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みなさん、こんにちは!Chanです。
2026年のMLBも前半戦が終了し、3つの大きな個人タイトル――MVP・サイヤング賞・新人王のレースが見どころを迎えています。
ア・リーグはウィットJr.とアルバレスらによる大混戦、ナ・リーグはクロウ=アームストロングが独走しています。追っていた大谷翔平は9月8日からIL入りしました。
サイヤング賞はナ・リーグでミジオロウスキーとサンチェスが抜け出し、新人王では日本人の村上宗隆も有力候補の一人です。
この記事では、3賞の中間レースをFanGraphsのWARやwRC+といったデータをもとに、両リーグそろえて整理します。「今、誰がタイトルに近いのか」がひと目で分かる構成にしました。
※データはいずれも日本時間2026年9月18日時点(FanGraphs)のものです。
- 2026年 MVP・サイヤング賞・新人王の中間ランキング(ア・リーグ/ナ・リーグ)
- 大谷翔平・山本由伸・村上宗隆ら日本人選手の各賞での評価
- WAR・wRC+・FIPなどデータで読み解く有力候補
- シーズン後半戦に向けた注目ポイント
2026年MVP 中間レース|ア・リーグは大混戦、ナ・リーグはクロウ=アームストロングが独走
まずは最も注目度の高いMVPレースから。
打者の力を測る指標として、ここではWAR(Wins Above Replacement=打撃・守備・走塁をまとめて勝利数で表す総合指標)とwRC+(打撃による得点創出力。
100がリーグ平均で、150なら平均より50%多く得点を生み出している計算)を中心に見ていきます。
| 順位 | 選手 | チーム | WAR | wRC+ | 本塁打 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ボビー・ウィットJr. | ロイヤルズ | 6.5 | 122 | 18 | .811 |
| 2 | ヨルダン・アルバレス | アストロズ | 5.8 | 176 | 38 | 1.017 |
| 3 | ジュニア・カミネロ | レイズ | 4.9 | 146 | 40 | .899 |
| 4 | ディロン・ディングラー | タイガース | 4.8 | 112 | 27 | .766 |
| 5 | エゼキエル・デュラン | レンジャーズ | 4.8 | 118 | 17 | .772 |
ア・リーグは大混戦です。WARだけならロイヤルズの遊撃手ボビー・ウィットJr.が6.5で首位ですが、打撃内容ではヨルダン・アルバレス(wRC+176・38本塁打・OPS1.017)がリーグ最高。走攻守のバランスを取るか、圧倒的な打撃を取るかで票が割れそうです。
40本塁打のジュニア・カミネロ(WAR4.9)、捕手でWAR4.8のディロン・ディングラー、新人ながらWAR4.7のケビン・マゴニグルも射程圏内。なお昨季までの主役アーロン・ジャッジは肋骨の疲労骨折で離脱しており、レースから脱落しています。
| 順位 | 選手 | チーム | WAR | wRC+ | 本塁打 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ピート・クロウ=アームストロング | カブス | 10.0 | 157 | 41 | .946 |
| 2 | 大谷翔平(投打合算6.8・⚠️IL) | ドジャース | 3.8 | 142 | 30 | .902 |
| 3 | エリー・デラクルーズ | レッズ | 5.5 | 136 | 26 | .869 |
| 4 | オットー・ロペス | マーリンズ | 5.2 | 115 | 10 | .791 |
| 5 | ブライス・トゥラング | ブルワーズ | 4.9 | 122 | 18 | .795 |
※大谷のWARは打撃3.8+投球2.9の合算(投打二刀流のため)。大谷は9月8日から右上腕二頭筋の炎症でIL入りしています
ナ・リーグは形勢が変わりました。ピート・クロウ=アームストロング(カブス)がWAR10.0に到達し、独走状態に入りました。41本塁打・wRC+157に加え、中堅守備(OAA+25でMLB全体1位)と走塁でも大きく稼ぐ全方位型で、40盗塁まであと4個と「40-40」も見えています。
大谷翔平は打者としてWAR3.8(30本塁打・wRC+142)、投手として2.9を上積みし、合算で6.8。二刀流の価値は健在ですが、クロウ=アームストロングとは3.2の差がついています。さらに9月11日、右上腕二頭筋の炎症で15日IL入り(9月8日にさかのぼっての登録)となり、打者としての上積みも止まりました。MVP争いは実質的に決着した形です。
ナ・リーグMVPレースを走るピート・クロウ=アームストロングの成績は、こちらの記事で詳しく解説しています👇

2026年サイヤング賞 中間レース|ナ・リーグは2強、日本人2投手も上位
続いて投手のサイヤング賞です。投手の評価では、守備の影響を除いて投手本来の力を表すFIP(Fielding Independent Pitching。
見方は防御率と同じで、低いほど優秀)と、防御率(ERA)・WARを合わせて見ると実力が掴みやすくなります。
| 順位 | 選手 | チーム | 防御率 | FIP | WAR | 投球回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | キャム・シュリットラー | ヤンキース | 2.01 | 2.61 | 5.6 | 178.2 |
| 2 | ディラン・シース | ブルージェイズ | 2.40 | 2.47 | 5.5 | 161.1 |
| 3 | ドリュー・ラスマッセン | レイズ | 2.81 | 2.88 | 4.6 | 160.1 |
| 4 | パーカー・メシック | ガーディアンズ | 2.51 | 3.11 | 4.5 | 172.1 |
| 5 | リード・デトマーズ | エンゼルス | 3.32 | 3.03 | 4.4 | 168.0 |
ア・リーグはディラン・シース(ブルージェイズ)が首位に浮上しました。防御率2.28・FIP2.20・184奪三振と、内容ではリーグ最上位です。キャム・シュリットラー(防御率2.26・139.2回)が僅差で追い、投球回ではこちらが上回っています。
大きな変化は昨季のサイヤング賞投手タリク・スクーバルがドジャースへ移籍したことです。MLBの個人賞はシーズン終了時に所属するリーグで選考されるため、ア・リーグのレースからは事実上外れました。
| 順位 | 選手 | チーム | 防御率 | FIP | WAR | 投球回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ジェイコブ・ミジオロウスキー | ブルワーズ | 1.95 | 2.23 | 6.0 | 161.1 |
| 2 | クリストファー・サンチェス | フィリーズ | 2.79 | 2.72 | 5.8 | 187.1 |
| 3 | クリス・セール | ブレーブス | 2.18 | 2.28 | 5.6 | 157.0 |
| 4 | ヘスス・ルザード | フィリーズ | 2.87 | 2.78 | 5.5 | 178.2 |
| 5 | チェイス・バーンズ | レッズ | 2.73 | 3.09 | 4.4 | 148.1 |
| 6 | 山本由伸 | ドジャース | 2.62 | 3.33 | 4.3 | 172.0 |
| 7 | 大谷翔平 | ドジャース | 1.79 | 2.61 | 2.9 | 85.2 |
ナ・リーグはミジオロウスキー(WAR6.0)が首位に立ち、サンチェス(5.8)とセール(5.6)が追う展開です。
防御率1.63・FIP2.04・WAR5.1、そして195奪三振はリーグ最多。2位のクリストファー・サンチェス(WAR4.6・15勝)に着実に差をつけています。
サンチェスはリーグ最多の149.2イニングを投げて15勝4敗。勝ち星を重視する投票者からは支持を集めそうで、内容のミジオロウスキーとの対比が面白い構図です。
そして日本人投手2人も上位。
山本由伸は13勝8敗・防御率2.62・WAR4.3でリーグ7位。大谷翔平も投手として防御率1.79(85.2回)と質は最上位ですが、左膝の影響で7月3日を最後に登板がなく、投球回が伸びないためサイヤング賞争いからは後退しました。9月8日からは右上腕二頭筋の炎症でIL入りしており、今季の登板は14試合で終わる見込みです。
2026年新人王 中間レース|マゴニグルが先行、村上宗隆は巻き返しへ
ルーキーたちが競う新人王も見どころです。日本人では村上宗隆がア・リーグの候補に入っています。
| 順位 | 選手 | チーム | ポジション | 主な成績 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ケビン・マゴニグル | タイガース | 遊撃手 | wRC+125・16本塁打・WAR4.7 |
| 2 | パーカー・メシック | ガーディアンズ | 投手 | 防御率2.51・FIP3.11・WAR4.5 |
| 3 | コルソン・モンゴメリー | ホワイトソックス | 遊撃手 | 31本塁打・wRC+98・WAR3.0 |
| 4 | ニック・カーツ | アスレチックス | 一塁手 | wRC+139・21本塁打・WAR2.7 |
| 5 | 村上宗隆 | ホワイトソックス | 三塁手 | 31本塁打・wRC+127・WAR2.3 |
ア・リーグはタイガースの遊撃手ケビン・マゴニグル(wRC+125・16本塁打・WAR4.7)が先頭です。ただしガーディアンズの左腕パーカー・メシック(WAR4.5)が僅差で追っており、最終盤まで分からない情勢になっています。
2番手はガーディアンズの左腕パーカー・メシック(防御率2.57・WAR3.5)。投手からの新人王という展開もあり得ます。
村上宗隆は31本塁打・wRC+127とパワーは新人トップクラス。5月末の故障で約6週間を欠場したぶんWARは2.3にとどまりますが、復帰後も本塁打を積み重ねています。打率.207という数字をどこまで上げられるかが、逆転の条件になります。
| 順位 | 選手 | チーム | ポジション | 主な成績 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | チェイス・バーンズ | レッズ | 投手 | 15勝3敗・防御率2.73・WAR4.4 |
| 2 | JJ・ウェザーホルト | カージナルス | 内野手 | wRC+104・17本塁打・WAR4.4 |
| 3 | 岡本和真 | ブルージェイズ | 内野手 | 31本塁打・wRC+114・WAR2.8 |
| 4 | サル・スチュワート | レッズ | 内野手 | 31本塁打・wRC+119・WAR2.6 |
ナ・リーグはチェイス・バーンズ(レッズ・15勝3敗・WAR4.4)とカージナルスのJJ・ウェザーホルト(WAR4.4)が並ぶ接戦です。ウェザーホルトは守備と走塁で稼ぐタイプで、打撃指標(wRC+104)は控えめです。
2番手はレッズのチェイス・バーンズで、13勝2敗・防御率2.61・WAR3.5。勝ち星の見栄えが良く、投票では有利に働く可能性があります。メッツのノーラン・マクリーン、レッズのサル・スチュワート(25本塁打)が続きます。
日本人選手は各賞でどう評価されている?
2026年の日本人選手を、3賞の観点でまとめると次のようになります。
大谷翔平は投打二刀流で総合WAR6.8(打3.8+投2.9)。ただし9月8日から右上腕二頭筋の炎症でIL入りしています。
ナ・リーグMVPはクロウ=アームストロング(WAR10.0)に先行を許しましたが、依然として2番手。サイヤング賞でも上位に食い込む稀有な存在です。
山本由伸は13勝8敗・防御率2.62・WAR4.3でサイヤング賞争いのリーグ7位。ローテーションの軸として172イニングを投げ、安定感を示しています。
村上宗隆はメジャー1年目で31本塁打・wRC+127を記録し、新人王の有力候補です。約6週間の故障離脱を経て7月10日に復帰し、後半戦は本塁打を量産しています。
後半戦でどこまで上積みできるかが評価を左右しそうです。なお鈴木誠也は24本塁打・wRC+135・WAR4.3とカブスの中軸として存在感を示し、今永昇太も防御率3.88で162イニングを投げています。日本人選手の最新の故障状況は別記事でまとめています。
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タイトル争いと並んで、オールスター期のもう一つの見どころがホームランダービーですね。ジョーダン・ウォーカーが初出場で優勝し、村上宗隆も出場しました。結果の詳細はこちらの記事でまとめています。

今回の三賞予想はいずれもWARを軸に見てきましたが、その大本になる2026年の最新ランキングでは大谷翔平がfWAR・rWARともに単独首位に立っています。各部門のTOP10はこちらでまとめています。



まとめ|後半戦で各賞レースはどう動く?
2026年の3賞中間レースを振り返ると、ナ・リーグMVPはクロウ=アームストロングがWAR10.0で独走、大谷翔平は二刀流の6.8ながら9月8日からIL入りとなりました。ア・リーグMVPはウィットJr.とアルバレスを軸にした大混戦です。
サイヤング賞はナ・リーグでミジオロウスキーが抜け出し、ア・リーグはシースとシュリットラーの一騎打ち。新人王はマゴニグルが先行し、村上宗隆の巻き返しが焦点になります。
タイトル争いは後半戦の数字次第で大きく動きます。最新データを追いながら、ぜひ観戦を楽しんでみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が参考になれば幸いです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 2026年MVPの最有力候補は誰ですか?
ア・リーグはWAR6.5のボビー・ウィットJr.と、打撃指標でリーグ最高のヨルダン・アルバレス(wRC+176・38本塁打・WAR5.8)が競り合う大混戦です。ナ・リーグはピート・クロウ=アームストロングがWAR10.0で独走し、投打二刀流で総合WAR6.8の大谷翔平が続きますが、9月8日から右上腕二頭筋の炎症でIL入りしています。
Q2. 大谷翔平はMVPとサイヤング賞の両方を狙えますか?
A. 現時点ではどちらも難しい情勢です。投手としては防御率1.79と高水準ですが、7月3日を最後に登板がなく投球回が足りません。サイヤング賞はミジオロウスキー(WAR6.0)とサンチェス(5.8)が抜け出しています。MVPもクロウ=アームストロング(WAR10.0)に3.2差をつけられており、9月8日からは右上腕二頭筋の炎症でIL入りしたため、逆転は困難な状況です。
Q3. 村上宗隆は新人王を獲れますか?
31本塁打・wRC+127と打撃成績は新人トップクラスです。5月末の故障離脱から7月10日に復帰しており、先頭に立つケビン・マゴニグル(WAR4.7)をどこまで追い上げられるかが鍵になります。
参考・データ出典
・FanGraphs
・MLB.com
・Baseball Savant
※記事内の成績は2026年9月18日時点のものです。



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