕手が戻り、捕手陣の不安は大きく和らぎました。
スミスの離脱中には控えのダルトン・ラッシングも右肘の炎症で離脱し(次項)、ドジャースはトレードデッドラインでベン・ロートベット(メッツ)とハンター・フェドゥーシア(レイズ)の捕手2人を緊急補強していました。スミスの復帰と同じ9月1日、ロートベットはDFA(40人枠から外す措置)となっています。
ダルトン・ラッシング(右肘・⚠️9/5〜再離脱)
スミスの離脱中に正捕手格を務めていたダルトン・ラッシングが、8月3日付で右肘の炎症によりIL入りしました。
MLB公式の公示は「右肘の炎症」ですが、FanGraphs RosterResourceは靭帯損傷とみて「2026年シーズン中の復帰は不透明」と伝えています。診断名について両者の情報が食い違っており、復帰時期を含めて続報を待つ状況です。
その後9月1日に10日ILから復帰しましたが、わずか数日後の9月5日付(9月6日発表)で右肘の違和感により再びIL入りしました。同じ右肘での再離脱で、ポストシーズンに間に合うかは不透明です。正捕手スミスが戻っているため、捕手の頭数という点では影響は限定的です。
ブレイク・スネル(肘手術・✅8月11日復帰)
サイ・ヤング賞を2度受賞している左腕は今季、肩疲労でIL入りしたまま開幕を迎えました。
3度のリハビリ登板を経て5月9日のブレーブス戦で今季初登板を果たしましたが、わずか数日後の5月17日に再びIL入りが発表されました。
肘の遊離体除去術を受けることが明らかになっています。
毎年のようにIL入りし稼働率に難があるスネルにとって、今季も苦しいシーズンとなりました。
📢 【5/19更新】5月9日のブレーブス戦で今季初登板を果たすも、5月17日付でIL入りし、その後60日ILへ移行。肘の手術(遊離体除去術)を受けるため、短期的な復帰は見込めない状況です。
📢 【8/22更新】 7月18日からのリハビリ登板を経て8月11日に復帰し、8月17日の登板では6回を投げました。スクーバル加入とあわせ、先発ローテーションは終盤に向けて厚みを取り戻しています。
タイラー・グラスナウ(腰部痙攣・✅8月25日復帰)
5月6日(日本時間7日)のアストロズ戦に先発したグラスナウが、2回の投球練習中に腰に異変を訴え、わずか19球で緊急降板。15日ILに登録されました。
本人は試合後、「ウォームアップの1球を投げたら急に全部が抜けるような感覚だった。
ぎっくり腰のような痙攣で、深刻なものではない。高校時代から年に数回経験していて、長引くものではないと思う」と軽症を強調しています。
デーブ・ロバーツ監督は当初「IL入りになるとは思っていない」と述べ、本人も2週間程度での復帰に自信を見せていました。
しかしその後症状が長引いたことやロスター事情もあり、60日ILへ移行。8月4日からのリハビリ登板を経て、8月25日に60日ILから復帰しました(MLB公式の公示で確認)。約3か月半ぶりにローテーションへ戻っています。慢性的な故障持ちの体質だけに、ポストシーズンに向けて慎重な起用が続きそうです。
クリス・ブービッチ(肘の張り・✅9月16日復帰・トレード加入)
8月3日にロイヤルズから獲得した左腕ブービッチは、5月14日から60日IL中のままの加入です。今季は開幕から好投していましたが、肘の張りで離脱していました。
9月1日からマイナーでのリハビリ登板を経て、9月16日に60日ILから復帰しました(MLB公式の公示で確認)。故障中の選手を獲得し、シーズン終盤に戦力化する——ドジャースらしい補強が実を結んだ形です。
ランドン・ナック(右肋間筋損傷)✅復帰済み
3月13日から右肋間筋損傷で60日IL入りしていましたが、7月中旬にアクティブロースターへ復帰しました。
右肋間筋の損傷は投球動作への影響が大きく長期離脱となりましたが、無事に復帰。手薄だった先発陣にとって明るい材料です。
2024年に頭角を現した若手先発だけに、ここからのローテーション争いでのアピールに期待がかかります。
ギャビン・ストーン(肩炎症・60日IL)
2025年の再建手術後の右肩の炎症により、60日間のILに入っています。
2026年3月に回復の遅れを経験しましたが、画像診断で構造的な損傷は見られませんでした。
現在はスローイングプログラムを再開しており、5月下旬〜初夏頃の復帰を目指しています。
📢 【9/18更新】8月6日からのリハビリ登板に続き、9月9日からマイナーでのリハビリ登板を再開しました(MLB公式の公示で確認)。2月からの長期離脱ですが、ポストシーズンでの戦力入りを目指しています。
佐々木朗希(右手中指のマメ・15日IL ⚠️ 8/27〜 NEW)
先発ローテーションの一角を担っていた佐々木朗希が、8月27日に右手中指のマメで15日ILに登録されました(MLB公式の公示で確認)。
今季は23試合に先発して5勝5敗・防御率4.60。故障の内容はマメで、関節や靭帯の故障とは性質が異なります。
15日ILの期限はすでに過ぎていますが、9月18日時点で復帰は発表されていません。マメは投球を再開すると再発しやすいため、慎重に調整が進められているとみられます。
エドウィン・ディアス(首の炎症で再IL ⚠️ 8/18〜・リハビリ登板中)
守護神エドウィン・ディアスは4月22日にIL入りしています。
右肘の遊離体除去手術——これは肘関節内に生じた骨や軟骨の断片を除去する処置です。
7月29日に一度は復帰し、約3か月ぶりにブルペンへ戻りました。
ところが8月18日、今度は首の炎症で再び15日IL入りとなりました(MLB公式の公示で確認)。その後9月6日からマイナーでのリハビリ登板を開始しており、ポストシーズンに向けた復帰が見えてきています。守護神が戻れるかどうかは、10月のブルペン運用を大きく左右しそうです。
エヴァン・フィリップス(トミー・ジョン手術・✅復帰済み)
2025年6月にトミー・ジョン手術を受けていましたが、リハビリを終えて復帰しました。
7月時点でメジャーに復帰し、ブルペンに加わっています。
ジェイク・カズンズ(トミー・ジョン手術・60日IL)
同じく2025年6月にトミー・ジョン手術。
肘の再建手術からのリハビリを続けてきましたが、9月2日からマイナーでのリハビリ登板を開始しました(MLB公式の公示で確認)。約1年3か月ぶりの実戦復帰が近づいています。
ブルスダー・グラテロル(背中の手術・60日IL)
2024年11月の肩手術からのリハビリ中だった5月に背中を痛め、2026年6月に背中の手術を受けました。復帰への道のりは振り出しに戻った形で、今シーズン中の登板は微妙な情勢です。
2年連続で長期離脱となる悔しい状況ですが、本人はSNSで「また転んだが、ここにとどまるつもりはない」と前を向いています。
ボビー・ミラー(肩痛・✅9月5日復帰)
2026年2月から肩痛でIL入り。現在はマウンドからの投球に向けて調整中。
復帰可能となる最短日は5月下旬で、復帰後はリリーフ役に転向する可能性があります。
📢 【9/18更新】8月5日からのリハビリ登板を経て、9月5日に60日ILから復帰しました(MLB公式の公示で確認)。その後はメジャーとマイナーを行き来しながら起用されています。
セス・ハルボーセン(肩の炎症・✅7月21日復帰)
リリーフのセス・ハルボーセンが肩の炎症のため、7月1日付で15日ILに登録されました(負傷日は6月30日)。
リハビリを経て7月21日に復帰しました(FanGraphs RosterResource)。ロッキーズからのトレード加入直後に離脱していましたが、ブルペンの戦力として戻っています。
ジャスティン・ウロブレスキー(前腕の炎症・✅9月1日復帰)
先発の一角を担っていたジャスティン・ウロブレスキーが、8月16日付で左前腕の炎症により15日IL入りしました。
8月29日からのリハビリ登板を経て、9月1日に15日ILから復帰しています(MLB公式の公示で確認)。離脱期間は約2週間と短く済みました。
ブロック・スチュワート(✅8月19日復帰)とウィル・クライン(60日IL)
ブロック・スチュワートは7月28日に今季3度目のIL入りとなりましたが、8月19日に復帰しました(MLB公式の公示で確認)。
一方でウィル・クラインは8月1日に右肘の違和感で15日IL入りし、9月2日に60日ILへ移行しました(MLB公式の公示で確認)。60日ILへの移行により、レギュラーシーズン中の復帰はなくなりました。なお同じ9月2日には、6月から60日ILにいたブレイク・トライネンが復帰しています。
エリック・ラウアー(左肘・60日IL)とエドガルド・ヘンリケス(腰・15日IL)NEW
5月にブルージェイズから加入したエリック・ラウアーは、先発18試合を含む22登板で8勝を挙げていましたが、9月2日に左肘の炎症で15日IL入り。9月11日には60日ILへ移行し、レギュラーシーズン中の復帰はなくなりました。
リリーフのエドガルド・ヘンリケスは、61登板・防御率2.85とブルペンを支えていましたが、9月14日に腰の違和感で15日IL入りしました(いずれもMLB公式の公示で確認)。ディアスの離脱が続くなかで、ブルペンの駒がさらに減った形です。
それでもドジャースが強い理由——選手層とIL戦略の秘密
故障者リスト(IL)の種別まとめ
60日ILが「ドジャース強さ」のカギ
野手向け軽傷
▸ 最短10日間の離脱
▸ 随時復帰できる柔軟な運用
2026年 該当選手
パヘス・ラッシング
投手向け軽傷
▸ 最短15日間の離脱
▸ 投手登板管理にも活用
2026年 該当選手
大谷翔平・佐々木朗希・ディアス・ヘンリケス
重傷・長期離脱
▸ ファームの有望株を昇格可能
▸ 最低60日間の離脱が条件
2026年 該当選手(現在6名)
ストーン、カズンズ、グラテロル、ラウアーら(計6名)
60日ILへの移行は「長期離脱の宣言」であると同時に、追加選手を補充するための枠確保という意味を持ちます。
ドジャースは離脱者が出るたびに素早く代替選手を補充する体制を整えています。
今季はスネル・グラスナウ・スミス・グラテロルをはじめ延べ15名以上が60日ILを経験しました。9月18日時点でも6名が60日ILに在籍しており、ドジャースは40人枠に追加で6枠の空きを確保しています。離脱が相次ぐ中でも、ファームの有望株や補強選手を機動的に登録できる体制を保っています。
これを活用してファームの有望株を次々と昇格させる。
これが「怪我人が多くても勝てるチーム」の仕組みです。
ドジャースIL戦略フロー
怪我人が多くても勝てる仕組み
主力選手がIL入り
怪我・故障が発生する
60日ILへ移行
40人枠が1枠空く → 代替選手を追加登録できる
ファームから有望株を昇格
他球団ならスター級の選手層が控えている
戦力を維持・地区上位をキープ
怪我人だらけでも順位が落ちない
主力が復帰 → さらに戦力強化
6月以降に主力が揃い、ポストシーズンに向けてピークアップ。このサイクルを毎年繰り返す。
さらに根本的な強さは、「他球団ならスターター格」という圧倒的な選手層にあります。
ベッツが抜けた打線を補う選手、ディアスが不在のブルペンを支える投手。
それぞれのポジションに複数の候補が控えているチームは、30球団の中でもドジャースだけといっても過言ではありません。
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怪我人の復帰戦、苦しいローテーションを支える山本由伸や大谷翔平の熱投。
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復帰シナリオと今後の戦力予測
ここからは5月時点に立てた復帰シナリオと、その答え合わせです。あわせて9月18日時点の見通しも整理します。
時期別に整理します。
復帰シナリオの記録(5月時点の予測と、その後の結果)
※5月時点の予測図に結果を追記した記録です。ストーンとグラテロルの復帰は後半戦以降にずれ込んでいます
第1波:5月上旬〜中旬(短期復帰組)
最もインパクトが大きいのはムーキー・ベッツの復帰です。
実際に5月11日に戦列復帰を果たし、打線に大きなインパクトをもたらしています。
WAR約5.0の選手が打線に戻り、チームの得点力向上が大きく期待されます。
エドマンも現地6月17日(日本時間6月18日)に復帰し、さらにテオスカー・ヘルナンデスも現地6月29日(日本時間6月30日)に復帰するなど、ベッツに続いて野手陣は戦力が戻りつつあります。さらに7月28日にキケ・ヘルナンデス、7月29日にエドウィン・ディアスが復帰し、野手・ブルペンの両方に駒が戻ってきました。その後、スネル(8月11日)とグラスナウ(8月25日)も復帰し、先発陣も立て直されました。
第2波:5月下旬〜6月(中期復帰組)
当時は、スネル・グラテロルらが戻ることで先発・ブルペン両面が整うという見立てでした。実際にはスネルの復帰は後ろ倒しになり、グラテロルは6月に背中の手術を受けて今季中の復帰が微妙になっています。
第3波:夏以降(長期離脱組)
現在活躍している選手の中からも怪我人や不調の選手も出てくるでしょう。
ポストシーズンに向けて終盤に復帰した選手と入れ替えるという戦略は十分に考えられます。
シーズン序盤は「怪我人だらけで大丈夫?」という状態でしたが、8月以降にスネル・グラスナウ・スミス・ブービッチが相次いで復帰し、トレードでスクーバルも加わりました。ところが9月に入り、大谷翔平(右上腕二頭筋の炎症)・パヘス(左手の骨折)・佐々木朗希(マメ)が離脱。ポストシーズン直前に再び主力が抜ける展開となっています。レギュラーシーズンは現地9月27日に終わるため、大谷が15日ILの期限(現地9月23日以降)で戻れるかが最大の焦点です。
毎年この流れを繰り返すドジャースにとって、「シーズン前半を乗り切り、ポストシーズンにピークを持っていく」という戦略が見え隠れします。
各選手のWARが実際にランキングにどう影響しているか、2026年シーズンのリアルタイムWARランキングも合わせてチェックしてみてください。

ドジャースの次世代を担う若手選手が気になる方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

故障者が続出するドジャースにとって、トレードデッドラインでの補強は急務。8月3日のトレードデッドラインで動いた移籍市場の結果を詳しく解説しています👇

日本人選手の最新のケガ・離脱状況と復帰の見込みは、こちらの記事で毎週まとめています。

よくある質問(FAQ)
Q. 2026年のドジャースは何人が故障者リストに入っていますか?
A. 9月18日時点で12名です(投手9名・野手3名)。シーズンを通してIL入りした選手は延べ25名を超えています。MLB公式の40人枠ロースターで確認した数字で、この記事では随時更新しています。
Q. ウィル・スミスは復帰しましたか?
A. 9月1日に復帰しています。6月5日に首の炎症で離脱し、60日ILへ移行していましたが、8月25日からのリハビリ出場を経て約3か月ぶりに戦列へ戻りました(MLB公式の公示で確認)。
Q. 大谷翔平は故障者リストに入っていますか?
A. 入っています。9月11日に右上腕二頭筋の炎症で15日ILに登録されました(9月8日にさかのぼっての登録・MLB公式の公示で確認)。最終出場は現地9月7日です。投手としては左膝の影響で7月3日を最後に登板がなく、打者に専念していた中での離脱でした。復帰時期は発表されていません。詳しくは大谷翔平の二刀流記事でまとめています。
Q. 60日ILと15日ILは何が違いますか?
A. 最低何日間、試合に出られないかの違いです。15日ILは登録から15日、60日ILは60日が最短の復帰日になります。60日ILに入れた選手は40人枠から外れるため、球団は空いた枠に別の選手を入れられます。ドジャースがこの枠を使い切って選手を入れ替えるのは、毎年の恒例になっています。
Q. 怪我人が多いのにドジャースが強いのはなぜですか?
A. 控え選手の質が高いことと、60日IL枠を使ったロスター運用が理由です。主力が抜けてもファームから即戦力を昇格させられるため、勝率が大きくは落ちません。この記事の「それでもドジャースが強い理由」で詳しく解説しています。
まとめ
- 9月18日時点のIL入りは12名(投手9名・野手3名)。スミス・グラスナウ・ブービッチ・ウロブレスキーらが復帰した一方、新たに主力の離脱が相次いでいます
- 最大の懸念は大谷翔平。9月11日に右上腕二頭筋の炎症で15日IL入りしました(9月8日にさかのぼっての登録)。レギュラーシーズン終了が迫る中、ポストシーズンに間に合うかが焦点です
- 野手ではパヘスも骨折で離脱。8月22日に左手を骨折しており、中堅守備の要を欠いています。捕手は正捕手スミスが9月1日に戻った一方、ラッシングが右肘で再離脱しました
- 投手は復帰と離脱が交錯。佐々木朗希がマメで、ラウアーが左肘で離脱。守護神ディアス・ストーン・カズンズはリハビリ登板中で、ポストシーズンでの戦力入りを目指しています
- WAR損失は主力6人で約17.5。それでも地区首位を維持できているのは、厚い選手層と60日IL枠を使ったロスター運用があればこそです
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参考にしたサイト
- FanGraphs
- Baseball Reference
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