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みなさん、こんにちは!Chanです。
打者の打撃貢献度を図る指標としてOPSやwRC+が有効です。
球場差を補正したうえで、得点創出力をリーグ平均(=100)と比較できるこの数字を追えば、シーズン序盤の本物の強打者が浮かび上がってきます。
本記事では、FanGraphsの最新データをもとにMLBのwRC+&OPSランキングTOP20をまとめました。
2026年に鮮烈なMLBデビューを飾った村上宗隆をはじめ、大谷翔平・岡本和真・鈴木誠也ら日本人選手の最新成績もまとめて確認できます。
wRC+・OPSとは?なぜこの指標を追うべきか
ランキングに入る前に、2つの指標について簡単に整理しておきます。
「知ってるよ」という方は次のセクションまで読み飛ばしてもOKです。
wRC+(Weighted Runs Created Plus)の読み方
wRC+(Weighted Runs Created Plus)は、打撃によってどれだけ得点を生み出したかを示す指標です。
最大の特徴は「100が常にリーグ平均」という設計。
wRC+150なら平均の1.5倍の打撃貢献度、と直感的に読めるのが最大の魅力です。
さらに、球場ごとの打者有利・不利(パークファクター)を補正しているため、狭い球場でプレーする選手もフラットに比較できます。
wRC+はこちらの記事で詳しく解説しています🔽
OPS(出塁率+長打率)との使い分け
OPS(On-base Plus Slugging)は出塁率(OBP)と長打率(SLG)を足したシンプルな指標で、日本語メディアでも普及し始めました。
計算が容易な分、長距離打者の状態を把握するのに向いています。
一方でOPSには球場補正が入らないという弱点があります。
OPSはこちらの記事で解説しています🔽
同じOPS .900でも、打者天国で記録したものとピッチャーズパークで記録したものでは、実力が異なります。この点を補うのがwRC+です。
2つの使い分け
- 速報・試合の感触を掴むなら → OPS
- 選手の本質的な打撃力を比較するなら → wRC+
📖 wRC+の詳しい計算方法・解説はこちらの記事をご参照ください🔽
2026年MLB wRC+ランキング TOP20
全体TOP20(ア・リーグ+ナ・リーグ合算)
シーズンも折り返しに近づき、驚異的な数字を残す選手が上位に並んでいます。
| # | 選手名 | チーム | 試合 | HR | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS | wRC+ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ヨルダン・アルバレスTOP | アストロズ | 100 | 33 | .324 | .432 | .651 | 1.083 | 192 |
| 2 | ベン・ライスTOP | ヤンキース | 95 | 29 | .281 | .372 | .594 | .966 | 164 |
| 3 | フアン・ソトTOP | メッツ | 82 | 21 | .287 | .407 | .547 | .954 | 160 |
| 4 | ジェームズ・ウッド | ナショナルズ | 101 | 28 | .271 | .401 | .553 | .954 | 158 |
| 5 | ウィルソン・コントレラス | レッドソックス | 92 | 22 | .289 | .384 | .557 | .941 | 157 |
| 6 | ジュニア・カミネロ | レイズ | 99 | 29 | .285 | .374 | .559 | .933 | 154 |
| 7 | 大谷翔平日本人最高 | ドジャース | 96 | 22 | .287 | .396 | .534 | .930 | 150 |
| 8 | ニック・カーツ | アスレチックス | 92 | 20 | .266 | .405 | .497 | .902 | 148 |
| 9 | カイル・シュワーバー | フィリーズ | 97 | 33 | .251 | .367 | .556 | .923 | 148 |
| 10 | バイロン・バクストン | ツインズ | 76 | 25 | .275 | .331 | .576 | .907 | 147 |
| 11 | ピート・クロウ=アームストロング | カブス | 100 | 21 | .281 | .377 | .513 | .890 | 145 |
| 12 | ランディ・アロザレーナ | マリナーズ | 93 | 11 | .284 | .381 | .450 | .831 | 143 |
| 13 | ジョーダン・ウォーカー | カージナルス | 97 | 22 | .292 | .355 | .525 | .881 | 141 |
| 14 | ブライアン・レイノルズ | パイレーツ | 101 | 14 | .282 | .399 | .474 | .873 | 141 |
| 15 | ヤンディ・ディアス | レイズ | 95 | 13 | .311 | .388 | .470 | .858 | 140 |
| 16 | ライリー・グリーン | タイガース | 99 | 15 | .288 | .379 | .475 | .854 | 139 |
| 17 | カーティス・ミード | ナショナルズ | 84 | 17 | .262 | .354 | .516 | .870 | 138 |
| 18 | オットー・ロペス | マーリンズ | 97 | 9 | .335 | .368 | .505 | .873 | 136 |
| 19 | マックス・マンシー | ドジャース | 93 | 18 | .263 | .360 | .500 | .860 | 136 |
| 20 | マイク・トラウト | エンゼルス | 82 | 18 | .232 | .385 | .461 | .847 | 135 |
※データ出典:FanGraphs(2026年7月20日試合終了後時点)。最新値はFanGraphsリーダーボードでご確認ください。
日本人選手の順位まとめ
日本人選手のwRC+を一覧にまとめました。
| 選手 | チーム | wRC+ | MLB順位 | 評価 |
|---|---|---|---|---|
| 🔥 大谷翔平 | ドジャース | 150 | MLB7位 | wRC+150・規定打席では日本人最高の打撃成績 |
| 🔥 村上宗隆 | Wソックス | 148 | 参考値 | 20本塁打。7月10日に復帰も規定打席未満(7月20日時点) |
| 🔥 鈴木誠也 | カブス | 129 | MLB32位 | 後半戦も好調で数字を伸ばし、平均を大きく上回る水準に |
| 岡本和真 | ブルージェイズ | 113 | MLB67位 | 22本塁打はチームトップ級。パワーは健在 |
| 吉田正尚 | レッドソックス | 105 | 参考値 | 出番が限られるなか、平均前後の打撃水準を維持 |
※岡本・鈴木・吉田はTOP20圏外、村上は負傷離脱による規定打席未満のため参考値。FanGraphs(2026年7月20日試合終了後時点)。
2026年MLB OPSランキング TOP20
全体TOP20
| # | 選手名 | チーム | 打席 | BB% | K% | BB/K | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ヨルダン・アルバレスTOP | アストロズ | 438 | 15.1% | 17.1% | 0.88 | .324 | .432 | .651 | 1.083 |
| 2 | ベン・ライスTOP | ヤンキース | 406 | 12.1% | 23.2% | 0.52 | .281 | .372 | .594 | .966 |
| 3 | フアン・ソトTOP | メッツ | 352 | 17.0% | 13.4% | 1.28 | .287 | .407 | .547 | .954 |
| 4 | ジェームズ・ウッド | ナショナルズ | 474 | 17.1% | 29.3% | 0.58 | .271 | .401 | .553 | .954 |
| 5 | ウィルソン・コントレラス | レッドソックス | 380 | 9.7% | 24.7% | 0.39 | .289 | .384 | .557 | .941 |
| 6 | ジュニア・カミネロ | レイズ | 433 | 12.5% | 18.5% | 0.68 | .285 | .374 | .559 | .933 |
| 7 | 大谷翔平日本人最高 | ドジャース | 424 | 14.4% | 22.9% | 0.63 | .287 | .396 | .534 | .930 |
| 8 | カイル・シュワーバー | フィリーズ | 431 | 14.4% | 34.8% | 0.41 | .251 | .367 | .556 | .923 |
| 9 | バイロン・バクストン | ツインズ | 338 | 6.8% | 24.6% | 0.28 | .275 | .331 | .576 | .907 |
| 10 | ニック・カーツ | アスレチックス | 412 | 18.4% | 31.6% | 0.58 | .266 | .405 | .497 | .902 |
| 11 | ピート・クロウ=アームストロング | カブス | 436 | 11.2% | 26.1% | 0.43 | .281 | .377 | .513 | .890 |
| 12 | ハンター・グッドマン | ロッキーズ | 388 | 8.5% | 32.5% | 0.26 | .255 | .325 | .556 | .881 |
| 13 | ジョーダン・ウォーカー | カージナルス | 414 | 8.5% | 24.4% | 0.35 | .292 | .355 | .525 | .881 |
| 14 | マット・オルソン | ブレーブス | 434 | 9.9% | 24.2% | 0.41 | .267 | .341 | .534 | .875 |
| 15 | オットー・ロペス | マーリンズ | 419 | 4.8% | 14.1% | 0.34 | .335 | .368 | .505 | .873 |
| 16 | ブライアン・レイノルズ | パイレーツ | 439 | 14.6% | 23.2% | 0.63 | .282 | .399 | .474 | .873 |
| 17 | CJ・エイブラムス | ナショナルズ | 414 | 8.5% | 21.7% | 0.39 | .275 | .350 | .521 | .871 |
| 18 | カーティス・ミード | ナショナルズ | 314 | 11.1% | 18.8% | 0.59 | .262 | .354 | .516 | .870 |
| 19 | ブライス・ハーパー | フィリーズ | 425 | 14.6% | 20.5% | 0.71 | .258 | .365 | .497 | .862 |
| 20 | ジェイク・マッカーシー | ロッキーズ | 324 | 5.6% | 17.0% | 0.33 | .305 | .350 | .512 | .862 |
※データ出典:FanGraphs(2026年7月20日試合終了後時点)。最新値は FanGraphs リーダーボード でご確認ください。
※OPS順で並べ替えのため、wRC+順位と一部前後します。FanGraphs 7月20日時点。
注目選手ピックアップ:村上宗隆のOPSとwRC+
村上は20本塁打・OPS .907・wRC+148と、長打力で存在感を発揮しました。
スタットキャストの指標、Hard-Hit %やBarrel %は軒並みMLBでもトップクラスを誇り、数字にも反映されています。
wRC+上位打者の顔ぶれ
アルバレスがwRC+192で首位を独走
7月20日時点でwRC+リーダーはアストロズのヨルダン・アルバレスで、wRC+192を記録。ベン・ライス(164)、フアン・ソト(160)が続いています。アルバレスはOPS 1.083・本塁打33本で独走状態に入りつつあります。
OPSでもアルバレスが1.083でリーグトップ、ベン・ライスが.966で2位につけています。両リーグの実力者がハイレベルな争いを見せているのではないでしょうか。
それに続くのがジェームズ・ウッド(wRC+158)、コントレラス(wRC+157)、カミネロ(wRC+154)。両リーグから強打者たちが上位を占めています。
同じドジャースのアンディ・パヘスはOPS .800・wRC+119と、現在はTOP20圏外ながら打線を支えています。
また、ショートとしてはカンザスシティ・ロイヤルズのボビー・ウィットJr.が好調を維持。打撃だけでなく走塁・守備でも高い貢献を見せる「5ツールプレーヤー」として存在感を放っています。
ウィットJr.の打撃力をセイバーメトリクスで詳しく解説した記事はこちら:

大谷翔平はwRC+150で日本人最高をキープ
96試合・424打席で22本塁打。シーズン序盤の不振から立て直し、wRC+ランキングでも上位をキープしている大谷翔平。
OPS .930は3シーズン連続でOPS 1.000超えを記録してきた大谷の本来の数字にはやや届きませんが、リーグ上位の水準を保っています。
wRC+は150。平均的な打者より約50%上回る得点貢献度で、リーグ上位クラスに位置しています。
スタットキャストの指標を見ても、Barrel %・Hard-Hit % はMLB上位クラスと打球の質の高さは健在です。四球率(BB%)も14.4%と高く、出塁能力の高さがうかがえます。
開幕から二刀流に取り組むシーズンは2023年以来となるなか、打撃でも本来の姿を取り戻しつつあります。投打を両立しながら数字を伸ばしている点は、あらためて見応えがあるのではないでしょうか。
| 指標 | ヨルダン・アルバレス アストロズ(1位) |
大谷翔平 ドジャース |
|---|---|---|
| wRC+ | 192 | 150 |
| OPS | 1.083 | .930 |
| 本塁打 | 33本 | 22本 |
| 試合数 | 100試合 | 96試合 |
※FanGraphs(2026年7月20日時点)。色付きセルは各指標の上位者。
よくわかるセイバーメトリクス

wRC+は打撃に絞った指標ですが、守備や走塁まで含めて総合的に貢献度を測るとまた違った顔ぶれが見えてきます。打撃以外も合わせた総合評価であるWARのランキングはこちらでまとめています。

日本人選手のwRC+・OPS成績まとめ
村上宗隆(ホワイトソックス)の現在地 🔥
2026年、最も注目を集めるMLB1年目の日本人選手と言えば村上宗隆ではないでしょうか。
シカゴ・ホワイトソックスと2年総額3400万ドルで契約し、「MLBのピッチングに対応できるのか」と懐疑的に見られていたにもかかわらず、20本塁打・OPS .907・wRC+148という数字を残しています。5月末の負傷で約6週間離脱しましたが7月10日に復帰。7月20日時点では規定打席に届いていません。
wRC+148はMLBトップクラスの数字です。
開幕から約2ヶ月で、MLBのエリート打者と肩を並べたことになります。
- ルーキー量産ペース:57試合で20本塁打はMLB1年目として高水準のペース
- 四球の多さ:246打席で44四球(BB%17.9%はリーグ上位水準)と出塁技術も本物
- 三振率への懸念:一方で三振率32.5%と高く、修正が求められる弱点も抱えています
岡本和真(ブルージェイズ)の状況
トロント・ブルージェイズでシーズンをスタートした岡本和真。
パワーは健在で22本塁打・ISO .221を記録する一方、7月20日時点でOPS .764・wRC+113と、三振の多さ(K%30.3%)はなお課題です。
岡本には村上と同様に「日本での実績がMLBで通じるのか」という疑問が付き纏います。
長打力そのものは平均以上で、ハードヒット率やバレル率といった打球の質を示す指標は上位に位置しています。
三振率や空振り率が改善されれば、さらに成績は上向く可能性があります。
鈴木誠也の状況
WBC準々決勝での負傷により、開幕をIL入りして迎えた鈴木誠也。
復帰直後は好スタートを切り、一時は調子を落としたものの、7月20日時点で361打席16本塁打・OPS .834・wRC+129と、後半戦に入ってさらに数字を伸ばしています。
2025年シーズン、日本人右打者として初の30本塁打を記録した鈴木。
今シーズンは2年連続の30本塁打以上に期待がかかります。
FAQ(schema.org対応)
Q1:wRC+とはどういう指標ですか?100が平均ですか?
A1:wRC+(Weighted Runs Created Plus)は、打撃によってどれだけ得点を生み出したかを示す指標です。
100がリーグ平均に設定されており、例えばwRC+150なら「平均の1.5倍の打撃貢献度がある」と読めます。
球場差を補正しているため、異なる球団の打者を公平に比較できるのが最大の特徴です。
Q2:2026年シーズンのwRC+ランキング1位は誰ですか?
A2:7月20日時点では、アストロズのヨルダン・アルバレスがwRC+ 192でリーグ最高値を記録しています。ベン・ライス(164)、フアン・ソト(160)が続いています。
さらにジェームズ・ウッド(158)、コントレラス(157)、カミネロ(154)が続きます。
Q3:大谷翔平のwRC+は現在いくつですか? A3:wRC+ 150です。wRC+ランキングでは7位に入っており、スタットキャストでもBarrel %・Hard-Hit %ともに高い水準を維持しています。
本格的に状態を上げており、さらなる順位上昇が期待されます。
大谷翔平の2026年二刀流データをより詳しく知りたい方はこちら👇

まとめ
2026年7月20日時点のwRC+・OPSランキングをまとめます。
- wRC+トップ:ヨルダン・アルバレス(186)が首位、フアン・ソト(162)が2位
- 日本人最高wRC+:規定打席では大谷翔平がwRC+150(MLB7位)。村上宗隆はwRC+148ながら規定打席未満
- 大谷翔平:wRC+150・OPS .930とリーグ上位の水準にあり、打者として好調をキープ
- 岡本和真:序盤の苦戦から持ち直し、wRC+は平均超えまで回復
wRC+とOPSは、ホームラン数や打率だけでは見えない打者の本質的な貢献度を教えてくれます。
シーズンが進むにつれてサンプルが増え、数字の信頼性も高まります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が参考になれば幸いです。
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参考にしたサイト
FanGraphs
Baseball Savant
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